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令和5年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第1節◇対立命大◇9月14日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇

関 大 010 011 100=4
立命大 220 020 10Ⅹ=7

(関)竹下、岐部、伊藤―福永
(立)土居、安藤―生田

1(中)藤澤
2(三)古田
3(遊)福留
4(右)木下
5(左)日高
6(指)大下
7(一)橋本
8(捕)福永
9(二)西田
先発 竹下

春はあと一歩のところで全国出場を逃し、涙をのんだ関大準硬。福永翔太主将(社3)率いる新チームが始動し、初のリーグ戦に臨んだ。

先攻の関大は1回、三者凡退に倒れる。その裏、先発の竹下紘生(政策2)が相手打線に捕まった。先頭打者に中安で出塁を許すと、次の打者からは三振を奪ったものの、続く2者に連続で四球を与え1死満塁のピンチを背負う。中前適時打を浴び、2点を先制されてしまった。

すぐに追いつきたい関大は2回、先頭の4番・木下立清(りゅうせい=人2)が右安で出塁し、日高涼汰(経3)も内野安打で続く。大下朋也(外3)が犠打でチャンスを拡大すると、橋本昴来(安全2)の放った打球が相手三塁手の失策を誘い、その間に木下がホームイン。1点を返した。その後、福永主将が四球を選び、1死満塁としたが後続が倒れ、反撃は1点止まりに。

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△木下(左)と竹下

2回にも2点を献上した竹下だったが、3・4回は無失点に抑える。次に試合が動いたのは5回。先頭の代打・山崎大輔(商1)が二失で出塁すると、2番・古田大輔(情3)の内野安打で三塁へ進む。福留涼平(商3)の併殺崩れの間に山崎が生還。点差を3点とした。

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△山崎

その裏、失策と四球で無死一、二塁とされ竹下は降板。次にマウンドに上がったのは岐部大凱(社3)。失策と犠飛で2点を失った。

6回、先頭の木下が死球で出塁。日高が犠打で得点圏に走者を進めると、打席には7番・橋本。右翼線に打球を運び適時打とした。直後の6回裏、岐部は2死二塁から長打性の当たりを浴びるも中堅・藤澤が好返球。本塁で二塁走者を刺殺し、この日初めて得点後のイニングを無失点に抑えた。

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△橋本
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△6回裏、本塁に向かう二塁走者と福永主将

7回には木下の右適時打で1点を追加し、4―6と2点差に迫る。その裏からは、3番手・伊藤脩太(社2)が登板。先頭に安打を浴びると、続く打者に適時二塁打を浴びた。

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△伊藤脩

8回、二死から福永、代打・水島、藤澤が連続で出塁し満塁のチャンスを作るも得点とはならず。9回は三者凡退に倒れ、試合終了となった。

両チーム同じ安打・失策数だったが、好機であと1本が出ず開幕戦を白星で飾ることはできなかった。しかしリーグ戦はまだ始まったばかり。たくさんの試合を経て、福永準硬はさらに強くなっていく。【文:島田采奈/写真:中吉由奈】

▽福永主将
「(リーグに向けてどのような準備をしてきたか)全勝という目標を掲げた。勝ちぐせをつけたいということで、昨年とは違い、練習試合から勝ちにこだわって。どんな勝ち方でも良いから、相手よりも多く点数を取ろうと話していた。(今日の試合を振り返って)序盤から普段の雰囲気で試合を進めることができず、苦しい展開だった。(終盤には好機も多かったが)勝ちにこだわって夏の間に練習してきたぶん、勝ちへの執念は強かった。走者をためてチャンスを作る準備は常にしている。(秋から1年生がデビュー)山崎は思い切りがあってポテンシャルの高い良い選手。どこで起用するかは迷ったが、いいタイミングで結果を出してくれて良かった。(リーグ戦への意気込み)10戦あるうちの初戦は落としてしまったが、残りの9戦はしっかり勝てるように。今日の反省点を振り返って次に生かしたい」

▽山崎
「(今日の試合を振り返って)1打席出番があるかないかだと思っていた。『どんな場面でも準備しておいて』と言われていたが、急に出番が回ってきて、気持ちの準備もできていなかった。それでも気持ちを切り替えて出塁でき、チームの雰囲気を変えられたのかなと思う。(関大準硬はどんなチームか)縦の関係が良好でプレーしやすい。いろいろなことを言いやすい雰囲気を先輩たちが作ってくれているので、1年生も良い意味でやりたい放題にできている。(リーグ戦への意気込み)今日のように1打席で結果を残していかなければいけない。そこでチームに貢献できるように練習を重ねていきたい」

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