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力を出し切り、リレーでベストを更新!

力を出し切り、リレーでベストを更新!

◇第72回関西学生ショートトラックスピードスケート競技会◇2月24日◇神戸ポートアイランドスポーツセンター

【試合結果】
[対抗女子500㍍準々決勝]
〈1組〉
4着 安永 52″242
〈2組〉
2着 岩元 55″472
〈3組〉
3着 樋口 1’01″299
[対抗女子500㍍準決勝]
〈1組〉
4着 岩元 54″503
5着 樋口 1’02″085
〈2組〉
4着 安永 1’14″165
[対抗女子500㍍決勝]
〈1組〉
5位 安永 53″668

[対抗女子1000㍍準々決勝]
〈1組〉
5着 牧野 1’48″022
〈2組〉
2着 岩元 2’05″017
〈3組〉
5着 福田 3’02″860
[対抗女子1000㍍準決勝]
〈1組〉
4位 岩元 1’53″473

[対抗男子1000㍍準々決勝]
〈2組〉
3着 村山 2’01″688
〈4組〉
1着 谷口 1’51″819
[対抗男子1000㍍準決勝]
〈1組〉
3着 谷口 1’39″631
[対抗男子1000㍍決勝]
〈1組〉
5位 谷口 1’38″533

[対抗女子1500㍍準決勝]
〈1組〉
3着 牧野 2’54″037
〈2組〉
1着 大口 2’57″022
〈3組〉
2着 福田 4’36″266
[対抗女子1500㍍決勝]
〈1組〉
3位 牧野 2’52″282
4位 大口 2’56″683
7位 福田 4’55″287

[対抗男子1500㍍準決勝]
〈1組〉
6着 村山 2’50″395
〈2組〉
2着 谷口 2’49″561
[対抗男子1500㍍決勝]
〈1組〉
4位 谷口 2’38″627

[対抗女子3000㍍決勝]
〈1組〉
5位 樋口 6’42″820
3位 大口 6’17″986
安永  PEN

[対抗女子3000㍍リレー]
2位 牧野、安永、岩元、大口 5’05″238

4年生の集大成である今大会。年に2度しか行われないリレーに女子が出場し、目標タイムを大きく上回る結果をたたき出す。9人全員でシーズンラストを飾った。

△集合写真

対抗女子500㍍準々決勝に、関大からは3名の選手が出場した。トラックを5周するこのプログラムは競技時間が1分もかからないため、スタートダッシュが重要となる。1組の第2レーンからスタートした安永笑子(情4)は、出だしから先頭集団の3人に大きく引き離され、そのまま4着でゴール。しかし、タイムが他の選手よりも速く、準決勝進出を決めた。2組の岩元心紀(情4)は、スタート直後、岩元の前を走っていた選手が転倒したため2番手につく。そして3番手の選手を大きく引き離し、2着でフィニッシュ。3組の樋口遼子(情4)は、スタートダッシュで少し遅れをとり、3番手につく。4選手それぞれがバラける形となり、3番手のままゴールした。安永、岩元、樋口ともに準決勝へと駒を進める。
準決勝1組に登場したのは岩元と樋口。1着の選手と約半周差をつけられ岩元と樋口がゴールした。2組の安永は、2番手について走っていたが、順位争いの中惜しくも転倒。5着でゴールとなった。しかし、他選手から妨害を受けたアドバンテージにより、決勝進出となる。
決勝戦では、安永はアウトコースからスタートした。何度も4番手の選手をインコースから追い抜こうとするもできず。表彰台を逃してしまった。

△樋口

対抗女子1000㍍準々決勝に牧野有沙(安全4)、岩元、福田陽香(情1)の3名が出場した。まず1組に登場したのは牧野。先頭に立とうと、約2周アウトコースを走り続けるが、4番手につく。残り6周となった時、惜しくも抜かされてしまった。その後は先頭集団との差が開いていき、5着でゴールとなる。2組に登場した岩元は、アウトコースからのスタートだったが、2番手についた。順位の変動はなかったが、3番手を大きく引き離し、2着でフィニッシュし、準決勝進出を決める。3組に登場したのは福田。開始早々5番手につき、先頭集団との差は徐々に開いていった。そして、1着と約3周差でゴールとなる。
準決勝では、岩元は2組に登場。アウトコースのスタートで、4番手につく。先頭争いに食らいつくも、残り3周を切ったところで徐々に差が開いていき、そのまま4着でフィニッシュ。惜しくも決勝進出とはならなかった。

