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全日本インカレ本戦6日目、大野菜・鈴木組が2年連続準決勝進出を決める

全日本インカレ本戦6日目、大野菜・鈴木組が2年連続準決勝進出を決める

◇2020年度全日本学生選手権大会◇本戦6日目◇11月22日◇四日市テニスセンター

【男子シングルス準々決勝】

●松田0(2-6,2-6)2田形(筑波大)

【女子シングルス準々決勝】

●大野1(1ー6,6-3,5-7)2阿部(筑波大)

【女子ダブルス準々決勝】

○大野・鈴木2(7-5,7-6(3))0西田・清水(大教大)

全日本インカレ本戦6日目、大会も終盤に差し掛かり、準々決勝を迎えた。これまでの会場の雰囲気とは一変し、静寂に包まれ、ベスト8入りを果たした強者たちの緊張感が漂っていた。

関大男子で唯一勝ち残っている松田康希(商2)。準々決勝では第3シードの田形(筑波大)と対戦した。相手のサーブに苦しめられ、なかなかリズムを作ることができずファーストセットを落とす。セカンドセットでは、松田も攻撃的なテニスを展開するが、相手はしぶとく食らい付いてきた。ラリーを続ける中で先にミスが出てしまい、相手のポイントに。最後まで勝利への糸口をつかむことはできないまま、試合終了となった。

女子シングルスで快進撃を続けてきた大野菜々子(社4)だが、第1セットは全く自分のテニスをさせてもらえない。わずか1ゲームしか奪えずに落としたが、ここから粘り強さを発揮し、第2セットを奪い返す。最終セットでは一時マッチポイントとなるも、ここから要所でのミスが響き失点を重ねた。3時間を超える激闘を制せず、無念の8強敗退となった。

大野・鈴木理子(文3)組は、前日に第1シードを破り、勢いに乗る相手と対戦。実力的には大野・鈴木組が上回っていたが、その戦いは予想以上に拮抗(きっこう)したものとなった。第1セットを7-5でものにし、第2セットを迎える。相手はなんとかセットを取り返そうと、思い切りよくプレー。1ゲーム目にブレークされると、勢い付かれ0-4と離される。だが、ペアを組んで5年目の大野・鈴木組は落ち着いて、息の合ったコンビネーションを見せた。4ゲームを連取し、相手に追い付いた。その後も両者一歩も譲らず、互いに1キープ、1ブレークで第2セットはタイブレークへともつれ込んだ。ストロークとボレーを織り交ぜたラリーを制し、7-3で勝利。昨年と同様、準決勝進出を決めた。次戦は、10月に行われた関西学生選手権大会決勝で敗北を喫した堺・田中組と対戦する。そのリベンジを果たし、今年こそ日本一を決める戦いに臨む。【文/写真:遠藤菜美香・長尾洋祐】

△大野菜
△鈴木

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