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SO戦を勝ち抜き京大戦勝利!

SO戦を勝ち抜き京大戦勝利!

◇第42回女子全日本学生選手権大会出場校決定戦◇対京大◇9月23日◇グリーンランドみずほ◇

[第1Q]関大0―0京大

[第2Q]関大0―0京大

[第3Q]関大0―0京大

[第4Q]関大0―0京大

[SO戦]4―3

[試合終了]関大0(4―3)0京大

昨年の秋季リーグ以降、公式試合が行われなかったホッケー部女子。今年の初戦である今大会は、負ければ即全日本インカレ出場への道が途絶える厳しい戦いである。

「絶対に勝たないといけない」と意気込んで挑んだ京大戦。第1Qは、FW藤重藍(情2)が開始早々ボールを奪い、攻めの姿勢を見せる。試合開始5分、相手にゴール前までボールを運ばれ、立て続けに2度、相手にチャンスを与えてしまう。しかしシュートを打たせる前にディフェンスがボールを止め、危機を回避する。中盤以降は、関大優位で試合が進んでいった。FW竹紗弥花(文2)がシュートを狙う場面もあったが、相手のディフェンスが固く得点にはつながらず。0―0で第1Qを終えた。

△ FW藤重
△ FW竹

続く第2Q。序盤、MF荒川怜菜(商3)からMF山本彩花(人3)へパスがつながりゴールのチャンスを作るも、ゴールネットの右へボールが逸れ得点とはならない。後半は、攻められる時間も増え苦しい時間となった。MF山本が、相手選手2人が迫る中粘りボールをキープするなど、相手をゴール前に寄せ付けないよう懸命に耐える。ディフェンスの働きで失点を防ぐも、関大のペースが崩れる展開となった。

△ MF荒川

得点に動きのないまま迎えた第3Q。中盤で好機が訪れた。MF山本のパスがゴール前まで届き、サークル内にいたMF荒川がスティックを振る。しかし、ボールの勢いに上手く合わせられずチャンスを生かせない。第3Q開始9分には、相手にペナルティーコーナー(PC)を献上。点を奪われる危機が訪れるがゴール目前で何とか回避した。

第4Qも第3Qと同様に果敢に攻める。FW藤重がパスカットからボールを運びシュートするなど惜しい場面も多かったが点は入らない。ラスト1分でDF畳谷桃子(法3)からDF髙橋咲穂(情3)、FW藤重とパスがつながるもあと一歩のところで得点できず。両者無得点のまま試合終了のホイッスルが鳴った。

△ DF髙橋
△ DF畳谷

0-0で4Qを終えたため、シュートアウト(SO戦)が行われた。緊張感が漂う中、MF山本が先陣を切る。2度のシュートを放ったが、キーパーをかわすことはできなかった。「経験者3人が最初行ってそこで決めきれなくて、そこで正直負けたと思った」と、その後も連続で、関大が無得点で終わる。そして、京大の3人目がGK北條実羽主将(社4)を左にかわし先制。窮地に立たされる。この状況で登場したのはDF板倉早希(社3)。キーパーを上手くかわしてゴールネットを揺らし、関大に流れを引き寄せた。そこから4人連続で得点に成功し見事に勝利。最後に登場したDF髙橋がゴールを決めた瞬間、関大は歓喜に沸いた。

△ GK北條主将
△ MF山本

SO戦までもつれ込んだが、10ヶ月ぶりの公式戦を勝利で飾った。次は格上である聖泉大との一戦。全日本インカレ出場に向け、どこまで食らいつけるか注目だ。【文:森本明日香/写真:中西愛】

▼北條主将
「(公式試合は)去年の秋リーグが11月の最終週くらいだったので、半年以上ぶりですね。練習試合も2月が最後ですけど、男子部と試合をさせてもらっていたので、久々感はありますけど感覚はそこまでひどくはなかったと思います。第1Qは結構攻められてて、第2クオーターくらいから徐々に守りの時間が増えてきたかなという感じです。(京大には)いつもだいたい勝ってるから絶対に勝たないといけないというのが大きかったです。(第3Q、第4Qについては)一応責めれてるけどサークル内に入れる回数が少なかったです。入れてもリバウンドとかが遅くて、相手に取られて決め切れない部分が多かったので、そこは次の秋リーグとかへの課題だと思います。去年のインカレ予選がSO戦で負けたから今日は絶対勝とうというのは言っていた。経験者3人が最初行ってそこで決めきれなくて、そこで正直負けたと思ったけど早希(=板倉)が入れてくれたからそこから勢いが出てきました。(明後日の大会に向けては)久々の試合で、試合の感覚はだいぶわかったと思います。聖泉は格上なので守備がメインになると思うんですけど、出来るだけ最小失点でいけるようにするのが目標です。攻められるときは、少ないチャンスを生かして攻めたいと思います。インカレはずっと目指しているけど去年は行けなくて。今年は出られるチーム数が減って厳しい状況ではあるけど、格上の相手にも強気で挑んでいきたいです」

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