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[FC2008]開幕初戦は黒星。次戦で巻き返しを誓う!

[FC2008]開幕初戦は黒星。次戦で巻き返しを誓う!

◇2020関西サッカーリーグ第1節◇対Cento Cuore HARIMA◇8月23日◇明石海浜公園

【前半】関大1ー1Cento Cuore HARIMA

【後半】関大0ー1Cento Cuore HARIMA

【試合終了】関大1ー2Cento Cuore HARIMA

※無観客試合

なでしこ、TOPチームに引き続き関大FC2008が今季初の公式戦を迎えた。今年は新型コロナウイルスの影響で全国の舞台はなくなってしまった。そのためこのリーグ戦が、今季FCにとって最初で最後の戦いとなる。目標のリーグ優勝に向け、意気込んで臨んだ初戦だったが、惜しくも1点差で敗れた。今季初白星は次戦へお預けとなった。

開始後まもなく、FW西村真祈(法1)がシュートを放つなど、攻めの姿勢を見せる関大。対して相手もセットプレーから攻撃を展開するなど、互角の展開が続いた。14分にはMF金世求(環都4)が起点となり、MF藤崎啓之介(経4)までつながる。右サイドから放ったシュートは相手DFに止められるも、コーナーキック(CK)からチャンスをつくった。直後には、MF芝元今日平(社2)が前線を突破し、パスを受けたMF藤崎がCKを獲得。キッカーのMF森下義雄キャプテン(情4)は相手の裏をかいて短めのボールをけるなど、徐々に関大がゲームを支配するようになった。

▲FW西村
▲MF金
▲MF藤崎

そしてついに待望の瞬間が訪れる。28分、FW百田真登(経1)が放ったシュートがクロスバーに直撃しピッチに戻る。そのボールを冷静にMF芝元が流し込み、見事先制を決めた。「ファーストタッチでパスを受けたので、その後もうまく決まった」。普段自分で得点を決めることが少ないと言うMF芝元の得点が、さらに関大の追い風となる。

▲FW百田
▲MF芝元
▲得点シーン

フリーキックからのチャンスでは、FW西村が頭で合わせ、ゴールをかすめた。ボールを保持する時間も増える。しかし、一瞬の隙からカウンターを浴び、ゴール前で痛恨のファール。相手にPKを与え、同点弾を献上した。そのまま前半は終了。いい流れに持ち込めていただけに、失点後、チームに暗雲が立ち込めた。

▲PKシーン
▲MF森下主将

後半、切り替えたいところだったが、徐々に関大の運動量が、相手に劣るように。自陣でのプレーが増え、なかなかチャンスを生むことが出来なかった。それでもDF北浦太一(情4)をはじめとするディフェンスラインが粘り、GK石田剛士(法4)も何度も飛び込んでゴールを阻止した。しかし、33分、ゴール前に抜け出した相手がGKとの1対1を制し、2点目を挙げる。関大は選手交代で、流れを変えようと試みるも、一度傾いた展開は元に戻ることはなかった。開幕は黒星発進となった。

▲DF北浦
▲DF増岡大地(文4)
▲DF中瀬古陽央(文1)
▲DF原一貴(安全2)
▲GK石田

「厳しさが足りなかった」とMF森下キャプテン。コロナの影響で自粛期間も長く、調整に苦しんだが、後半の集中力と言う課題が浮き彫りとなった試合だった。しかし、「この負けはもう切り替えるしかない」とDF北浦。この1敗を無駄にしないためにも、次戦必ず勝ち点3をつかみ取る。【文/写真:勝部真穂】

▽後藤亮太コーチ

「もったいないなっていうのが正直な感想。勝ち点3を取ることができるゲームだった。前期の7試合がなくなってて、この後期7試合というのは本当に貴重。特に4年生にとってはこれで引退になるわけで、例年とは違う。だから間違いなく気持ちが入るし、試合ができることに関してはすごくワクワクした気持ちで臨んだ。(前半)点を取っていけるぞっていう時に、ファール取られてPKで点数取られたというところは、すごくもったいない。今日の審判は結構敏感にファールとか取る審判だったので、そこはもう少し冷静に、クリーンにやっていかないといけなかった。1点取った後に流れが来ていたので、いけたら良かったが、あの1個だけで流れが変わってしまう。それもサッカーといえばサッカーではあるが、もったいなかったと思う。(相手チームは)走ってくるチームだなという印象。1週間前に関学と(相手が)試合をしていて、その時から、走ってくるなという印象はあって、今日、うちは走り負けずにという目標があったが、後半向こうのギアが上がった感じで走ってこられた。それに対してうちが受け身になってしまってやり返せなかった。(次戦に向けて)もう勝ち点3を取るしかないと思っている。今年は全国大会も無くなってしまって、このリーグ戦しかない。リーグ優勝を狙いたい。7節しかないが、タイトルを取りたい。来週に向けてしっかりともう一回準備。特に自分たちの隙をなくしていかないと。まだまだ隙が多かったり、妥協したり、甘えてる部分が選手の中には多いので、一個一個取り払っていかないと勝てないと思う。取り払う作業をしていって、しっかりと勝ち点3を取りたい。次のゲームはどちらかというとうちのホームで、無観客ではあると思うが、ホームのアドバンテージをとって、勝ち点3を取りたい」

