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春に続き、関学大に悔しい敗北

春に続き、関学大に悔しい敗北

◇2023年度関西学生秋季リーグ7日目◇対関学大◇9月23日◇於・関西福祉科学大学

[前半]関大17-18関学大
[後半]関大18-21関学大
[試合終了]関大35-39関学大

相手校の棄権もあり、現在6連勝中のハンドボール部男子。7戦目は春リーグで悔しくも敗北を喫した関学大と対戦した。開始から一切気の抜けない、緊迫した試合が繰り広げられた。両者交互に得点し、点差は開かず。前半は関大が1点ビハインドで折り返した。後半は両者とも前半よりも堅いディフェンスを展開。その中でも中盤には関大が逆転する。しかし、終盤に関学大が怒濤(どとう)の追い上げを見せる。そして、終わってみれば35-39で、今秋リーグ初の敗北を喫した。

試合は序盤からハイレベルな戦いが繰り広げられ、両者が交互に得点を重ねた。関大ボールから始まるが、先制点は相手が獲得。続けて、山田凌裕(経4)がうまく切り込み、1点目を取った。その後、関大は松本大昌主将(文4)が相手ディフェンスの上からシュート、小田航平(人2)がディフェンスの隙間に切り込みシュートを決める。また、今日がけがからの復帰戦となった上ノ原龍哉(人4)もサイドから得点した。守備では相手の速攻に対し、GK田中星矢(人2)が好セーブを連発。守りからチームを盛り上げた。中盤にはチャンスがやってくる。羽渕晴一朗(情3)が7㍍スローを獲得すると、有本晃人(法4)がシュートを決める。さらに続けて、松本主将が速攻から同点弾をねじ込んだ。このまま逆転したいところだったが、直後に連取を許し、再び関学大リードで試合が進む。終盤は、右サイドの有本を中心に得点を重ねた。前半最後は、小田がシュートを決め、17-18で試合を折り返した。

△松本主将
△小田

後半も、前半と同様に互角の展開に。序盤、関大は上ノ原の難しい角度からのサイドシュートや、松本主将の連続得点、山田のシュートで得点した。しかし、ここで味方から2分間退場を出してしまう。不利な状況が響き、痛恨の3連取を許してしまう。3点ビハインドになってしまうが、ここから意地を見せた。攻撃では山田、小田、有本が確実にシュートを決めた。また、守備もどんどん強化されていく。池原大貴(社4)と土岐勇斗(文2)を中心に置いた守備で、相手にシュートを打たせない。GK田中と連携して守り切り、連取が増える。そして、松本主将のシュートが決まり、同点に追いついた。さらに、山田と有本が連続で決め、一気に2点のリードを獲得した。ここで相手がタイムアウトをはさむ。このまま流れに乗りたいところだったが、ここから試合が大きく動いた。タイムアウトが明けると、相手の堅いディフェンスを前に得点できず苦戦する。その間に相手が7連続得点。残り4分のところで31-37と、リードを広げられてしまった。絶体絶命の関大は、有本のサイドシュートや、小田のブラインドシュート、土岐の速攻で最後まで反撃する。しかし、終盤に大きく開いた点差を縮めきれず。試合は35-37で、秋リーグ初の敗北。春リーグのリベンジとはならなかった。

△山田
△有本

春と同じく優勝の前に立ちはだかる強敵・関学大。今年の秋も敗北を喫してしまった。しかし、リーグはまだ終わっていない。次戦は翌日、関西王者・大体大と対戦する。強敵との連戦になるが、切り替えを大切に、勝利を目指す。【文/写真:松尾有咲】

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