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新チーム初戦で1部昇格とはならず

新チーム初戦で1部昇格とはならず

◇2023年度関西学生秋季リーグ入れ替え戦◇12月9日◇対福工大◇於・甲南大学ホッケーグラウンド◇

[第1Q]関大0-0福工大
[第2Q]関大0-0福工大
[第3Q]関大0-1福工大
[第4Q]関大0-1福工大
[試合終了]関大0-2福工大

4年生が引退し、MF山下日菜子主将(人3)率いる新チームが始動して最初の試合。1部昇格を目指し試合が始まった。前半は互いに攻めきれず拮抗(きっこう)した展開に。相手にペナルティコーナーを4度獲得されるもGK高堂香晴(経1)が懸命にゴールを守り、同点で後半を迎える。しかし、後半戦に入ってもあと1歩で得点を奪えない。第3クオーター(Q)終盤で先制を許すと第4Q序盤で追加点を決められ、差を広げられる。逆転を狙いたいが得点を奪うことができずに試合終了。1部昇格とはならなかった。

△GK高堂

第1Qは関大のセンターパスにより試合が始まった。序盤は相手の堅い守りに苦戦する。ゴール近くまで侵入されるが、FW岡林亜美(人2)がパスカットに成功。そこからFW坂井希帆(商3)へとパスをつなぐもシュートまで持っていけず。その後も両校共に一進一退の攻防が続く。このまま第1Qが終了するかと思われたが相手にPCを与えてしまう。だが、ピンチをGK高堂が守り抜き、差を広げさせずに第2Qへ。

△FW岡林

互いに一歩も譲らないまま始まった第2Q。パスとドリブルを駆使して攻める相手に対し、攻撃のチャンスをつかめない。開始早々で2度目のPCを相手に与えてしまうも守備陣がゴールを許さず。中盤でMF山下主将が相手からボールを奪い、攻め込むが先制の機会にはならない。後半では2度のPCを献上。しかし、堅い守りで得点を与えない。第2Q終了間際でMF岡林から交代したMF堀成実(商2)がボールを奪い返し、速攻するも均衡を破れず。互いに得点できずに試合が動かないまま後半戦へ。

△MF山下

福工大のセンターパスで始まった第3Q。ゴールをこじ開けたいが相手がボールを持つ時間が長くなり苦しめられる。相手からパスカットするも中々、チャンスを生み出せない。両者共に得点できないまま第4Qに突入するかと思われたが試合が動き始める。自陣でのプレーが多くなり相手の勢いが増してゆく。相手シュートを一度はGK高堂がはじき返すも混戦から相手に5度目のPCを与えてしまう。ゴールを守りきれずついに失点を許す結果に。1点のビハインドを背負って最終第4Qへ。

逆転勝利を目指して始まった第4Q。しかし、先制に成功した相手の勢いを止めきれず。開始早々に追加点を許し、差を広げられる展開に。これ以上の失点は阻止したい関大。相手の守りを突破し、MF山下主将がシュートを放つもゴールやや右にそれてしまい得点にはつながらず。何度もゴールチャンスは生まれるがあと1歩届かず時間だけが過ぎてゆく。終盤で今試合6回目のPCを相手に与えるが守り切り、追加点を阻止。1点でも得点したいが相手のディフェンスを前に攻め切れない。逆転することはかなわず試合終了。1部リーグ昇格はお預けとなった。

△試合後の選手たち

前半は互いに譲らない試合だったが後半で得点を許し、あと1歩勝利に届かなかった関大。しかし、今試合で1部のチームとも互角に渡り合えることを証明した。基礎を見直し、来年こそは1部昇格。その先を目指す。【文:木村遥太/写真:丸山由雅】

MF山下主将
「(試合を振り返って)結果は悔しいが、試合展開はいつも第1Qで相手に流れをつかまれ失点されることが多かった。けれど、今回は立ち上がりの部分は改善できたので、その点に関しては良かったと思う。(PCを与えてしまった時に守りで意識したこと)マークの確認や足が当たらないようになどを徹底するために声掛けを行っていた。(ゴールまであと1歩届かなかった理由)決めきるという気持ちと最後の踏み込みが甘かったところだ思う。(来年の目標)来年の目標は1部昇格でインカレ1回戦突破。今試合で1部の相手にも互角に戦えていたので、自信を持って基礎を見直して強いチームにしていきたい」

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