対抗男子1000㍍1組に出場した村山夏緒流(かおる=シス理1)は最後尾からスタートした。少しずつペースを上げ、順位を2位に押し上げる。そのままゴールするかと思われたが、最終コーナーで転倒してしまい惜しくも準決勝進出には届かなかった。2組に出場した谷口光央(情3)は村山と同じく、後ろから追う展開に。2周過ぎたところで順位を3位に上げレースを進める。残り3周で素早くペースを速くし、先頭に出ると独走状態で滑り抜け1位で準決勝進出を決めた。準決勝では開始早々、2位と前方でレースを進める。1位の選手に離されることなく滑り、先頭争いは3人に絞られた。残り2周で前を滑る選手を抜こうとするも、上手く順位を上げることができず。3位でレースを終えるも決勝進出を果たした。迎えた決勝。序盤は準々決勝と同様に、後ろからの追い上げを狙う。だが、先頭がペースを上げ、前を行く同大の選手と4位争いを繰り広げることに。1つでも順位を上げたいが捉えることはできず。5位で決勝を終えた。

△谷口

対抗女子1500㍍には、牧野、大口怜香主将(文3)、福田の3名が出場した。1組の牧野はインコースからスタートとなる。2着までが確実に決勝へと進めるこのレースで、牧野は3着となった。しかし、タイムが速かったため、決勝進出となる。2組に登場した大口主将は、スタート直後から他選手を徐々に引き離していった。3番手の選手と1周差以上をつける独走を続け、単独トップでフィニッシュする。福田が登場した3組では、1人が棄権したため、2人でのレースとなった。よって、完走すれば必然的に2選手とも決勝へ進むことができる。福田も完走し、牧野、大口主将とともに決勝へと駒を進めた。
決勝戦では、牧野、大口主将はぴったりと先頭集団について走るが、残り4周半、500㍍を切ったところで徐々に離されていく。そして牧野は3位、大口主将は4位、福田は7位という順位となった。

△大口

対抗男子1500㍍は準決勝から開始。1組に述乗した村山はアウトコースからスタート。最後尾から1つでも順位を上げたいが、前を行く選手との差を縮めることができず。6位でのフィニッシュとなった。2組に出場した谷口は開始早々、先頭に立つ。しかし、そのまま先頭を維持することはできずに2位に後退。2位で試合を進め、残り5周で再び先頭に立つ。だが、2位の選手との差を広げられず、追い抜かされる。1位でのゴールとはならなかったが、2位で決勝進出を決めた。決勝ではアウトコースからスタート。1周少しで順位を2位に押し上げるも、すぐさま他の選手に追いつかれ2位集団でレースを進める。だが、前を行く3位の選手と差が徐々に広がっていき、4位集団で1つでも上の順位を目指す。終盤で1人選手を抜かし、4位でのゴール。表彰台には惜しくも、あと一歩届かなかった。

対抗女子3000㍍には関大からは樋口、大口主将、安永の3選手が出場。最初は安永、大口主将が1位、2位、樋口が集団真ん中でレースを進める。レースが動いたのは残り20周。関学大の選手が先頭に立ち、ペースを上げると先頭集団は6人に。少し後に安永が再び先頭にでるも、残り12周で2位に後退。先頭選手がペースを上げると樋口が1位集団から遅れることに。安永と大口主将は1位集団で滑り続け、レースは終盤戦に突入。残り4周で関学大の選手がペースを上げ、先頭集団から大口主将が遅れ、安永を含む3選手に。残り2周で2位の選手を抜かし、2位でゴール。大口主将は1位集団から遅れた後、4位を死守し、そのまま滑りきった。樋口は6位から順位変動はなく滑り抜け、6位でゴール。安永が表彰台に立ったかと思われたが、レース終了後に2位を抜かした時の行為がペナルティと判定。表彰台に立つ選手は現れなかった。

対抗女子3000㍍リレー決勝に関大は2組で出場。メンバーは安永、牧野、岩本、大口主将だ。最初の滑走者である牧野は安定した滑り出しを見せ、安永にバトンを渡す。走者の交代に回数制限がないため、どの位置で交代するかが大きな鍵になる。関大は1周半ほどで頻繁に走者を交代し、レースを進めていく。しかし、関学大との差を詰めることは中々できず。そのままレースは残り2周なり、ラストランナーである安永に交代。そのままゴールラインまで滑りきり、組順位は2着でのフィニッシュ。先に行われた1組の立命大より4秒速くゴールしたので、全体で2位と表彰台に上った。

△リレー前の円陣

今大会をもって4年生は引退となる。「色んな人に助けられて、最後までやり遂げられた」と岩元は話した。4年生である4人が引退した後、人数はぐっと減ってしまうが、4年生と積み重ねてきた日々を胸に、さらなる高みを目指してくれるだろう。【文:藤井海・木村遥太/写真:藤井海・木村遥太】

