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逆転勝利で勝ち点3を獲得し、首位に躍り出た!

逆転勝利で勝ち点3を獲得し、首位に躍り出た!

◇第102回関西学生リーグ前期第3節◇対大経大◇4月28日◇於・三木総合防災公園陸上競技場◇

【前半】関大0-1大経大
【後半】関大2-0大経大
【試合終了】関大2-1大経大

スターティングメンバー
GK 山田和
DF 桑原、大西、木邨、吉村瑠
MF 川島、和田、三木仁、真田
FW 淺田、兎澤

前節手痛いドローとなった関大。第3節は大学予選で勝利した大経大と相まみえた。試合は前半に先制点を献上し、追いかける展開に。しかし、後半にDF桑原航太(社2)、途中出場のルーキーMF宮川大輝(文1)のゴールで逆転に成功。そのまま逃げ切り、首位から勝ち点3を獲得した。

△円陣を組む選手たち

関大ボールでキックオフ。前半2分、大経大は今試合もロングスローを用いてゴールを狙う。競り合い後のルーズボールを、GK山田和季(社3)がしっかりとキャッチ。同4分には、相手にフリーキック(FK)を与える。こぼれ球に反応した相手にシュートを打たれるが、枠の外。

△GK山田和

徐々に関大もペースを握り始める。同20分、FW淺田彗潤(人3)のスルーパスに抜け出したDF吉村瑠晟(経3)。ペナルティエリアに走り込んだFW兎澤玲大(法1)に、ダイレクトでクロスを上げる。相手DFを交わすが、ボールをかきだされた。そのこぼれ球にいち早く反応したFW淺田。力強く右足を振り抜くも、相手DFにシュートをブロックされた。また同32分には、MF三木仁太(政策3)が左サイドで複数人に囲まれるも、巧みな技術ではがしクロスを上げる。しかし、味方には合わず相手にクリアされた。ゴールに襲い掛かるが、なかなか得点には結びつかない。同38分、一瞬の隙を付かれ失点。今季初の先制点を献上した。しかし、慌てることなく試合を進める関大。同45分、DF吉村瑠が持ち前のスピードと身体の強さを武器に、左サイドを突破する。ペナルティエリアに侵入し、左足を振り抜くも枠を捉えきれず。1点のリードを許し、前半を折り返した。

△MF和田健士朗(人2)

ハーフタイムに、FW兎澤に代えFW堀颯汰(人1)を投入。後半も大経大は、ロングスローやセットプレーで関大ゴールに襲い掛かる。しかし、GK山田和のセーブが光り、これ以上の失点を許さない。同10分、後半から途中出場のFW堀が、プレスを掛け高い位置でボールを奪取。MF川島功奨(社4)がパスを受けシュート打つも、枠を捉えられない。関大も果敢にゴールを狙う中、同17分のことだった。DF木邨優人主将(政策4)のロングフィードで、右サイドに展開。MF川島が受け、DF桑原へ攻撃のスイッチを入れる縦パスを刺し込む。FW淺田とのワンツーで抜け出しゴール前へ。勢い良く右足を振り抜き、ネットを突き刺した。これで試合は振り出しに。

△DF桑原

直後に、MF和田に代えMF吉永陸人(商4)、DF吉村瑠に代えDF和泉圭保(社1)を投入。同点に追いついた後も、攻撃の手を止めず追加点を狙う。またも関大は、MF真田蓮司(法2)に代え、MF宮川を投入した。両者得点が動かないまま、アディショナルタイムに突入。お互いに勝ち点を分け合うことになると思われたその時だった。同46分、MF川島、DF桑原、MF吉永で、右サイドを崩した関大。MF吉永のクロスに、ルーキーMF宮川が合わせネットを揺らした。値千金の決勝ゴールが決まり、歓喜に沸く関大。その後、失点することなく試合をしっかりと締め、首位から勝ち点3を獲得した。

△MF宮川

今季初の先制点を献上したが、慌てることなく試合を進め、逆転勝利をつかみ取った関大。「今日の試合は自分たちの自信につながった」とDF木邨主将は語る。首位追撃に成功し、関大は今季初の首位に躍り出た。リーグ戦は始まったばかりだが、この座をそう簡単に譲ることはできない。悲願のリーグ優勝の長い道のりの中で、大きな一歩を踏み出した。【文・写真:岩口奎心/写真:佐藤大誠】

▼DF木邨主将
「(今季初の先制点を献上した前半)前半は思い通りには行かず、失点をしてしまった。けれど、あまり自分たちの中で悲観していることはなかった。戦うところは戦えていたし、セカンドボールの回収もできていた。1つ1つのところを見れば、できることはあったので、あんまり悲観することはなかった。(2得点を奪い逆転できた後半)前半は関大が結構パスをつないで相手を動かした分、相手の体力が落ちてきたと思う。 後半は絶対自分たちにチャンスがあるから、絶対決め切ろうという話をして後半入った。航太(=DF桑原)が先制点を取って、今年の課題で言うと、失点とか逆にしてしまう場面も、後ろはしっかり後半で言えばゼロで抑えられた。最後大輝(=MF宮川)が点を決めて、今回は勝てた。今日の後半は自分たちのサッカーができたのではないかなと思う。(逆転勝利について)今日の試合は自分たちの自信につながった。逆転できる力を今の自分たちは持ってるというのも確認できたし、 これから先制されないのが理想ではある。けれど、先制されても落ち着いて試合を運べばできるぞということを、今日の試合から振り返って確認できることかなと思う。(次節の意気込み)リーグ戦はまだ連勝ができてない。しっかり勝ってリーグ戦連勝したいなと思う」

▼MF宮川
「(緊迫した中での途中出場で決勝ゴールを決めたこと)いつもメンバーにギリギリ入るか入らないかみたいなところだった。ずっと練習していて、 試合に出たら絶対点を決めてアピールしようという強い思いがあった。(1年生が活躍していること)同い年でもうスタメンで出ていて、ゴールもたくさん決めている。良い刺激がある中で、自分もこれからスタメンに食い込んでいかないといけないと思う。今日の得点は素直にうれしかった。(次節の意気込み)まずはスタメンを取りにいく。スタメンじゃなくてもベンチに入って途中出場したり、点を決めて結果を残したい」

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