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万全の体制整わずとも関学大に勝利!

万全の体制整わずとも関学大に勝利!

◇第46回総合関関戦◇6月4日◇関西学院大学西宮上ケ原キャンパス 総合体育館小フロア

○関大6ー2関学大●
●先鋒 中川 1-1橋本
○次鋒 安藤 7-3岡
○三峰 髙橋 1-0玉井
○四峰 砂田 2-0小西
○五峰 広沢 6-0柿本
●六峰 千切 0-6山川
○副将 大丸 1-1加藤
○大将 竹内 5-1宮西

関西学生個人選手権大会で多くの関大勢が活躍し、勢いに乗る空手道部。今年も総合関関戦に臨んだ。昨年の関関戦にも勝利しているものの、石井翔大主将(人4)や望月勇稀(人2)らが欠場。不安の残る試合だったものの、流れを呼び込み見事に勝利を掴んだ。

試合前、空手道部に流れを呼び込むため、体育館に応援団がやってくる。応援歌メドレーを披露し、選手たちにエールを送った。

△河口直生団長(法4)

先鋒に登場したのは中川あや(経1)。開始40秒で上段突きを決められ、1ポイントを追いかける展開になるが、にらみ合いになりなかなか攻め込めない。残り6秒のところで上段突きを決め、1-1で試合終了。しかし、途中で中川は忠告を受けていたため敗戦となった。

△中川

先鋒が敗れ、まずは同点にしたい関大。安藤光輝(化生1)を次鋒に送り込む。安藤は開始14秒で上段突きを決めると、お互い点取り合戦になる。前半を終えた時点で3-3となった。ここまで一歩も譲らぬ戦いを繰り広げていたが、安藤は後半に調子を上げる。最終的に7-3で勝利し、勝ち点が並んだ。

△中川

三峰は髙橋勝大(経3)。開始1分以上にらみ合いが続くが、残り36秒で上段突きを決める。この1ポイントを守り切り、勝利を収めた。

△髙橋

砂田依輝(人3)は四鋒に登場した。開始27秒で中段突きを決めると、相手の反撃を許さない。残り5秒でも中段突きを決め、そのまま2-0で勝利した。

△砂田

関西王者・広沢暖我(はるが=人1)は五鋒に登場する。開始8秒で上段突きを決め先取すると、その5秒後にも上段突きを決める。そのまま突きを決め続け、6-0の快勝を収めた。

△広沢

ここまで4勝した関大。あと1勝すれば勝ち越しが決まる。そのような中で六鋒として登場した千切将太郞(商4)だったが、上段蹴りを決められるなど0-6で敗戦した。

△千切

勝ち越しを決めたい中で登場したのが副将・大丸美津妃女子主将(情4)。体格差のある相手を前に突きのチャンスをうかがい、開始59秒で上段突きを決める。途中相手に中段突きを決められ、1-1で試合を終える。しかし、相手が忠告を受けていたため勝利を収め、関大の勝ち越しが決まった。

△大丸女子主将

大将は竹内裕哉(安全4)。竹内は開始8分で上段突きを決め先取するが、前半終了時点で1-1で並ばれる。しかし、残り33秒のところで相手を倒し、中段突きで一本を取った。さらに上段突きで1ポイントを加え、最終的に5-1で勝利した。結果、関大は6勝2敗と大きく勝ち越し、今年の総合関関戦も関大の勝利となった。

△竹内

この日は多くの競技で関学大に破れ、関大の雲行きが怪しくなった総合関関戦。そんな中でも空手道部は力を見せ、見事に白星を関大へ運んだ。今日の試合が関大の勝ち越しへ、そして空手道部の未来へ生きる。【文: 𠮷村虎太郎 /写真:西村果凜】

大丸女子主将
「(今日の試合を振り返って)全員が調子が良くて、先鋒から調子上がってきたと思います。(先鋒・中川が敗れたことについて)先鋒には勢いをつけるという役割があるので、中川の負けは負けでもチームに良い影響を与えられる負け方だったと思います。(安藤について)安藤には良い動きもあり1勝取ってきてくれ、その勢いでいこうという思いがありました。(4-2で出番が回り、勝てば勝利というプレッシャーはあったのか)プレッシャーもありましたが、大将の竹内も心強い選手なので、そこは安心して自分の動きをしようと思いました。(体格差について)自分より大柄な選手と戦う機会が多いですが、動いて動いてひたすら突きを狙うという自分のプレーができたかと思います。(勝利が決まった瞬間は)めちゃくちゃうれしかったです。1年生など後輩も多かったので、どうなるかと思っていましたが勝ててよかったです。(女子西日本団体が自信につながっているのか)強い学校に勝ったりもしているので、そういうところも自信が付いてきていけたとかと思います。(ラストイヤーに向けて)まず全関西団体で上まで勝ち上がり、最終的には全日本で決勝ぐらいまで進めるように頑張りたいと思います」

広沢
「(今日の試合を振り返って)僕自身は任された仕事を全力で務め、結果勝利に貢献できてよかったです。(プレーについて)失敗した後もポイントを手にするまでしつこくいくというのが関大の練習で中心になってくるところなので、そこが練習の成果が出たところかと思います。(関カレを振り返って)試合前から1年生なので思い切っていけと先輩方に言われ、臨んだ結果がうれしいことに優勝でした。(緊張しないタイプなのか)凄く緊張するタイプだと思います。ただ、試合前から試合に出ないメンバーの方々にたくさんサポートしていただいたおかげで良い状態で臨めました。(初の大学対抗戦は)今回は石井主将が不在で、メンバーもケガなどで出られない人がいて人数も限られた中での関関戦でした。しかし、お互いがお互いをカバーしながら戦い1個1個の試合を頑張って行くということだけを意識して臨んだ結果が出たかと思います。(同級生の安藤の活躍について)あれを見て次は自分がと思いましたし、良い同期だと思います。(今後の目標)直近で全日本学生個人選手権大会があるので、それに向けてしっかりやっていきたいと思います」

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