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粘りの守備を見せるも、攻撃の糸口つかめず敗戦

粘りの守備を見せるも、攻撃の糸口つかめず敗戦

◇2024年度関西学生春季リーグ戦◇対福井工大◇4月21日◇於・立命館OICフィールド

[第1Q]関大0ー1福井工大
[第2Q]関大0ー1福井工大
[第3Q]関大0ー1福井工大
[第4Q]関大0ー2福井工大
[試合終了]関大0ー5福井工大

雨が降り注ぐ中、始まった福井工大戦。前節の天理大に続き、強豪校が相手の対戦となった。第1クオーター(Q)開始1分で失点するが、その後は粘りを見せる。再三のピンチも、「全員で攻撃をすること、全員で守備をすることを徹底していこう」と円陣でのFB森優吉主将(商4)の言葉通り全員で失点を阻止。しかし、最小失点でピンチを切り抜けるも、攻撃の糸口がつかめず、無得点に終わった。

第1Qは相手のセンターパスから始まる。開始1分、深い位置でボールを奪われ、先制点を献上。反撃したい関大はFB村田蒼生(社2)の巧みなドリブルやFB和田陽向(人3)のロングパスで好機を見出そうとする。8分、FB和田からFW大塚皓介(文4)へロングパスが渡り、FW吉田有我(法4)がカバーに回るもシュートは打てない。FW西村駿臣(たかおみ=法4)やFB和田がファールをもらいゴール付近に近づくも、相手の固い守りに苦戦する。12分にFB森主将のパスカットからのカウンターも得点ならず、このQを終えた。

△FW吉田

△FW西村

第2QはFW高木祐翔(経1)が高い位置でカットに成功する。しかしサークル内まで進めない。7分には相手の低弾道のシュートをGK高瀬悠貴(人1)が阻止。前節、何度も好セーブを見せた1年生が今日も躍動した。7分半にこの試合初となるペナルティコーナー(PC)を献上。相手の強烈なシュートをFB村田がブロックする。このビッグプレーには、会場から歓声が上がった。流れが関大に傾くかと思われたが、13分に再び奪われたPCを決められ、2点差で後半へ。

△FB村田

第3Qは開始早々にFB和田が、パスカットからチャンスを作る。FW中川光(経3)へロングパスが送られるも、シュートチャンスに恵まれない。その後は守備の時間が長く続く。12分に3度目のPCを与え、GK田中雄生斗(商4)が一度はセーブするも、こぼれ球を押し込まれ失点した。

第4Qは開始直後に失点を許す。1点が欲しい関大はFB森主将、FB和田、MF中川樹(商2)らが中心となって攻撃を組み立てるも、なかなか前に進めない。6分にPCを与えるも、ここはGK高瀬がセーブ。しかし10分、再びPCで得点を奪われる。FB森主将のカットやFB和田のドリブルで最後まで攻めの姿勢を見せるが、ゴールは遠く敗戦となった。

△MF中川樹

△GK高瀬

何度もピンチはあったものの、全員でゴールを守り失点を抑えた関大。前節の天理戦に比べ、確実に状態は良くなっているはずだ。次戦は聖泉大との一戦。王座出場に向けて落とせない戦いとなる。全員ホッケーで勝利へ突き進め。【文:櫻田真宙/写真:西村果凜】

▼森主将
「(試合前に話していたこと)全員で攻撃をすること、全員で守備をすることを徹底していこうと全員に言いました。前日の練習では少しピリついた部分もありましたが、しっかりと切り替えて試合には挑もうというのはあったので、そういう面も話しました。(攻守ともにPCへの意識はあったか)PCは取りたかったのですが、なかなかサークルまで行っても打ちきれなかったです。(前節の天理戦に引き続き、GK高瀬の好セーブが多く見られた)高瀬はすごく止めてくれて、1年生ながらも、関大に馴染んでキーパーとしてやってくれているので、すごく頼もしい存在だなと思います。(次戦に向けて)僕たちは、王座出場を目標にしています。その中で、次の試合がすごく大切になってくるので、その一戦を今まで以上に集中できるよう、練習に取り組んでいきたいなと思います」

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