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【FC2008】PK戦を制し、アストエンジCup優勝!

【FC2008】PK戦を制し、アストエンジCup優勝!

◇2023 The KSL アストエンジ Cup 決勝◇対Cento Cuore HARIMA◇12月16日◇万博記念陸上競技場◇

スターティングメンバー
GK 吉岡
DF 細野、中島、宮武、土井
MF 金原、山内、五嶋、大山
FW 谷、打越

トップチームがインカレで初戦敗退し、サッカー部としての最後の公式戦となったこの大会。そして、関大FC2008としての今季初タイトルがかかる大一番を迎えた。メンバーは4年生を中心に組まれる。最上級生としての意地を見せた。

FW谷遥翔(経1)の先制点で一歩リードしたまま、試合を折り返す。後半開始直後にFW打越彪乃介(経4)が追加点を決めた。しかし、得点直後に失点を許す。このまま逃げ切りたいところ。だが、試合終了間際に同点弾を決められ、勝敗はPK戦へ持ち込まれた。先攻は関大。1人目のMF衣川智祐(情3)の成功により、チームに勢いをつける。運命が分かれた6人目。MF久保敬太(人1)が成功し、相手のボールが大きく枠上へ。PK戦を制し、優勝を喜び合った。

 雲行きが怪しい空の下、相手ボールで決勝戦が開始した。何度かチャンスはあるものの、攻められる時間帯が続く。試合が動いたのは前半14分。中央でFW打越がインターセプトをし、右サイドのMF金原航大(経4)にパスを出した。MF金原がゴール前にクロスを出し、FW谷が合わせて先制点を獲得。喜びが溢れた。その後、相手のロングスローにより苦しい時間が続く。しかし、相手のファウルをきっかけに多くのセットプレーを獲得した。MF金原がキッカーを務める。決定機を決めきることができず、攻守が切り替わった。前半の最大のピンチは、DF細野真(文3)がスライディングで防ぐ。そのまま試合は動かず、1-0で前半が終了。1歩リードで試合を折り返した。

△MF金原
△FW打越

 メンバー交代なしで後半が開始した。後半開始から攻守が激しく切り替わる。後半6分、相手の連携ミスからFW打越が相手GKとの1対1を冷静に決めた。2-0と相手を引き離していく。しかし、その直後、相手にチャンスを与えてしまう。CKから相手のヘディングをGK吉岡凛太朗(政策4)がスーパーセーブ。1度はピンチを防いだものの、相手のロングスローからゴール前の混戦の末、失点を許してしまう。点差が近づき、焦りが見える。後半20分、MF大山宣明(安全4)に代わり、MF衣川を投入。サイドからの攻撃を強める。続いて、後半24分、DF細野、FW打越に代わり、DF若尾直哉(安全1)、FW河岡輝星(経4)を投入した。そして、後半33分、MF五嶋亮太(安全2)、MF金原に代わり、MF久保、MF西村颯人(法2)を投入。終盤に差しかかり、試合が加速していく。後半37分、相手にクロスを頭で合わせられ、同点弾を献上した。スコアは2-2に。しかし、そのまま試合は動かずに後半終了。勝敗はPK戦に持ち込まれた。

△GK吉岡

 1人目はMF衣川だ。ボールはゴールの右側に吸い込まれ、関大に流れをもたらした。2人目はFW河岡だ。相手GKに正面でセーブされ、惜しくも失敗。希望はGK吉岡に託された。しっかり見極めて、相手のボールを正面でセーブ。ピンチを免れた。3、4、5人目も難なく成功。そして、運命が分かれたのは6人目だ。MF久保がネットの左隅に決めた。そして、相手のボールは枠上へ。見事PK戦を制し、優勝を決めた。

△FW谷
△勝利後、喜び合う

 今季初タイトルを引退試合で持ち帰った関大。そして、今大会でFW打越が得点王に輝いた。4年生は引退へ。有終の美を飾り、大学サッカーに幕を閉じた。【文:滝口結月/写真:大森一穀】

▼後藤監督
「4年生が最後というところで、FW河岡以外は、最後に有終の美を飾ってくれたらなという思いでスタートから使った。今週、4年生の調子は良かったので、それでいいかなというふうにも思った。最後に優勝をつかんでくれて良かった。優勝っていうのは最なかったので、タイトル取れたっていうのは良かった。(いつもと違うメンバーについて)心配しかない。いつもと違って、自分も計算できないところがあったけど、意外とはまったなっていう感じ。(次のチームに向けて)やっぱり、タイトルを取るっていうのはすごく大事なことで、やるからには最後負けて終わるんじゃなくて勝って終わるのは大事なので、スタンドにいたメンバーも含めて、そこは関大サッカー部として目指していってほしい。」

▼MF金原
「最初に相手のボールを奪ってファーストチャンスを決めれたことが一番良かった。そして、応援の力で最後まで耐えきることができて、PKも全員の力で勝てたと思う。(得点に絡んだことについて)自分で決めたいという思いはあったが、冷静に周りを見ることができたことが得点につながった。(4年間を振り返って印象深い試合は)去年の全社2回戦の沖縄SVとの試合。沖縄SVもその年はアビスパ福岡と関大FCにしか負けていないみたいなこともあって印象深い。(後輩たちに向けて)最後の集合でも言ったんですけど、特にFCにいる選手はTOPを勝たせられる選手になっていかないといけないんで、ここで満足せずにもっと自分の力を磨いて頑張ってほしいと伝えた。全体としては、応援の力で感じたような、横のつながりとか、縦のつながりというのが試合だけではなくて大事かなと思った。だから、関大としてそういう部分を大事にしていって最終的には日本一になれるようにやってほしい。」

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