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[FC2008]FW百田が今季初得点!接戦制し勝ち点3をつかんだ!

[FC2008]FW百田が今季初得点!接戦制し勝ち点3をつかんだ!

◇2020関西サッカーリーグ第5節◇対おこしやす京都AC◇9月20日◇橿原公苑陸上競技場◇

第5節の相手は昨年2位のおこしやす京都AC。リーグ優勝を果たすためには、もう負けることは許されない。序盤から積極的な守備でボールを奪うと、前半20分にFW百田真登(経1)のシュートで先制。そのままリードを守り抜き、見事勝利を収めた。

前半から、ボールが激しく動く展開となった。MF森下義雄キャプテン(情4)は多彩なパスや相手ボールのインターセプトでチャンスを作り出す。だが、さすがは昨年2位のチーム。自陣深くまで攻め込まれる危ない場面も。これに対し、DF北浦太一(情4)の守備が光る。サイドから上がる相手のクロスに体を張り、コースを切ることで決定機を作らせない。

△MF森下キャプテン
△DF北浦

ボールは動くがスコアは動かない。お互いにもどかしい時間が続く。だが、均衡を破ったのがFW百田だ。20分、DF岡田清亮(人4)がボールを奪い、MF金世求(環都4)にパス。そこからFW百田につなぐと、飛び出してきた相手GKを上手く避け、ボールをゴールに流し込む。「チームに対して自分の力を出せた」。今季自身初ゴールとなる得点でチームに勢いをもたらした。

DF岡田
△MF金
△FW百田

なんとしてでもリードを保ちたい関大。だが、相手の攻撃はより一層強さを増し関大を襲う。自陣でのパスを相手にカットされ、関大DF陣の一瞬の隙をつきスルーパスを出される。不意に訪れたピンチだが、GK石田剛士(法4)がいち早く反応。思い切りのいい飛び出しでゴールを守り切った。

△GK石田

リードで迎えた後半だが、関大は攻撃の手を緩めない。7分にはDF増岡大地(文4)からMF金へサイドのロングパス。これは惜しくも通らなかったがコーナーキックを獲得した。そして、キッカーMF芝元今日平(社2)のボールにDF三輪田竜生(社3)が合わせにいくが、少し届かない。待望の追加点とはならなかった。さらには23分、相手コートでキープしているボールをFW西村真祈(法1)が奪い取る。そして得意のロングシュートを放つ。ボールは選手に当たり得点とはならなかったが、相手をヒヤリとさせる積極性を見せた。

△DF増岡
△MF芝元
△DF三輪田
△FW西村

リードはしているもののその差は1点。気の抜けない状況が続く。試合終盤、相手のロングボールで一気に自陣までボールを運ばれるなど、何度もピンチは訪れた。だが、選手全員が最後まで走り抜きすべての危機を乗り越える。95分の激闘を終え、関大の勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた。

今回の勝利で関大は2位に浮上。「最後まで粘り強く戦えたことが勝利につながった」とMF森下キャプテンは振り返る。残す試合はあと2戦。必ず勝利し、悲願のリーグ優勝へと駆け上がる。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・牧野文音】

▼後藤亮太コーチ
「今日の試合は、今シーズンで一番きつかった試合じゃないかな。先週はTIAMOとやったけど、それ以上に今日の試合はドキドキするというか、きつかった思いがある。(きつかった中でも勝てた要因は)選手がとにかく頑張っていたんじゃないかな。この戦術がうまくいったとか、これができたからというよりも、とにかく気持ち入って戦っていたし、ゴール前でも粘れていたし、そこが要因だと思う。(前節までと比べて変わったところは)前節の方がよかったかもしれない(笑)。引き分けているけど、前節の方が自分たちのやりたいことができていたと思う。今週はそこまでいい準備はできていなかった。選手たちもあまり競争できていなかった状況があったんで、そこから考えると、先週の方がよかったんじゃないかと。気持ちの部分が強かったかな。うまいとか、速いというよりも、そういう気持ちの部分で負けてないのが関大の強みというか関大らしさなんで、そこがよかったかなと思う。(次節へ向けて)選手たちにも言ったけど、サッカーあるあるで、こうやっていいゲームで勝てたときに、次のゲームで気持ちが緩んだり、良くないときが多い。そこだけないようにしっかり練習のところから気持ちを引き締めて、雰囲気を作っていきたいと思う」

▼MF森下キャプテン
「(今日の試合は)全体的に前からかけていくことと、相手は蹴ってくるし、能力的にも僕たちの方が劣るんで、そこを運動量でカバーしないといけないということを入りから言っていた。それがずっとはまり続けて、最後まで粘り強く戦えたことが勝利につながったと思う。(今日の試合で意識したことは)前線からかけていかないとフリーで蹴られて、競り合いで勝てないんで、そこはフォワードの選手が前からかけて、限定させることでいいボールを蹴らせないことをずっとトレーニングでも意識していて、それがうまくはまったのかなと。(勝ち点3を獲得したことは)この試合は絶対に落とせない試合で、優勝を目指すなかで、今日落とすと優勝を逃してしまう大事な試合で、勝てば大きく優勝の確率が上がるような瀬戸際の試合だったんで、それをうまく勝ちきれたのは去年とは違う。去年はこんなに粘り強くなく、最後に引き分けたり、逆転負けをしてしまうことがあった。今年最後の4回生の力だと思うけど、声を出して、チームのために頑張ったから、この勝ち点3に持っていけたんだと思う。優勝に向けて、あと2戦絶対に負けられないんで、まず勝つことは大前提。自分たちのサッカーはポゼッションサッカーだけど、相手に押し込まれてなかなかそれができなかったので、次の試合は内容も結果もこだわって、必ず勝利する」

▼FW百田
「今日の試合が一番山場だとみんなで言っていて、まず勝てたことが良かった。今日が5節で、自分が得点できずにここまで来ていて、その中でも、後藤コーチや古橋コーチが自分を使ってくれていることに感謝して、試合に臨んでいた。今まで自分が点を取れていなくてもパスを出してくれる味方だったり、最少失点で守ってくれているチームメートのためにっていう思いで今日の山場の試合を迎えていたので、得点シーンは気持ちで押し込んだ。(得点シーンについては)金くんがいいボールを出してくれたので、まずはトラップをしっかり決めることにこだわって、あとはキーパーのタイミングを外すところを考えて決めた。気持ちとしてはやっと取れて、チームに対して自分の力を出せたことはすごくよかった。あと2勝すれば優勝も見えてくるので、目の前の試合に向けてもう一回競争していきたい」

▼GK石田
「今日の試合はしんどかった。攻められる時間が多かったんで、守備に回る時間が多く、みんなきつかったと思う。(危ないシーンが多い中での無失点について)素直にうれしい。何回も無失点に抑えようと言いながらもこの4試合失点してきた中で、一番しんどい試合で無失点にできたのは次の試合にもつながるし、自信になった。(次節に向けて)今、勝ち点8なんで、マックスの勝ち点14まで取れるように頑張る」

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