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7、8級男子、2年ぶりの団体優勝!!

7、8級男子、2年ぶりの団体優勝!!

◇第94回日本学生氷上競技選手権大会フィギュア競技3日目◇1月6日◇帯広の森スポーツセンター◇

[7、8級男子]

3位 三宅 145.53
6位 須本 128.27
11位 木科 118.46

[団体結果]

1位 関西大学 76点

全日本インカレ3日目は7、8級男子の演技が行われ、関大からは3人の選手が出場。それぞれが持てる力を最大限に発揮し、見事2年ぶりの団体優勝を果たした。

最初に登場したのは須本光希(政策3)。優しいピアノの音楽とともに始まり、リンクを大きく使い、迎えた最初のジャンプ。3回転フリップをきれいに着氷させた。続くダブルアクセルや3回転ルッツ+3回転トーループも決める。力強い歌声に合ったフライングキャメルスピンを披露。演技後半はジャンプで回転不足になったり転倒したりしてしまうも、勢いのある足換えのコンビネーションスピンや緩急のついたステップで曲を滑りきった。

△須本

7番目に登場したのは木科雄登(安全2)。静止した状態から音楽が動くと、滑らかにリンクを駆けだした。最初の3回転ループ+2回転トーループをきれいに着氷。続く3回転サルコー、コンビネーションジャンプも連続して成功させた。なめらかなフライングキャメルスピンから、中盤は軽快なコレオグラフィックシークエンスを見せた。その後、3回転トーループをみごと決める。情熱的な曲調の後半は、ダブルアクセルを2回着氷させ、最後はレベル4の華麗なスピンを披露する。迫力のある演技を見せた。

△木科

最後に登場したのは三宅星南(情2)。リンクを大きく使い、曲の壮大で美しい雰囲気を全身で表現する。冒頭の4回転サルコーは着氷するも、手をついてしまう。続く4回転サルコー+2回転トーループはミスなく成功。「自分の成長を感じられた」とプログラムで一番の出来栄え点を獲得した。重低音が響き渡る不穏な曲調の演技中盤。アクセルジャンプが2つとも1回転となってしまう。しかし、演技後半の3本のジャンプをみごと着氷させる。軽快な音楽とともに、リンク全体を大きく滑るコレオグラフィックシークエンスを見せ、最後はレベル4の質の高いスピンを披露。しなやかにかつ力強く滑りきった。

△三宅

明日は全日本インカレ最終日、7、8級女子の演技が行われる。関大からは2人の選手が出場。華麗なスケーティングを見せる選手たちに注目だ。【文:松尾有咲/写真:中山秋桜津】

▼須本
「(試合を振り返って)自分の中では良くもなく、悪くもなく、ミスも含めて練習通りの(自分が)思ってたぐらいの演技ができたと思います。練習不足を感じたので、次、国体(国民体育大会)なんですけど練習して、挑めたらいいなと思います。次は大阪府がかかっているので府に迷惑がかからない演技ができたらいいなと思います」

▼木科
「(優勝した感想)優勝したい、優勝するために出場したのでその結果にはすごい満足しています。(今日の演技を振り返って)夏にしていた腰のけがを全日本の1週間前にまた同じところを骨折してしまって、全日本は本当に痛い中での演技だったんですけど、まだ今、この試合に向けても骨折は治っていなかったんですけど、痛みでいうと全日本の時に比べるとかなり楽になったので、練習をやっぱり全日本が終わってから2回ぐらいしかできていなくて、本当にぶっつけ本番の演技になったんですけど、その中でもしっかり集中して自分のやるべきことができたので、本当に自分を褒めてあげたいなと思います。(良かった点)良かったところとしては普段のけがをしていない時の構成と比べたらかなり落としている、構成をかなり落とした演技だったんですけど、その中でも今日は大きなミスがなく、しっかりと最後まで滑り切れたのは良かったなと思います。(課題点)課題としてはやっぱりけがが治っていないというところで今回も若干の無理をしてでの出場となったので、まずはしっかりけがを治すことが今の自分に1番必要なことかなと思います。(来シーズンに向けて)しっかりけがを治して、けがをする前の自分よりも良くなった、4回転をプログラムに入れていけるようにすることが目標です」

▼三宅
「(今日の演技を振り返って)冒頭の4回転サルコーをお手つきしてから2本目の4回転のコンビネーションは自分の成長を感じられて、そこで失敗しなかったのは4回転に対して自信を持って跳べてるんだなって思って良かったんですけど、その後の2本のトリプルアクセルの失敗が一番全日本終わってから課題と思って練習してきたところなので、だいぶ悔しいです。(曲が大きく展開する中でのスピンやステップについて)スピンにしてもステップにしても曲をしっかりと聞いてやるっていうことは、音楽があるスポーツなので大事なことですし、プログラムを通して1つの作品になるためにはそういう所も意識して練習してきたので、少しでも見れたならうれしいです。(次の大会について)次は今月の四大陸選手権になるんですけど、今回年明けの試合で課題の残る試合になったので、何を練習しないといけないかがすごく分かりました。残りの四大陸までの日数は、短いんですけど、満足いくところまで調整してから四大陸選手権行けるように頑張りたいです。(意気込み)四大陸選手権に初めて出場させてもらえてすごく嬉しいんですけど、全日本と同じように、全日本では、あまり周りの選手のことを考えずに自分のできることを精一杯できた結果、自分の中ですごく良い点数、パーソナルベストを出せれたと思うので、今回の四大陸も落ち着いて、自分らしく最後まで滑り切りたいです」

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