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関福大に圧勝でリーグ締めくくった!

関福大に圧勝でリーグ締めくくった!

◇2022年度関西学生秋季リーグ◇対関福大◇10月15日◇関西福祉科学大学◇

[前半]関大17-11関福大
[後半]関大22-13関福大
[試合終了]関大39-24関福大

前回の大体大戦こそ引き分けたものの、未だリーグ負けなしのハンドボール男子。この状態のままリーグを締めくくるべく挑んだ最終戦は関福大と対峙(たいじ)した。GK廣上永遠(文4)主将をはじめ、チームは「優勝、準優勝に関係なく無敗で終わって、インカレにつなげられる試合に」と意気込みコートイン。前半から関大が流れを支配すると、後半も相手に止める隙も与えないスピード感で猛攻し、終わってみれば15点差に。関福大に大勝し、秋季リーグ無敗も貫いた。

関福大の攻撃で試合はスタート。関大ディフェンスを広く囲む攻めの形で相手がパスを回し好機を狙ってくる。GK田中星矢(人1)のサイドに空いた隙に決められ先制を許した。すぐに振り出しに戻したいところだが、池原大貴(社3)から有本晃人(法3)へのループパスが通ると高さのあるシュートを放つも入らず。2分の金津亜門(社4)がセンターからゴールし1点目を手にした。ただ、そこからは流れを支配。6分まで相手ノーゴールに対し、関大は4得点と立ち上がりから大幅なリードとなった。その後、相手がタイムアウトを取るも差はあまり縮まらず。パスをつないでいる間に松本大昌(文3)が逆サイドに移動し右からゴールするなど、戦略的な攻撃がはまる。さらに、9分には速攻のチャンスもつかみ、それを有本が決めきり、9-6で前半を折り返した。

△GK田中
△有本
△松本

16分、好調に攻撃をしていた関大だったが、ボールをまわしているうちに球速が速くなり、パスミスをしてしまう。そこから速攻を決められ、痛い1失点となるも、右から高さのあるシュートを有本が放つと、羽渕晴一朗(情2)、松本も続きさらに点差を広げた。同じタイミングでGKが廣上に交代する。そのGK廣上は、全身を使うキープで、13分間のうち相手に許したゴールはたった2と堅守を見せた。GK廣上と攻撃陣の度重なる得点で前半終了時点で17-11。序盤からリードを維持したまま前半を終える。

△羽渕
△GK廣上

後半も勢いは止まることなく、開口一番3連続ゴール。21点目は金津が真ん中で相手DFをおびき寄せている間に上ノ原龍哉(人3)が得点するなど、バリエーションのある攻撃方法でスコアを重ねた。11分には7㍍スローのチャンスを手に入れる。山田凌裕(経3)の重たい球に相手GKは対応できず。しっかり得点した。その1分後、ディフェンス面での活躍が光る池原が、今度は攻撃面で活躍。体格を生かした高いシュートは、相手DF何枚も越えた。このゴールで27-17の10点差となる。

△上ノ原
△山田
△池原

残り10分になると、メンバーを入れ替えた。23分、福島悠大(文2)が左からシュートすると、木村勇輝(社4)も続く。相手が攻撃にまわった直後、パスをする際にボールを奪い取りすぐに攻守交代。その後、相手GKと1対1となるがしっかり制した。その後も得点を重ね関大最後の得点は羽渕。直前のビッグセーブから今度はゴールと、日本代表の実力を見せつけた。相手チームが30分ぴったりに放ったボールが関大ネットに刺さり試合は終了。最後に失点したものの、その差は15。圧勝を収めた。

△福島
△木村

インカレを間近に控えている中で、この大差は収穫だ。さらに、関西無敗で終われたことは自信につながっただろう。この自信を携えて、11月、インカレに乗り込む。【文・写真:木原綺音】

▽廣上主将
「(どんな意気込みで最終戦に挑んだか)前回の大体大戦で同点という結果に終わってしまって、今日の試合が自分たちが優勝するには得失点差の関係で73点差で勝たないといけない、現実的には難しい状態だった。まずは無敗でしっかり終わろう。優勝、準優勝に関係なく無敗で終わって、インカレにつなげられる試合に。と意気込んでいた。ただ、自分の都合上別の場所で練習していたので今週は他の4年生がしっかりまとめてくれていた。そのおかげで今日はうまく対処できたと思う。(試合を振り返って)相手の関福大はインカレが決まっていないということで、この試合で4年生が引退という状態だった。絶対に全力でぶつかってくるというのがある程度分かっていて、それに受けて立ってはならないと思っていたが、少し点差が離れたところで少し気が緩んでしまい、相手の勢いにのまれ点差を縮められていた。そこが課題だが、後半に立て直せてよかったと思う。(後半の勢いについて)自分たちの今年のやりたいハンドボールとして、しっかり守ってそこから速攻をすることを掲げていて、それができたと思う。(インカレに向けて調整したいこと)まずはディフェンスの部分を強化して、ディフエンスから速攻の完成度を上げる点と、どのメンバーが出ても同じぐらいの力を発揮できるように個人のスキルアップをした上で、チームのモチベーションも上げたい。(インカレに向けて意気込み)インカレは1年間の集大成で、ここで勝たないと1年間の意味がないと言っても過言ではないくらい本当に大きい位置付けの大会なのでどんな形であれ勝つことが全てだと思うので、本気で日本一を目指していく」

▽有本
「(どんな意気込みで最終戦に臨んだか)春はスタメンで出ることが多かったが秋は川人さん(川人龍之介=経4)が初めに出て、後半の途中から少し出るという形だった。前回の大体大戦で川人さんがけがをして自分が出ることになった。インカレが終われば自分たちの代になるということで、そこも見据えて頑張らんといけんなと思って挑んだ。(試合を振り返って)自分の強みはシュートだと思っていて、そこに関しては今日は及第点だと思っている。でもディフェンス面ができていないところが結構あったので、インカレまでに修正して代役じゃなくてAチームとして出られるように仕上げていきたい。(インカレに向けて意気込み)インカレは4年生とできる最後の試合で、今のチームの目標がインカレ優勝なので1回でも多く勝って、最後も勝って終わりたい」

▽羽渕
「(どんな意気込みで最終戦に挑んだか)相手も最終試合ということもあって、自分たちも最後どういう形で締めくくるのかというのを大切にしていた。順位は決まっているのはいえ、終わり方によってはインカレにどういう影響があるか変わってくると思っていたのでチームのことを考えてプレーしようと思っていた。(実際に戦ってみて)今リーグは無敗で来ていてチームもいい調子だったので、最初つまずいてもそこから盛り上げる力があるなと実感できた。(自身のプレーを振り返って)相手チームのことをベンチから見て、どういう感じで進めていくかある程度分かっていたのでコートに入ったときはそこを意識できたと思う。反省点は、チームが落ちてしまうときやいい流れに乗ってていても相手が乗ってきたときに、こっちの勢いを落とさずに最後までいけたら勝率も上がると思う。(インカレに向けて意気込み)インカレは負けたら終わりのトーナメント戦。このチームでできるだけ長く1試合でも多くプレーするために僕自身含めてやることをやって責任を果たしたい」

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