第75回関西地区大学選手権大会1次予選トーナメント◇対摂南大◇5月3日◇関西大学高槻キャンパス第3グラウンド◇
関 大 001 100 000=2
摂南大 000 001 000=1
(関)山本倖、田治、山下ー福永
(摂)野々上、神田ー高山
1(右)藤澤
2(左)日高
3(中)加藤
4(指)山本遼
5(一)今村
6(三)橋本
7(捕)福永
8(遊)福留
9(二)濱田
先発 山本倖
春季リーグで4位を勝ち取り、全国へつながる関西地区1次予選トーナメントに駒を進めた加藤準硬。 今日は摂南大との一戦。先発の山本倖輝(安全4)が5回無失点で試合を作り、序盤に手にしたリードを守り抜いた。
1回、2番の日高涼汰(経3)が四球を選び出塁。1球目で盗塁を決め、早速チャンスを演出する。しかし後続が倒れ、先制とはならなかった。
先発山本倖は1、2回、どちらも2死から安打を浴びるも後続を打ち取り、得点を許さない。
スコアが動いたのは3回。1死から1番・藤澤駿平(政策3)が放った打球は打ち取られた当たりだったが、三塁手の悪送球で一気に三塁まで進む。続く2番・日高が初球できっちりとスクイズを決め、先制した。
追加点が欲しい打線は4回、橋本昴来(安全2)が1死から四球で出塁。続く福永翔太(社3)の遊ゴロの間に二塁まで進む。ここで8番・福留涼平(商3)が中越適時打を放ち、1点を追加した。
4回、山本倖は先頭打者に四球を許す。次の打者は左飛に抑えたものの、失策、四球で1死満塁のピンチを背負った。それでも後続を左飛、空振り三振に斬り、無失点で切り抜ける。
山本倖は毎回走者を背負うも、5回無失点で降板。変わって田治健太郎(経4)がマウンドに上がる。先頭打者への2球目をスタンドへ運ばれ、本塁打を浴びるもその後は抑え、それ以上の追加点を許さない。
7回、1死から濱田凌平(経3)、藤澤が連打で出塁するも後続が続かず、リードは広げられなかった。
8回からはエース・山下皓司(化生4)が登板。わずか9球で3死を取ると、9回も3者凡退に打ち取り、勝利を収めた。
序盤のリードを守り抜き、僅差のゲームをものにした。これからも負けられない戦いが続いていく。加藤準硬の戦いはまだまだ終わらない。【文:島田采奈/写真:𠮷村虎太郎、島田采奈】
▽加藤主将
「(今日の試合を振り返って)いつもなら先発がエースの山下というところですが、過密な日程ということもあるので先発を山本倖に任せました。抑えてくれるという自信もありましたが、そこを野手が奮起して点も取ってあげないといけないと思っており、今日もいつもと同じ全員野球というのを心がけて試合をしました。(打線について)前情報では、普段リーグ戦で試合してる関西六大学リーグの投手よりは少し劣るという話を聞いていたので、なんとか打線が奮起して点を取れればと思っていました。序盤スクイズで自分たちの形で点が取れたというのはありますが、やはり終盤にかけて点を取ることができなかったのは打線の弱さが顕著に出てしまっているので、これからも苦しい試合が続くと思うので今後はスイング力を上げていかないといけないと思います。(山本倖について)リーグ戦でも安定した投球を見せてくれていたので、ストライクさえ投げられれば必ず抑えられるっていうふうには自信を持っていました。ピンチも野手のミスもありながら抑えてくれたので、今日の勝ちは山本倖のおかげだと思ってます。(次の試合に向けて)同じような試合展開をしてはいけないですが、最後の大会で負けたら引退というのは相手も同じなので、相手の気合いを跳ね返すつもりで、序盤からもっと点を取って勝ちたいと思います」
▽山本倖
「(今日の投球を振り返ってみて)今日はストレートが走っていたので、変化球でカウントを取りながら直球で詰まらせるということができました。早めに2ストライクを取り追い込むことができたので、余裕を持って投げられたというのが良かったです。(次の試合に向けて)次も同じような展開になると思いますが、投手全員でつないで勝ち切りたいと思います」
コメントを送信