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[なでしこ]大体大の守備を崩せず開幕2連敗。

[なでしこ]大体大の守備を崩せず開幕2連敗。

◇2020年度関西学生女子秋季リーグ第2節◇対大体大◇9月19日

【前半】関大0-0大体大

【後半】関大0-1大体大

【試合終了】関大0-1大体大

秋季リーグ第1節は武庫女大に敗れ、これ以上黒星を増やしたくない関大なでしこ。第2節の相手は昨年1位の大体大。前半は互角の勝負を繰り広げたが、後半に失点してしまう。この差を縮めることができず2節連続での敗戦となった。

前半は一進一退の攻防が続いた。FW大田萌女子主将(文4)を中心とした攻めで得点を狙う。12分にはFW大田のパスを受けたMF笹部麻衣(人3)がサイドを駆け上がり、クロスを上げる。惜しくもこのボールは合わなかったが、確実にチャンスを作ることができ、上々の立ち上がりを見せた。

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△FW大田女子主将
△MF笹部

守備面でも関大なでしこは奮闘する。9分、関大DF陣が躱(かわ)され、シュートコースが空く。いきなりのピンチが訪れるが、GK井上沙季(商2)がしっかりセーブ。DF林祐里(人2)は体を張ったプレーで相手をゴールに向かわせない。相手コーナーキックに対してはFW大田がヘディングで処理するなど、攻守に渡る活躍を見せ、無失点のまま前半を終えた。

△GK井上
△DF林

後半は相手のペースだった。FW大田女子主将は、修正してきた相手に対し、「自分たちもバタバタしたし、疲れてきた」と振り返る。右サイドから運ばれ、得点機を作られる。

前半11分、関大も負けじと攻撃を仕掛けるが、オフサイドに。なかなか得点につなげることができなかった。

次第に相手にボールを所持される時間が増えていく。FW塚原碧衣(政策2)が懸命に食らいついた。だが、ボールを奪うことができない。そして、前半17分、得点を許してしまう。左サイドから放たれたボールにGK井上が反応を見せるも、わずかに届かずゴールネットが揺れた。

△FW塚原

途中出場のFW瀧沢雪乃(人1)が左サイドから運び、ミドルシュートを放ったり、MF成迫実咲(人3)のクロスにFW塚原が反応を見せたりと、攻撃をしていく。だが、得点を奪い返せないまま、ロスタイムへと突入する。

20
FW瀧沢
△MF成迫

「ラスト、シュートまで持って行こう」。FW大田女子主将の声が響き渡る。その声に応えるように、パスをつなげ、猛攻を見せた。しかし、決定打を放つことはできず、試合終了を迎えた。

前節に引き続き、苦杯をなめた関大。次節は、昨年度2位の大学との戦いだ。勝利への執念、全日本インカレへの執念を燃やし、勝ち点3をつかみ取る。【文/写真:宮本晃希・遠藤菜美香】

▼FW大田女子主将

「武庫女戦より自分たちのできることが増えたし、いろいろ改善できたところはあったけど、あの失点があってからは、武庫女戦みたいにバタバタしてしまった。それを持ち返せたところはあるけど、やっぱり点が入らないと勝てないから、最低でも勝ち点1以上は絶対持ち帰りたかったし、今の時点で勝ち点0はけっこう痛いと思っている。(前半に比べて後半は攻められる状況が多く見られたが)前半と後半で何が変わったかはわからないけど、向こうの修正はあったと思うし、自分たちもバタバタしたし、疲れてきたところはあった。つなぐことが難しくなってきたり、ドリブルしてくる相手にどう対応するかといった点で、自分たちの方が劣っていたと思う。前半は自分たちも攻められていることは分かっていたけど、その中で決めきることはすごく大事だと思う。(改善点は)得点力。失点のところは、個人的に言うと、なんとしてでも止めたいところではある。失点してしまうのは結果的には仕方のないことだと思うけど、やっぱりそれを食い止めるのは大切。得点の面でも、絶対枠に飛ばす。2部で戦うよりはシュートチャンスも少なくなると思うから、限られたチャンスの中で決めきるというのはすごく大事になってくるのかなと思う。(次節に向けて)毎回言うんですけど、絶対勝たないといけないし、自分は4回生で主将としてこのチームでインカレに行きたいと思っている。そこはぶれないし、絶対行きたい。なんとしてでも行きたい。なにしてでも行きたいから、インカレへの想いを持って、絶対勝ちに行きたい」

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