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接戦制し、優勝を飾った!

接戦制し、優勝を飾った!

◇2024年度関関同立四私大定期戦◇4月7日◇対関学大など◇於・関西大学東体育館

A戦
[第1Q]関大25-23関学大
[第2Q]関大23-18関学大
[第3Q]関大19-15関学大
[第4Q]関大8-16関学大
[試合終了]関大75-72関学大

A戦
[第1Q]関大17-23同大
[第2Q]関大14-12同大
[第3Q]関大15-15同大
[第4Q]関大20-16同大
[試合終了]関大66-66同大

B戦
[第1Q]関大16-11同大
[第2Q]関大18-12同大
[第3Q]関大10-22同大
[第4Q]関大15-17同大
[試合終了]関大59-62同大

△集合写真

今大会の最終日はA戦2試合、B戦1試合が行われた。A戦1試合目は互角の戦いを制し、優勝目前に。2試合目は追いかける展開が続いたが、追いつき同点で試合終了。2勝1分で関大の優勝が決定する。B戦は序盤はリードする展開だったがリードを守り切れず惜敗となった。

昨年12月に行われた新人戦の決勝で相まみえた関学大と再び対決。試合開始後すぐに北岡雄斗(人2)がスリーポイントシュートで先制するも、相手もスリーポイントシュートで応戦。玉造大誠(人4)がカットインを決め、続けてスリーポイントシュートも沈める。西村宗大(経2)が相手のシュートをブロックするなど、気迫の溢れたプレーでチームを鼓舞した。しかし、バスケットカウントで相手にフリースローを与えてしまう場面もあり、激しい点の取り合いが続く。25-23とハイスコアで第1Qを終えた。

相手ボールで始まった第2Qだが、佐藤涼真主将(人4)がスリーポイントシュートを連続で沈め、試合の流れを引き寄せる。さらに、佐藤からのナイスアシストを受けて岩本悠太(経2)がゴール下のシュートを決めると、徐々に点差が開き始めた。オールコートのマンツーマンディフェンスで相手のミスを誘うと、西山登馬(商4)が速攻でレイアップシュートを沈める。続けて西村がスリーポイントシュートを沈め、スコアは45ー30に。山本晴大(安全1)が交代で出場し、積極的にゴールを狙う。しかし、第2Q残り5分を切ったところで相手の反撃が始まった。体勢を崩しながらのシュートが多く決まり、48ー41の7点差で関大がリードを保ったまま、前半を終える。

△佐藤主将

第3Qの先制点を奪われるも、佐藤主将がカットインですぐに点を返した。玉造がチャージングを受けるナイスディフェンスを見せる。さらに、倉ノ下大吉(人3)のゴール下シュートや、野村吏希(シス理2)の速攻が決まった。しかし、佐藤がテクニカルファールを取られるなど、雰囲気が落ち込む場面もあったが、佐藤のアシストから西村がアリウープを決め、勢いを取り戻す。最後は倉ノ下がブザービートでスリーポイントシュートを沈め、11点のリードを保ったまま第3Qを終えた。

最終Qでは、相手のディフェンスが激しくなる。ハーフコートの2ー3ゾーンディフェンス。それでも、西山がスリーポイントシュートを沈め、チームの士気を高めた。しかし、相手の反撃が始まり、バスケットカウントを取られ、点を重ねられる。関大は相手のゾーンディフェンスに苦戦し、得点のできない時間が続く一方で、相手の勢いはとどまる所を知らない。試合時間残り2分、相手のジャンプシュートが決まり、72ー71の1点差に追い付かれた。しかし、苦しい状況の中で佐藤主将がスリーポイントシュートを沈め、相手の流れを止める。最後にフリースローを沈められるも、リードを守り切り、優勝に王手をかけた。

13時から始まった同大戦。引き分けまたは勝利で関大の優勝が決定する試合だ。ジャンプボールは相手ボールで試合が開始。開始約2分で佐藤主将がミドルシュートを決め、先制点を奪う。その後相手にスリーポイントシュートを決められるが、西村の好ディフェンスから北岡のスリーポイントシュートで4点差に広げた。しかし、相手に連続してシュートを決められる。ディフェンスリバウンドを取ることができず、なかなか連続得点できない状況が続いた。ドリブルカットや速攻で好機を作る。両者譲らぬ攻防を繰り広げ、第1Qを17-23で終えた。

