いまロード中
×

クリスマスコンサート開幕!

クリスマスコンサート開幕!

◇クリスマスコンサート・第61回定期演奏会◇12月4日◇ザ・シンフォニーホール◇

師走に入りクリスマスのムードが漂う中、応援団吹奏楽部のクリスマスコンサートと第61回定期演奏会が実施された。

赤と黄のドレスをまとった人の登場でクリスマスコンサートは幕を開けた。映画「LA LA LAND」の冒頭「Another Day of Sun」の曲の世界を再現。客席で観客のふりをしていた部員がいきなり踊り出すと、ホールは驚きの声に包まれた。

その後はクリスマスソング特集と題し「サンタが町にやってくる」や「ホワイトクリスマス」など定番ソングを演奏。部員はサンタの帽子を被りクリスマスムードを演出した。指揮は山下桃佳(社3)と髙田真暉(シス理3)が担当。暖かな雰囲気を作り出した。1部の最後には「Sj&P_17″Quiet Zone”」と「コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー」を演奏。第11回シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト全国大会で演奏する予定の曲だ。スロー系16ビートやジャズの曲調で新たなスタイルへの挑戦を魅せつけた。

△山下
△髙田

幕間には新たな試みとして有志の部員らによる歌唱を披露。表情豊かに熱唱し大成功を収めた。

第2部は各楽器が順番に登場しスタート。誰もが聞いたことある童謡をメドレーで楽器ごとに演奏した。それぞれの楽器の魅力を最大限に発揮し聞く人を魅了。コンサートの最後には、「アシタカせっ記」、「人生のメリーゴーランド」、「スピリティッドアウェイ」のジブリ作品を演奏。もののけ姫のキャラクター「こだま」の人形も姿を見せジブリの世界に観客を誘う。盛大な拍手に包まれクリスマスコンサートは幕を閉じた。

約2時間の間を空け定期演奏会がスタートした。鈴木孝弥(経3)の指揮による「関西大学学歌」の荘厳な演奏で幕開け。応援団創部100周年を記念し、リーダー部による団旗の掲揚も行われた。

△鈴木

2曲目は高らかなファンファーレが鳴り響く。「祝典序曲」のスタートだ。対照的な2つの主題が印象に残る。3曲目はクリスマスコンサートでも演奏した「Sj&P_17″Quiet Zone”」と「コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー」を披露した。1部最後の『交響詩「ヌーナ」』はミステリアスな曲調。夏の吹奏楽コンクールで演奏した曲だ。地球上に最初に出現したとされる超大陸「ヌーナ」の姿を無機質なリズムに金管楽器の重厚な旋律にのせて想像させた。

2部は長崎をテーマにした『吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」』の演奏でスタート。3つの楽章からなる約20分の大作だ。男声合唱を取り入れるなど斬新な演出を行った。

最後には「鳥たちの歌 カタロニア民謡の主題による変奏曲」と『吹奏楽のための序曲「平和と栄光」』を演奏。音楽監督福田亨の平和への思いとともに、チェロシスとパブロ・カザルスの言葉が朗読され始まった。『鳥たちはこう歌います。「平和、平和、平和と」』。この言葉を胸に部員全員の「想い」が「祈り」となり観客に届いた。

新たな分野でも活躍を見せる吹奏楽部。今年のスローガン「Show!!〜魅せつけろ〜」を体現した。来年の演奏会ではどのような演奏を見せるのか楽しみだ。【文/写真:中村祐貴・稲垣寛太】

△西口達也部長(社4)

Share this content:

コメントを送信