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春関6日目、6選手が準決勝に進出!

春関6日目、6選手が準決勝に進出!

◇2021年度関西学生春季トーナメント◇本戦6日目◇7月18日◇江坂テニスセンター

【男子シングルス準々決勝】

○松田2(6-0,6-3)0前田(大体大)

○大植2(6-4,6-4)0冷水(近大)

【男子ダブルス準々決勝】

○松田・大植2(6-4,6-1)0清原・中村秋●

【女子シングルス準々決勝】

○中村天2(6-2,6-2)0松下(姫大)

○坂本2(6-1,6-3)0古賀(立命大)

●齊藤な1(6-1,3-6,5-10)2北本(関学大)

【女子ダブルス準々決勝】

○喜多・齊藤な2(6-4,6-3)0藤田・高岡(関学大)

●鈴木・坂本1(6-1,4-6,7-10)2久田・伊藤(同大)

《全日本インカレ予選選考》

【男子シングルス1回戦】

●高橋1(4-1,0-4,8-10)2片山(関学大)

●堀川1(4-1,0-4,7-10)2北(大体大)

【男子ダブルス1回戦】

●高橋・堀川1(2-4,4-1,6-10)2木本・毛利(同大)

●銘形・天野0(1-4,1-4)2三上・鈴木(同大)

【女子ダブルス1回戦】

○中村天・川本2(4-2,4-0)0前田・梅津(大体大)

途中雷雨による中断があったものの、大会5日目に続き大会6日目も多くの白熱した試合が繰り広げられた。

松田康希(商3)は第1セットから相手を圧倒し、力を見せつける。第2セットでは中盤に逆転されるも巻き返し、落ち着いた試合さばきを見せつけた。

△松田

大植駿(文3)は近大の選手と対峙(たいじ)。最初のゲームこそ落としてしまうものの、粘りを見せる。ラリー戦を制し、準決勝に駒を進めた。

△大植

松田・大植組は中村秋河(商2)・清原幹太(社2)組との同士討ちとなった。序盤は両者一歩も引かない展開に。しかし、第1セット後半以降は松田・大植ペアのペースに持ち込む。中盤以降は先輩ペアが意地を見せつけ同士討ちを制した。

中村天音(文3)は、強打のクロスショットが特徴的な選手と対戦した。互いに鋭いショットの打ち合いが続く中でも、攻撃的なプレーを仕掛けていく。デュースの末、7ゲーム目でブレークを奪うと、そのままの勢いで第1セットをものにした。第2セットでも粘り強くプレーし、相手のミスを誘う。サービスゲームを全てキープし、6-2で2セット目も奪い、試合を制した。準決勝では、何度も対戦したことがあり、互いにプレースタイルを把握している関学大・山口と対戦する。福嶋優美香(法2)、齋藤なに勝利している相手との対戦に、「チームメートの分も背負って頑張ります」と力強く語った。

△中村天

坂本陽菜(法3)は第1セットは持ち前のストロークで相手を圧倒する。第2セットは一時リードを奪われるも逆転し、力を見せつけた。

△坂本

齋藤ななみ(人3)は第1セットは力強いスイングを見せ、試合を優位に進める。落としたゲームは1つのみと相手を圧倒する。しかし、第2セットはストロークのミスが目立ち落としてしまう。スーパータイブレークでは序盤得点を連取するも、中盤以降はミスからの得点を許し準々決勝での敗北となった。

喜多美結(化生4)・齋藤な組はボレーや浮いた球のスマッシュが上手く決まり、得点を積み重ねた。セットポイントを取ると、うれしさを爆発させた。

△齋藤な

鈴木理子(文4)・坂本組は第1セットに鈴木のドロップショットが決まり、得点を重ねた。第1セットは落としたゲームは1つのみと優位に試合を進めた。しかし、第2セットは連続でゲームを奪われてしまい突き放されてしまう。スーパータイブレークでも粘りを見せたものの及ばず、悔しさをあらわにした。

高橋勇人主将(経4)はサウスポーの相手と対戦した。第1セットは試合を優位に進める。セットポイントを取ると大きな雄叫びを上げ、ガッツポーズを見せた。しかし、第2セットは相手のペースに呑まれる。スーパータイブレークでは健闘を見せたものの、敗北を喫した。

堀川莞世(文1)は力強いストロークを武器に第1セットを先取した。しかし、第2セットは相手のサーブに苦しみ落としてしまう。スーパータイブレークでは健闘を見せたものの及ばなかった。

