いまロード中
×

今シーズン最後の公式戦も入賞者多数

今シーズン最後の公式戦も入賞者多数

◇第1回近畿学生フィギュアスケート競技大会◇2月17・18日◇大阪府立臨海スポーツセンター◇

[7・8級女子]
1位 白岩 100.35
5位 久保 73.73

[6級女子]
3位 滝野晴 62.43
7位 西田 59.76

[5・6級男子]
2位 酒井 55.84

[5級女子]
1位 岩本 53.36

[4級女子]
1位 久我 42.69
2位 稲葉 37.15
3位 伊葉 37.10
7位 南 30.10

[2級男子]
8位 鈴木賢 13.37

[2級女子]
3位 穂垣 17.39
9位 井上 16.68
17位 押川 14.02

[初・1級女子]
16位 佐藤 9.56
22位 丸尾 8.89

[新人戦男子]
6位 清水 9.61
9位 今津 8.62

[新人戦女子]
1位 吉岡 14.35
2位 前田 11.14

全日本、インカレを終え、いよいよシーズンも終わりを迎えるフィギュアスケート。4年生にとってはラストの公式戦となる近畿学生フィギュアスケート競技大会が行われた。卒業生も多く駆けつけ、より一体感のある大会に。多くの選手が入賞を果たした。

最初に行われた5級女子には、インカレで準優勝の岩本理彩(外4)が出場。激励されながら滑り出した。音が鳴り始めたと同時にターンをし、観客を引き込む。冒頭には、高さのある2回転のコンビネーションジャンプを決めた。最後まで優しく、包み込むようなスケーティングで、「To Believe」を祈りを込めるように表現。2位と差をつけ、首位でラストを飾った。

 

△岩本

続いて行われた6級女子には2名が登場。西田琴海(社2)は、「Yuri on ICE」を柔らかで丁寧な滑りを見せる。ジャンプは全て着氷させ、スパイラルやビールマンスピンも美しく決めた。滝野晴日(社2)は「Sometimes When It Rains」の曲に合わせてしなやか滑り出す。スピード感あるスピンも見せ、3位で表彰台に上った。

5・6級男子の酒井優真(環都4)。部員とハイタッチをしてリンクイン。インカレ入賞経験もある「007」を披露した。冒頭の3回転ジャンプを乱れながらも着氷させると、歓声が沸き起こる。手をついてしまう場面もあったが、仲間の声援を受けながら滑り切り、2位に。

△酒井

7・8級女子に出場の白岩優奈(文3)と久保智聖(人3)。2番手で登場した白岩は「The Mission」を披露した。柔軟性を生かしたスケーティングで演技スタート。安定感のある3回転ジャンプ、ダブルアクセル決めると、拍手が送られる。2つのスピンでレベル4を獲得。スプレッドイーグルなどのコレオシークエンスも見せ、会場を魅了する。終盤に転倒があったものの、2位と15点以上も引き離し、堂々の1位に輝いた。久保は、リンクをぎりぎりまで使って、大きく滑る。イーグルやスパイラルなど手足の長さを生かし、優雅に演技を続ける。「ラベンダーの咲く庭で」に合わせて滑り切り、5位入賞となった。

2日目の4級女子には、4名が出場。インカレ団体優勝の立役者の注目株である、久我悠月(経1)と稲葉晴佳(社1)もいる。稲葉は、「Baby God bless you」のメロディに乗りながら、優しさの中にある力強さを体現。転倒はあったものの、手を挙げたジャンプで加点し、2位につける。南安澄(文4)は、部員に送り出され、笑顔でスタート。「Everytime We Touch」のポップでノリの良い曲調に合わせて、滑り出す。転倒などあったが、美しいキャッチフットスパイラルを披露した。初のインカレで2位に入賞するなど、入部当初から活躍が止まらない久我。ジャズ調のリズムに合わせて、ジャンプを次々と着氷させた。伊葉優(商2)は、「ムーラン・ルージュ」の「Sparkling Diamonds」を選曲。ダンスの要素や持ち前の演技力を生かし、表現力豊かに踊り切った。

△南

2級男子に出場の鈴木賢次(シス理4)は、公式戦最後を飾るのにふさわしい「See You Again」を披露。観客席前でのイーグルは、リンクサイドを沸かせた。

△鈴木賢

2級女子には3名がエントリー。押川詩穂(文2)は独特な曲の世界観を見事に表現する。髪飾りを落としてしまうハプニングもあったが、丁寧な滑りを続けた。今まで初・1級に出場していた井上果穂(文2)も、今回は2級に級を上げて出場。「千と千尋の神隠し」の曲に合わせ、登場人物ハクのような衣装を身にまとう。転倒なく演技を終えた。穂垣舞佳(経3)は、「カルメン」の情熱的な雰囲気に合った演技で会場を魅了。全身を使ったしなやかなスケーティングを見せ、近畿学生と同じく3位で表彰台に。

続く初・1級女子は、短い時間ながら演技した。佐藤和奏(安全2)は、明るく軽快なリズムに乗せて、ジャンプをすべて着氷させる。まとまった演技を見せた。真紅の衣装をまとった丸尾有咲(安全2)は「ズートピア」の「Try Everything」に乗って滑り出す。終盤のスピンで転倒してしまったが、笑顔で終えた。

最後に行われた新人戦。今津駿介(情1)は、転倒があったものの、明るいポップな音に合わせる。清水颯秦(環都1)はクラシックに乗りながら、リンクを大きく使ったスケーティングを披露。今津、清水ともに、仲間に見守られながらスケートを楽しみながら滑り切った。吉岡理沙(商3)は、アラビア風の衣装に包まれ、「アラジン」の「Friend Like Me」をチョイス。アップテンポなリズムにに乗りながら、笑顔はじける演技を披露する。身体の柔らかさを生かしたY字スパイラルには、観客も拍手。前田ひなた(情1)は、「Problem」に合わせ、ダンスの要素も交えながら、軽快なスケーティングを見せる。約40名の出場者の中で、吉岡が1位、前田が2位に輝いた。

今シーズンラストの公式戦を終えたアイススケート部フィギュア部門。また来シーズン、さらなる成長を遂げて、リンクに舞い戻る。【文:貴道ふみ/写真:中吉由奈】

△集合写真

Share this content:

コメントを送信