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リーグ戦はまさかの3連敗で終幕

リーグ戦はまさかの3連敗で終幕

◇令和5年度関西学生リーグ第4週◇対立命大◇10月1日◇関西大学弓道場◇

【試合結果】
関大60-71立命大(全80射)

開幕戦での勝利以来、勝ちから遠ざかっている弓道部女子。1勝2敗でリーグ最終戦を迎えた。第3週の敗戦で優勝の可能性は完全消滅。だが、残留に向けては勝利が必要だった第4週は立命大と対戦した。しかしながら、結果は無念の黒星に。最終成績1勝3敗で残留争いの行方は第5週の他大学の試合結果に委ねられた。

関大の先発は、大前から植木鈴華(商4)、鈴木聖菜(経1)、小原沙輝(法4)、吉村涼(人3)。ここまで初立になかなか的中を伸ばせなかった関大だが、この日は食らいついていきたいところ。しかし、そんな思いとは裏腹に10中を記録し、相手にいきなり4中のリードを奪われる。

△植木

2立目は植木、鈴木、小原の皆中で15中を叩き出す。挽回したかに思われたが、相手も15中と健闘。簡単には差を縮めさせてもらえない。4中差のまま折り返しの3立目へ。

△鈴木

3立目でも植木、鈴木は皆中を達成。全体でも13中と8割を超える的中率を記録したが、相手はまたも15中。さらに、的中差を広げられてしまう結果となった。

△小原

勝つためには何としても差を詰めたい4立目。しかし、ここでまさかの9中を出してしまう。これには富田真央主将(文4)も「敗因は明らかに初立と4立目で数字が出なかったこと」と振り返った。相手はしっかり14中を記録し、最終立の前に11中差。かなり厳しい試合展開となってしまった。

△吉村涼

最終立では、吉村涼に代えて小田桐朱璃(商2)を投入。全体で13中となったものの、大きくついた差を埋めることはできず。リーグ戦は3連敗での終幕となった。

△小田桐

この結果を受けて、関大が順位決定戦か入れ替え戦のどちらかに出場することは決定。厳しい戦いになっているが、1部残留だけは絶対に達成しなければいけない目標だ。強い関大を来年以降にも継承するためにまずは残り試合で実力を発揮し、勝利をつかみ取る。【文/写真:大森一毅】

▼富田主将
「自分たちは勝つための数字を出すことを目標にしています。実力はあると思うので、相手がどうとかよりもそれを試合で出せるようにすることだけを意識して練習に取り組んできました。(試合を振り返って)敗因は明らかに初立と4立目で数字が出なかったことです。相手も的中を出していましたが、今日は自分たちに勝てなかったというところに尽きると思います。(選手起用について)リーグ戦は部員全員が選手になる可能性がある試合です。でも、試合に出ている人とそれ以外の人で実力が分れてしまっていて、部内での競争が足りないことが課題だと思います。リーグを振り返ってまだまだ甘かったと感じました。厳しい世界ということを分かった上でみんな頑張らないといけないと思っています。(リーグ4戦を終えて)最初の勝利も含めて、自分たちの満足のいく結果は出せませんでした。選手だけじゃなくて、それ以外の人も全員の意識から変えてチームの作り直しが必要だと思いました。(順位決定戦か入れ替え戦どちらかへの出場は確定したが)覚悟はしているし、やり切るしかないという気持ちです。残りの期間で強化してもう1度強くなって挑もうと話しました。1本差で勝つとかではなく、自分たちが目指している数字を出して確実に勝つという試合にしたいです。(今後に向けて)残りの試合は必ずチームを強くして挑みたいと思います。自分たちの満足できる勝ち方をして来年につなげたいです。1部に残らないと王座を目指すことすらできなくなるので、それは何としても避けてその中で関大の強さを見せつけられるようにしたいです」

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