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春リーグ開幕戦・13点差をつけ圧勝

春リーグ開幕戦・13点差をつけ圧勝

◇第56回春季関西学生リーグ戦◇対関学大◇4月20日◇大阪公立大学

関 大 292 1=14
関学大 001 0=1

1(遊)栗山
2(一)荒木
3(二)榎
4(捕)山口
5(中)長尾
6(投)小松
7(左)神藤
8(DP)野見山
9(三)中谷
FP(右)丸山

ついに春季リーグが開幕した。関大は昨秋、2部に降格。全勝で1部昇格を目指す関大の猛攻が始まる。本塁打を2本放つなど、関学大に13点差をつけ圧勝する好スタートを切った。

△山口葵育主将(あおい=社4)

関大の攻撃で試合開始。先頭の栗山涼(文4)が四球で出塁し、盗塁と相手の失策の間にすぐに先制する。さらに、3番・榎上総(かずさ=経2)が左中間へ本塁打を放つ。そして、この日の先発は期待の新人、小松琉晟(法1)。公式戦初出場ながら、三振を奪い取る見事な投球を披露した。

△小松

初回から完全に流れをつかんだ関大は、続く2回も猛攻が止まらない。この回も榎が大活躍。三遊間を破る適時打を見せた。さらに、8番・野見山心(社3)の3点本塁打が飛び出す。チームは喜びをあらわにした。相手の失策や打線が上手くかみ合い、一挙9得点で相手を大きく突き放す。

△野見山

3回からは、井上勝裕(情2)がマウンドへ。三塁打を許してしまい失点してしまうものの、2奪三振の好投を披露。
そして4回表、代打の丸山祐(文4)の安打、中谷信之介(社4)の二塁打、栗山の右犠飛でさらに1点を追加する。井上が関学大を抑え込み、攻撃の隙を与えずコールドゲームに。14-1と大差をつけ、初戦は白星を飾った。

△中谷

次戦は阪大と対峙(たいじ)する。1部最短復帰を目指す関大の戦いはまだ始まったばかりだ。【文:早川莉央/写真:櫻田真宙】

▼山口主将
「(リーグ初戦、試合前に話し合ったことは)秋に悔しい思いをして、昨年の春も初戦で負けてリズムが悪くなって、最後に苦しい展開になることが多かったです。そのため、試合の入りは意識するようにしました。準備であったりアップの時間をしっかりと取って、おのおのがベストな状態で試合に入れるように話をしていました。(試合を振り返って)雰囲気が良かったし、入りもちゃんと点数を取れたのでレベルは少し違うとはいえど良かったかなと思います。自分たちの形で振り回すことなく徹底して、プレーできたかなと思います。(1年生の先発投手・小松に対して何か声かけは)やることをやるだけだと。別に気負うこともないし、打たれたら打たれたでいいから気楽にやってくれと言いました。(打撃はもちろん、機動力も光っていた)機動力を使うことを一番この冬場に練習してきました。足でかき回して、いかに少ないヒットで点を取るかが、これから勝ち上がっていく上で大事かなと思います。それをしっかりと徹底して、試合の中で形としてプレーすることができたらなと思っています。(次に向けて)正直どういうチームなのか、今まで対戦したことがないので、なかなかイメージはしにくいです。だけど、今日と変わらず、しっかりと自分たちが練習してきたソフトボールをできるようにみんなでやっていきたいなと思います」

▼榎
「(本塁打を打った時のお気持ちは)力まず、リラックスして打つことを意識していました。球が遅かったので、来たボールを打つというイメージでやりました。(冬季期間の練習で意識していたこと)個人としては、弾道を上げる練習をしました。ホームランを打てるようなバッターになれるように改造していました。その成果が今日発揮できて良かったです。(春季リーグの目標)初戦勝てたのは大きいので、このまま全試合コールド勝ちにします。2部から1部最速復帰目指して頑張ります!」

▼野見山
「(本塁打を打った時のお気持ちは)気持ちよかったです。とにかく打てて良かったです!(本塁打の際、意識していたこと)ツーアウトで打順を回してくれたので、ランナーを返せたらいいなぐらいの楽な気持ちでやることができました。試合に毎回出れるわけではないので、アピールできたかなと思います。(榎の本塁打の影響は?)一人暮らし同士、仲良くしている後輩なので、自分も打ちたいなと思って見ていました。(春季リーグの目標)2部に降格してしまったので、1部復帰できるように少しでもチームに貢献できたらいいなと思います」

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