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粘り強い守備で後期連勝発進!

粘り強い守備で後期連勝発進!

◇第101回関西学生リーグ後期第2節◇対大院大◇8月19日◇大阪学院大学・第2グラウンド◇

【前半】関大1ー0大院大
【後半】関大0ー0大院大
【試合終了】関大1ー0大院大

GK 山田和
DF 桑原、髙橋直、谷岡、吉村瑠
MF 堤、吉永、三木仁、真田
FW 百田、西村真

後期リーグ白星発進を決めた関大。第2節は大院大との吹田ダービーとなった。会場は大阪学院大学第2グラウンド。アウェーでの一戦にも関わらず多くの部員が応援に駆け付けた。前半、関大はCKから相手のオウンゴール(OG)を誘発し、先制に成功する。しかし、後半は一転して相手に攻め込まれる場面が目立つ。それでも、GK山田和季(社2)を中心に声をかけ合い、そのまま1-0で試合終了。今季初のウノゼロで4連勝となり、勝ち点を27に伸ばした。

関大はFW西村真祈(法4)がスタメンに復帰。前節、負傷交代したDF吉村瑠晟(経2)もスタートからの出場となった。

前半開始からリーグ戦3試合連続得点中のFW百田真登(経4)を起点に相手ゴールに迫る。MF堤奏一郎(社4)とのホットラインも健在でクロスから何度もゴールに襲いかかった。また、同じく右サイドのDF桑原航太(社1)も攻撃に加わるが、得点とはならない。

試合が動いたのは39分。CKを獲得し、キッカーはFW西村真。DF谷岡昌(社4)ら長身の選手がペナルティーエリア内で待ち構える中、相手GKがボールをこぼし、そのままゴールイン。公式記録はOGとなり、先制点を獲得した。

1-0で試合を折り返すと、後半に入っても序盤は関大ペースに。MF真田蓮司(法1)の積極的なシュートやDF髙橋直也(商4)とMF吉永陸人(商3)のパスワークからチャンスメイクするが、追加点にはつながらない。

中盤以降は相手の攻撃機会も増加し始める。そこで、関大はDF川島功奨(社3)とMF菊地孔明(人4)を同時投入。状況の打開を図る。

だが、ここでアクシデントが発生。この日も好パフォーマンスを発揮していたDF髙橋直が相手と接触し、負傷。自分自身で立ち上がることはできず、担架でピッチを後にした。

DF木邨優人(政策3)をけがで欠く中、右CBとして代わりに出場したのはDF芝山和輝(政策4)。また、DF吉本武(情4)も同時に投入する。

切り替えたい場面で関大は85分にMF三木仁太(政策2)からFW西村真、DF川島とつなぎ、ダイレクトシュートを放つ。しかし、これはポストに直撃。わずかにゴールを捉えることはできなかった。

その後は、再び相手がボールを支配する。苦しい時間帯が続いたが、体を張った全員守備で何とか窮地を乗り切り、試合終了。1-0で逃げ切りに成功し、勝ち点3を獲得した。

リーグ連勝に伸ばした関大。インカレ出場の可能性は徐々に高まり、首位まで勝ち点2差のままと06年以来のリーグ優勝も視野に入る。次節は真夏のナイトゲーム3連戦最後の大経大戦。前期は悔しいドローで勝ち点を分け合った相手だ。後期こそは勝利を収め、後期開幕3連勝で総理大臣杯に乗り込む。【文/写真:大森一毅・写真:岩口奎心】

▼前田雅文監督
「苦しい場面が多かったが、結果的に勝ててうれしい。相手に隙を与えてしまう場面もあったのでもう少しテンポを良くしたかった。(後期2試合を振り返って)立ち上がりに課題がある。全体で守備の強度を上げることも考えて大臣杯まで取り組んでいきたい。(今後に向けて)去年は少しずつ落ちていってしまった。今年はその経験を生かしてここからさらに加速していけるようにというところを期待したい」

▼DF芝山
「前半の入りは良くなかった。苦しい時間が続いたが、セットプレーから先制できたのが大きかった。後半アクシデントがあった中でメンバーが変わっても勝つことができて良かった。(自身のプレーは)CBで途中から出場して難しさもあったが、持ち味を生かして、結果0に抑えることができたのは良かった。(次節に向けて)目の前の試合に勝っていけばリーグ優勝も見えてくる。今2位につけているので、次の大経大戦を勝ち取っていい形で大臣杯に臨みたい」

▼GK山田和
「前期はセットプレーからやられた相手。(大院大は)セットプレーに力を入れていて、前からプレッシャーをかけてくるチームなのでそういったところを対策しようと話し合っていた。(大学グラウンドの影響は)関大の芝とは違うので『試合前にしっかり確認するように』というのはスタッフから言われている。天然芝よりもボールがはねやすいのでトラップとかも意識するようにはしていた。(2試合連続の無失点となったが)去年や前期では、失点が重なることが結構多かったので、そこを改善できて良かった。去年の後期開幕頃は終了間際に失点することが多かった。無失点が続いているのはプラスに捉えて、余裕を持ちすぎることなくまた次の試合に向けて締め直していきたい。(けが人の影響は)チームのスタイル自体は変えずに。個人個人の特徴は場面によって生かしながらプレーしている。(総理大臣杯について)去年はインカレも大臣杯も初戦負けしている。今年はまずはPKにならずに勝つことを目標に日本一を目指してやっていきたい」

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