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守りの堅さが光り、連勝を収めた!

守りの堅さが光り、連勝を収めた!

◇2024年度関西学生春季リーグ戦◇4月20日◇於・びわこ成蹊スポーツ大学

[前半]関大13-4近大
[後半]関大10-8近大
[試合終了]関大23-12近大

リーグ初戦、勝利を収めた関大。流れに乗り連勝を重ねたい気持ちで第2節に挑んだ。望月瑚雪(社2)の先制点から7連取をあげ、序盤から大きく差を広げる。後半に入ると、点が入らず苦しい時間帯もあったが、今節は10点差以上をつけ連勝を飾った。

関大ボールで試合が開始。直後の攻撃は、相手のディフェンスで防がれたが、攻めの姿勢を見せ続け、望月が先制点を獲得した。その流れに乗り、得点を重ねる。石坪彩瑛主将(社4)が相手のボールをパスカットし、そのままカウンターを仕掛け、追加点。さらに、上川華奈(商3)のシュートで7連取をする。

△望月

△石坪主将

攻めの姿勢はもちろん、今節は守りのプレーが光った。池田真心都(法2)がノーマークシュートを防ぎ、失点を許さない。関大の勢いを止めるべく、相手からタイムアウトが要求された。試合、失点再開後、失点を許してしまう。関大がリードを大きく保ちながら、両者ゴールに向かっていく。相手がタイムアウトを続けて要求するも、再開直後の望月のジャンプシュートが関大の流れを途切れさせない。小嶋彩華(商3)のディフェンスや、池田の体を大きく使ったセーブで会場を盛り上げ、相手に得点を与える隙を見せずに13-4で前半が終了。

△小嶋

後半も、池田の活躍が光り続けた。開始直後から相手のジャンプシュートを防ぎ、関大の攻撃に切り替える。後半先制点を挙げたのは前節でも得点を量産した矢野真尋(人1)。さらに、ミドルシュートを決めるなど今節でも好プレーを見せる。常に試合を優位に進めてきたが、上川のシュートを境に、なかなかゴールが決まらない苦しい時間帯に。しかし、後半14分、江藤華(法1)が公式戦初得点を挙げ、この状況を打破した。さらに差を広げたいところだが、相手に連続得点を与えてしまう。すかさずタイムアウトを取り、再構築を図った。試合再開後、関大の空気が変わり、差が開いていく。リードを保ったまま23-12で試合終了。連勝を収めた。

△池田

△矢野

前節よりも、攻守共に相手を圧倒したプレーを見せた関大。池田のセーブや、江藤の公式戦初得点は、チーム、そして会場を大きく盛り上げた。次の試合は休む間もなくやってくる。連勝記録を更新させていきたいところだ。【文:滝口結月/写真:村中望乃】

▼石坪主将
「(今日の試合を振り返って)出だしからテンポよくこっちの流れに持っていくことができて良かったと思います。また、ミスが多い場面でキーパーの池田が何度も相手のシュートを止めてくれたので、相手を勢いづかせることがなかったのがすごく大きかったと感じました。(今日の試合で一番盛り上がった場面は)キーパーの池田が相手のノーマークシュートを止めた時と、前半で私たちが押している場面で相手がタイムアウトを2回取った時です。(後半、得点が上がりにくくなった場面で話し合ったことは)ポストを2人入れた時に対角まで見ることや、セットがしんどい時はディフェンスで粘って速攻まで持っていくことを意識していました。(次戦への意気込みは)明日も続けて試合があるのですが、今日みたいにチームで声を掛け合って出だしから最後まで集中して挑みたいと思います」

▼池田
「(今日の試合を振り返って)出だしからコートプレイヤーが得点を決めてくれていたので、私も勢いに乗れました。1体1が抜かれるのを予測した位置取りもできていたからノーマークシュートにも対応出来た場面が多くありました。DFもみんな足が動いていて、警戒していたセンターからのポストパスにしっかり反応できていてポストの失点も少なく抑えられました。後半も集中してそれを継続できていたから点差を縮められずに最後までやり切れたと思います。(今日の試合で一番盛り上がった場面は)やっぱり私がノーマークシュートを得意の大の字ジャンプで防いだ時ですかね。あと、1年の江藤が公式戦初得点を決めた時です。前回の試合でシュート決めきれてなかったから余計嬉しかったです。(セーブ率が高く失点を多くの場面で防いだが、気をつけていたことは)いつどこで相手に抜かれるかを予測して常に準備をすることを忘れなかったことと、相手の状況に合わせたキーピングができたことが今回のセーブ率につながったと思います。あと、DFとの連携が私の課題でもあったけど、練習からみんなと話すことを大事にして、DFと私の意思疎通ができたから得点を抑えられた場面も多くありました。(次節への意気込みは)調子に乗らず、自分がやるべきことをしっかりやれば勝てる相手なのでいつも通りの自分が出せる準備をしたいと思います」

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