銘形剛希(情1)・天野響(社1)組は序盤から相手のペースに。相手ペアの高いチーム力の前に一矢を報いることが出来なかった。

中村天・川本茉穂(人2)組は落ち着いた試合運びで試合を進めた。「相手の特徴を分かっていた」としっかりと準備したことが功を奏した。

大会7日目には準決勝が行われる。毎日の連戦が続く選手たちの健闘から目が離せない。【文/写真:荒川拓輝・遠藤菜美香】

▼大植
「(シングルスについて)近大の年下の選手が相手で負けられなかったので、絶対に勝つぞという気持ちでいきました。(相手の印象は)戦い方がうまいなと思います。ショットの強さというより戦い方がうまいです。ラリーも3時間近くとすごく長くなったんですけど強みのラリーに持ち込めたので、良い部分を出せました。(ダブルスについて)同士討ちで後輩なので絶対に負けられなかったです。多少は意識はしました。この試合にインカレの本戦がかかっていたのでしっかり決めないといけないという気持ちでした。(明日に向けて)明日もシングルスでは同士討ちで松田と戦うのでやることをやって、どっちが勝ってもいい試合になるように頑張りたいと思います。ダブルスではこの前負けている河野・田口ペアとあたります。インカレで優勝を狙える相手で自分たちもそこを狙っているので勝っていきたいと思います」

▼松田
「しっかり自分のテニスができたことが良かったです。自分の目標は優勝ですので、そこまでにどこまで体力を残すことを考えていたので、シングルスとダブルスともにできたので良かったです。今日は風もあって、普段通りの攻めは相手にとって脅威でないと感じたのでどれだけ相手に先に攻めさせるかを考えて戦いました。相手のミスの方が多くて、スコア的にも簡単に行けたかなと思います。(ダブルスでは同士討ちでしたが)特に意識はしませんでした。お互いのことも知っているので、何か特別に意識したとかはなかったです。(明日に向けて)まず明日を勝ち切らないと優勝という目標は達成できないので、勝てるように準備していきたいと思います。」

▼中村天

(松下選手と対戦したことは?)去年の11月に姫路大学と対抗戦した時に初めて対戦した。スコアは覚えていないですが、勝ちました。(どんな印象ですか?)フォアのクロスと逆クロスの攻撃力が高い選手という印象。(前日課題だと言っていた風への対応はどうでしたか?)出だしから風を考えてプレーする事も出来て前の試合より良かったと思う。
(試合を振り返って)長いラリーが多かったのですが、そのラリーの中で繋げているだけにならず、自分からの攻撃もできていたので良かった。また、40-40で相手のジャッジミスがあり、その次のポイントもしっかり取れた事が流れを掴めたきっかけになった。(次戦の相手である関学大・山口選手の印象は?)何度も対戦した事があり、お互いにプレーススタイルを分かった状態での対戦になるのですが、しっかり自分のプレーの持ち味を生かし勝利に繋げていきます。そして、破れたチームメイトの分も背負って頑張ります。(ダブルスについて)昨日負けてしまって、そこのダメだったことをコーチと話して、そこを改善できたのが良かったと思います。(相手の印象は)1人は県の後輩で、もう1人は高校の後輩なので、お互いを知っている状況で自分たちのプレーをしたら勝てると思って臨めて、自分たちのプレーができて良かったです。(チームとしての調子は)新進(関西学生新進トーナメント)で優勝しましたが、その時に比べると調子は良くないと思います。でも、昨日に比べると今日の方が良かったので残る試合でも成長していけたらと思います。(今後に向けて)この大会でも優勝して、2連続優勝を狙っていたのですがそれができなかったということで、負けた敗因を改善していってインカレでは優勝できるように頑張ります」

▼川本
「(ダブルスについて)昨日負けてしまって、課題を今日の試合で生かしたいという気持ちで、それが出来たのが良かったです。(相手の印象は)相手の特徴は試合前から分かっていたので、自分たちがやらないといけないことは明確で実践できたので、やりやすかったです。(チームとしての調子は)昨日の試合と比べたら良かったですが、新進と比べたらまだまだ足りてないです。でも、ポジティブに捉えてこれから思い切ってやっていけたらと思います。(今後に向けて)負けてしまったことはしょうがないので先を見て、インカレ本戦の一枠を絶対勝ち取って、インカレにぶつけていけたらと思います」

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