▼岩元
「(今日の試合を振り返って)ベストは出なかったのですが、今持っている1番の力を出せたかなと思います。最後にふさわしい試合だったと思います。(1年間、どのような目標でやってきたのか)先輩方がいなくなって自分たちが上になって、人数も減ってしまって、目標がいなくなってしまいました。その中で、新入生の勧誘も大変で、部の存続も危なくなってしまって、大変なことはあったのですが、入ってきてくれた子たちもすごくいい人たちばっかりで、すごく助けられました。今年の1年間は色んな人に助けられたからこそ、最後までやり遂げられたと思います。(後輩へのメッセージ)後輩たちは、正直自分よりもタイムが速い子たちばっかりで、何も先輩として見せられるところは無かったのです。皆が入ってきてくれて、本当に雰囲気も良くなったし、楽しくて仲の良い雰囲気をずっとずっと続けて、人数も増やしていって欲しいなと思います」

▼牧野
「(今日の試合を振り返って)4年間、1500㍍は何回も走ってきて、最後の最後で3位に入ることができました。予選ではあまり上がれなくて、点数にも貢献できなかったのですが、最後に点数でチームにしっかりと貢献できてよかったです。 (1年間、どのような目標でやってきたのか)ずっと目標にしていた先輩が引退してしまい、1年の目標として、個人で全日本選抜に出るとか、国体に出るとか色々掲げてやっていました。乗り越えられたのですが、やっぱりずっと何を目標にしたらいいのか分からないというか、しんどい中でちょっとだめな時もありました。その時に、後輩と同期がずっと救いあげてくれて、何とか最後まで終われたので良かったです。(4年間の中で最も印象に残っていること)1番印象的だったのかは、今はまだ分からないのですが、今日のリレーで目標だったタイムを切ることができたことです。私が入った時は、女子の先輩は1人だけだったので、まだチームも組める状態ではなかったです。そこから人を増やして、成長した姿を、その時1人だけいた先輩に見せることができたのが本当に良かったなと思います。(後輩へのメッセージ)今の3回生がチームを仕切ってくれているのですが、その2人は特に、後輩というか同期みたいな、友達みたいな感じで一緒に引退できないのが逆にびっくりです。本当にしっかりしていて、この4年生も助けられてきてばっかりの2人で、1年生も素直なので、部として心配は無いなと思います」

▼安永
「(今日の試合を振り返って)3000㍍で本当はメンバー的に2位を目指していて、自分から仕掛けていけたところは良かったのですが、その結果失格になってしまって、関大に1点も入れることができませんでした。それはすごく悔しかったことではあるのですが、岩元も言っていたように、リレーでは、ベストを10秒縮めることができました。今出せる力は全員が出し切れた試合だったかなと思います。(1年間、どのような目標でやってきたのか)私の個人的な目標としては、1月にあった全日本選抜出場をずっと目標に練習をしてきました。私は補欠1位でギリギリ出られるのか出られないのかというところで、棄権が出て、出場することができました。それも含めて、今年はけっこう目標を達成できた年だなと思います。本当に所々悔しいこともたくさんあって、もう辞めたいと思うことも何回もありました。その中でも悔しさを感じられたこともすごく成長だったと思うし、最後まで本当にこの同期と続けられて良かったなと思います。(4年間の中で最も印象に残っていること)今日のリレーです。ベストが5分14秒で、半分冗談で5分8秒を切ろう!というのを目標にずっとやってきました。LINEのアルバムに女子リレー経過というのを作って入れていって、今日まさかの本番で10秒縮められたのはすごいと思います。(後輩へのメッセージ)この1年間、技術面とか練習に対する態度とかで皆を引っ張れていたかと言われたら自信は無くて、すごく不甲斐ないのです。だけど、やっぱり皆と過ごした時間が、どうでもいいことで笑ったりした時間が本当に何よりも楽しくて、皆と同じ部活に入れて、4年間スケートができて幸せだったなと思います。皆ならいいチームを作れると思うので、頑張ってください」

▼樋口
「(今日の試合を振り返って)500㍍は、1回は上がって2回滑りたいなと思っていたので、2回滑ることができて良かったです。(1年間、どのような目標でやってきたのか)4年間クロスができなかったので、目標はずっとクロスができるようになって、皆と同じレベルに近づいて一緒に滑るということでした。クロスもできなくて、2部からも抜け出せなかったのですが、自分なりに目標を持ってやってこられて良かったなと思います。(後輩へのメッセージ)皆と一緒の時期に部活ができてすごく楽しかったです。これからも頑張ってください」

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