▽MF森下キャプテン

「前半の方は入りも良くて、僕たちのペースでできたのは、自分たちのやりたかったことやれたんで良かったと思うが、後半、運動量落ちて相手のペースになって守りきれなかったというのはまだまだ自分たちの運動量とか、厳しさが足りなかったと思う。(コロナの影響は)準備期間が少し短かったというのはある。でも、それを言い訳にしたくはない。僕たちはサッカーがうまくはないので、厳しさを持って、運動量を上げるというのを強みにやってきた。そこの準備の部分がまだまだ足りなかった。後悔している部分ではある。(良かった部分は)自分たちのやりたいことができた時間もあった。ポゼッションのところは相手よりうまく回せたと思う。前で(ボールを)奪うシーンも多くて、得点シーンを何度か作れた。でも、そこで決めきれない部分は、まだまだ自分たちの力不足。次の2節に向けて決めきるところを意識していきたい。(今年のFCは)いいチーム。仲いいし、縦も横も関係なく全員コミュニケーション取れるというのはいいところ。でも、そこに対して厳しさというものがまだまだ足りないと思うので、強く言える人がどんどん増えてきたらもっといいチームになるかなと思う。(第2節に向けて)僕たちは優勝というところを目指しているので、まず絶対に勝たないと優勝が遠ざかる。必ず勝ちたい」

▽DF北浦

「自粛期間で、自分たちは公式戦があって、他のカテゴリは練習できていないチームもある中で、こうして公式戦を迎えられたことにはすごく感謝していた。だから絶対、練習できていないカテゴリの為にも俺ら結果を残そうという話をしていた。でも、このような結果になってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱい。自分たちは最初は日本一を目指していたが、(全国大会が中止となり)その目標が無くなった。その次に関西を制覇しようという目標を掲げていた。そのために全員で頑張ろうって言っていて、初戦は絶対に勝たないけないという雰囲気はあった。気持ちはすごく入っていたし、4回生が引っ張っていたが、その中で勝つことが出来なかったので、すごく悔しい。前半は結構自分たちのペースで試合できたと思うが、やっぱり後半で一気に。後半も自分たちのペースに持っていこうと、話はしていたが、後半になったら、相手の方が社会人なのに、相手の方が体力あって走って、自分たちは走り負けしていた。それで負けたと思うし、やっぱり大学生らしく戦うというところで、粘り強さとかが強みになるはずだけど、そこの部分で相手の方が上回っていた。本来なら、自分たちが上回らなければならない。球際や体力の部分はこれからずっと課題で、克服していかないといけないと思う。正直選手層の部分では今日の試合では薄いなと感じた。途中から出てきた選手が流れ変えるのが強いチームだと思う。今日の試合では途中に入ってきた選手が流れを変えることが出来ていなかった。そこはもう一回全員で競争して選手層を厚くしていきたい。(次戦に向けて)この負けはもう切り替えるしかない。もう絶対落とせないので、絶対に勝つために、感謝の気持ちを持ってまた1週間頑張ります」

▽MF芝元

「最初はうちのペースで試合運べていたが、後半の集中力の差が、相手の方が上回っていたので、そこで時間帯てきにも失点したのは最後の方やし、相手との差が出てしまった。(先制点を決めて)結構感覚というか、イメージで、あまり覚えていない。自分は得点を決めるタイプではないが、うまいことファーストタッチでパスを受けたので、うまいことその後も決まったかなという感じ。得点を決めて、その後も前半はPKはあったが、うちのペースで進んでいたので、その流れを後半も持続させる必要があった。そこの部分で相手が上回っていたのが、今日のダメだったところ。(第2節に向けて)今日の負けを無駄にしないために、チーム全員で振り返って、1週間しっかりと練習して、次の試合では絶対処理できるように頑張っていきたい」

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