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ホーム開催で待ちわびた勝ち点3を獲得!

ホーム開催で待ちわびた勝ち点3を獲得!

◇第101回関西学生リーグ後期第5節◇対関福大◇10月8日◇関西大学・中央グラウンド◇

【前半】関大1ー1関福大
【後半】関大3ー0関福大
【試合終了】関大4ー1関福大

GK 山田和
DF 川島、桑原、谷岡、吉本
MF 真田、吉永、三木仁、菊地
FW 前田龍、百田

前節、後半アディショナルタイムの逆転弾で敗戦を喫した関大。首位・京産大との勝ち点差は今節開始前で8。これ以上離されると優勝はかなり厳しい状況となる。しかし、この試合でも悪い流れを断ち切れずに先制を許した。それでも、前半終了間際に同点に追いつくと後半は関大のゴールラッシュ。終わってみれば、MF浅田彗潤(人2)の学生リーグ初得点など、計4得点で快勝を収めた。

△MF浅田

公式戦はここ2カ月勝利なし。そのせいかこの試合も序盤はなかなかリズムをつかむことができない。すると、関福大にコーナーキック(CK)から先制点を献上する。1点を追いかける展開となった。

追いつきたい関大は前半終了間際。FW百田真登(経4)が前線でボールを持ち込む。角度のないところから相手をひきつけて折り返すと、中で合わせたのはMF菊地孔明(人4)。なんとか前半のうちに同点に追いつき、試合を折り返した。

△MF菊地

後半は関大がボールを握る。開始早々から攻め込むと、59分。CKからの波状攻撃を見せ、こぼれ球に詰めたのはDF谷岡昌(社4)。ゲームキャプテンのDF谷岡のゴールが決まり、逆転に成功する。

だが、前節も1度は逆転しただけに油断はできない。1点リードで関大は選手を交代。MF真田蓮司(法1)に代えてDF髙橋直也(商4)を、FW前田龍大(人3)に代えてFW大矢瑞樹(情2)をピッチへ送り出す。DF髙橋は第2節の大院大戦以来、およそ2カ月ぶりの公式戦復帰。J1内定済みの頼もしいCBがチームに帰ってきた。

△DF髙橋直

勢いを取り戻した関大は直後の65分。今度はMF菊地のパスからFW百田が決め、追加点を獲得した。3-1と点差を2点に広げる。これでFW百田は今季リーグ戦13ゴール目。得点ランキングトップのFW古山(大体大)とついに2ゴール差にまで詰め寄った。

このまま逃げ切りたい関大。MF藤﨑琉依(商2)、MF浅田、DF吉村瑠晟(経2)と2年生3人を立て続けに投入する。この起用がはまり、試合終了間際にさらに得点が動いた。MF三木仁太(政策2)、FW大矢とパスをつなぎ、MF浅田がミドルシュート。これがゴール枠内を捉え、相手GKも触れず。2年生のコンビネーションで1点をもぎとり、MF浅田はこれがうれしい学生リーグ初得点となった。

試合はこのまま4-1で終了。ホーム開催で久しぶりの白星をつかみ取った。しかし、京産大、関学大も勝利し、勝ち点差は変わらないまま。残りシーズンもこの2校に関大を加えた3校による三つ巴の我慢比べが予想される。次節の相手は雷の影響で延期になった第3節の大経大。後半途中からの再開と、立ち上がりに課題を抱える関大にとって難しい状況だ。それでも、優勝に向けては勝ち点3を積み重ねるしかない。残りの試合で全勝を目指して逆転優勝への望みをつなぐ。【文/写真:大森一毅・写真:滝口結月】

▼前田雅文監督
「セットプレーで先制されて悪い流れからのスタートとなってしまった。その中でしっかり逆転できたこと、リーグ戦でなかなか出ることができなかった選手が頑張ってくれて最終的に4-1で勝利につながった。(前節からの修正は)1週間でリスク管理だったりという部分はもう1度徹底した。簡単に失点することがないようにということは意識した。難しい部分があったが、前節から学びもあった。(今後に向けて)一瞬の隙で勝ったり負けたりということになる。本当に一瞬の勝負になると思う」

▼DF谷岡
「大臣杯、明関戦と負けて、先週もリーグ戦で負けてしまった。ここで流れを断ち切らないといけないことはみんなわかっていた。関大でやるということもあって絶対落とせない戦いだった。(関福大への対策は)ボールが握るのがうまいチームで隙を見せるとやられると思っていた。攻撃の芽を摘むことを意識して、自分たちはいつも通りボールを握っていこうと話していた。(失点シーンは)先週コーナーから失点した中で配置を変えたりして対策はしていた。今日は普段やられているところと違うところでやられてしまった。悔しいけど次に向けて切り替えてやっていくしかないと思う。(逆転ゴールについて)前半に自分のところにいいボールがきたが、うまく触れなかった。その悔しさとか失点が続いていたこともあったので、チャンスがきたら意地でも決めてやろうと思っていた。(今後に向けて)全勝しても自力で首位になれるわけではない状況なのでこれ以上負けるわけにはいかない。全員がスイッチを入れていかないと結果はついてこないと思う。ここから上位対決にもなるので練習からしっかり準備していきたい」

▼MF菊地
「前節はふがいない試合をしてしまった。今回の試合は気合いを入れて臨もうと話していた。入りも悪くて最初失点してしまったんですけど、前半のうちに追いつくことができて良かった。(同点シーンについて)真登(=FW百田)がためを作ってくれて、パスをくれたので後は流し込むだけでした。(アシストも記録したが)1G1Aで2ゴールに絡めてチームの勝利に貢献できて良かった。次の大経戦は20分しかないけど、そこでも結果を残せるようにしたい。(今後に向けて)これからの試合は絶対に落とすわけにはいかない。さらに上を目指して頑張っていきたい」

▼MF浅田
「初ゴールは素直にうれしい。1回生の頃から試合に出してもらっていた中でチャンスをつかみ切れずに終わっていた。(監督からの指示は)試合終盤で勝っている状況だったのでシンプルにプレーするようにと言われた。自分の特徴を出すことを意識して点につながったので良かった。(ゴールシーンについて)逆サイドに展開して自分がボールを持って時間を作れた。瑞樹(=FW大矢)が入ってきてくれて練習通りに得点することができた。(今後に向けて)与えられたチャンスを生かしていい仕事ができるように頑張っていきたい」

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