△北岡

北岡のスリーポイントシュートが第2Q最初の得点に。その後も岩本と玉造が続き、一気に逆転する。関大に流れが傾きかけたが、すぐさま相手がスリーポイントシュートを決めた。シュートが決まらない時間があり、得点を重ねることができない。しかし残り1分40秒を切ると佐藤主将のフリースローとロングパスから野村のレイアップシュート、倉ノ下のシュートで怒涛の追い上げを見せる。4点ビハインドで折り返した。

第3Q開始早々に相手にシュートを沈められる。玉造のノールックパスから野村がスリーポイントシュートを決め1点差に。しかし、この1点が遠い。追いついては離される試合展開が続く。オフェンスリバウンドを取り切ることができない。46-50で最終Qへ。

最終Qもなかなか点差を縮められず、関大が1回目のタイムアウトを要求。残り5分で玉造がシュートを決め、2点差に迫った。相手ボールを岩本がカットし、関大ボールに。岩本から西村にパスを出す。西村がスリーポイントシュートを放つ時にファールをうけ、フリースローを3本獲得した。見事にフリースローを全て沈め、残り3分20秒で再逆転に成功。しかし、再び相手にフリースローを与え、同点になるが、佐藤主将のフリースローで2点リードする。直後、相手にスリーポイントシュートを決められ、1点ビハインドに。しかし佐藤主将がスリーポイントシュートを入れ、2点リードした。最後まで拮抗(きっこう)する試合になる。相手がタイムアウトを取り、その後シュートを決め同点になる。残りは44秒で関大ボール。素早いパス回しで相手を翻弄(ほんろう)するがシュートを決めきれない。相手ボールで残り13秒となる。この13秒を守り切り、同点で試合終了。関大は2勝1分で優勝を決めた。

A戦の優勝が決まったすぐ後に始まったB戦。先制点は根本滉矢(安全2)がミドルシュートを決めた。その後相手に同点とされたが、野口賢人(政策2)と佐々木夏(安全2)のレイアップシュートなどで関大が5点リードする。ベンチから「ディフェンスの時、声出して」と声がかかった。その後はコミュニケーションを取り、マンツーマンディフェンスで得点を与えない。16-11で第1Qを終える。

△根本

第2Q開始すぐに根元がスリーポイントシュートを決めた。森政之助(化生2)のスリーポイントシュートなどで10点差をつける。すかさず相手がタイムアウトを要求。タイムアウト明けは太原空良(人4)がバスケットカウントシュートを決め、流れを渡さない。その後も野村のスリーポイントシュートや野口のゴール下シュートで相手を寄せ付けず、11点リードで前半を終えた。

前半の勢いそのままに試合が進むと思われたが、フリースローで先制点を許すと、試合の流れは相手に傾く。野口がカットインを決めるも、その後は点の入らない時間が続いた。相手のオールコートディフェンスに苦戦し、自陣までボールを運べない。速攻を決められ同点にまで追い付かれた。さらに、スリーポイントシュートやミドルシュートを沈められるも、根本がカットインを連続で決め、1点リードで第4Qへ。

関大ボールで始まるも、相手に連続で点を決められ、逆転を許してしまう。石原大聖(商4)がカットインを沈め何とか食らいつく。佐々木や森がスリーポイントシュートを沈めるも、再びリードを奪うことはできず。関大のチームファールが5個たまっていることから、ファールする度に相手にフリースローを与えてしまう。残り時間1分で野口がスリーポイントシュートを決め3点差に追い付くも、最終スコアは59ー62。惜しくも黒星となった。

△佐々木

新人戦に続き、1部の強豪が集う関関同立四私大定期戦でも優勝を果たした関大。3週間後に控える全関西の舞台でも、さらに飛躍する姿を見せてくれるだろう。【文/写真:藤井海、井藤佳奈】

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