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全日本インカレ本戦5日目、松田、大野菜、大野菜・鈴木組がベスト8入り

全日本インカレ本戦5日目、松田、大野菜、大野菜・鈴木組がベスト8入り

◇2020年度全日本学生選手権大会◇本戦5日目◇11月21日◇四日市テニスセンター

【男子シングルス4回戦】
○松田2(6-4,6-3)0高見澤(亜大)
●大野0(3-6,2-6)2柚木(法大)

【女子シングルス4回戦】
○大野2(6-3,6-2)0永田(慶大)

【男子ダブルス2回戦】
○山尾・山中2(7-5,6-3)0岡・石井(亜大)
○大野(翼)・平川2(6-1,7-5)0藤井・新竹(金沢大)
●大植・松田0(6-3,3-6,7-10)1田形・弘光(筑波大)

【男子ダブルス3回戦】
●大野・平川0(4-6,4-6)2小清水・成(慶大)
●山尾・山中0(5-7,0-6)2松田・仲里(近大)

【女子ダブルス2回戦】
○中塚・中村2(6-4,7-5)0大津・富濱(鹿屋体大)
○大野・鈴木2(7-5,7-6(6))0 押川・安藤(早大)

【女子ダブルス3回戦】
○大野・鈴木2(6-1,6-4)0板谷・橘(日大)
●中塚・中村0(3-6,2-6)2阿部・井出(筑波大)

全日本インカレ本戦5日目は、前日の悪天候の影響で男女シングルス4回戦と男女ダブルス2回戦、3回戦が行われることに。3試合に臨む選手もおり、ハードな1日となった。

松田康希(商2)は、自身より上位シードの高見澤(亜大)と対戦。6-4で第1セットをものにし、先手を取る。第2セットもリードしながら試合を展開。最後は得意のサーブで相手の体勢をくずし、スマッシュを打ち込んだ。ストレート勝利で、ベスト8進出を決めた。

大野翼(経4)は、法大・柚木と戦った。強風が吹き荒れ、互いにサーブトスを何度も上げなおす場面が見られた。「風が強かったので、もっと前に出ていけば良かった」と自身のプレーを振り返る。天候を味方にすることができず、苦しい展開を強いられた。さらに、長身から繰り出される速いサーブにも苦しめられた。何とか返すも、甘いボールとなり、攻め込まれる。最後まで、天候とサーブに対応できず敗北を喫した。

大野菜々子(社4)は、前日の3回戦で第2シードを破った慶大・永田と対戦。勢いのある選手だが、攻撃させる隙を与えなかった。大野が終始試合を支配し、6-3,6―2で快勝。8強入りを果たした。

男子ダブルスの試合には3組が出場した。

山尾玲貴主将(商4)・山中瑠樹亜(経3)組は2回戦に勝利し、近大との3回戦に臨んだ。「それまでと同じペースで試合をしてしまった」と山中。第1セット、5-1としてからのゲームで勢いを増さなければならなかったが、それができなかった。フォアハンドストローク中心に攻められ、一気に巻き返される。第1セットを落とすと第2セットでも、その流れを引き戻せず。宿敵相手に敗北を喫した。

大野・平川暉人(人3)組も1勝し、3回戦に臨んだ。第1セット0-5から追い上げ、4-5とするもあと一歩及ばずセットを奪われる。第2セットもなんとか食らいつくが、相手ペアのコンビネーションの良さを攻略し切れなかった。4-6,4-6で3回戦敗退となった。

第5シード・大植駿(文3)・松田組は、関東学生新進トーナメント優勝の筑波大のペアと対戦。セットを分け合い、試合はファイナルセット・10点先取タイブレークにもつれ込んだ。序盤は1-3とリードを許したが、松田のサーブリターンや、大植のサーブで逆転に成功。しかし、続く相手のサーブのポイントをミニブレークすることができず、5-5と再び同点に。その後も、両者一歩も譲らず7-7。しかし、15点目にミニブレークを許し7-8となると、流れが相手に渡る。得点を奪い返すことはできず、敗北。接戦の末の黒星に、悔しさを隠し切れなかった。

強豪・早稲田との一戦を制した大野・鈴木理子(文3)組。3回戦は日大のペアとの戦いとなった。ファーストセットは圧倒的な力を見せ、6-1で先取。セカンドセットは相手の調子が上がってきたが、流れを渡さなかった。試合前に「菜々子ちゃん、シングルスもあって疲れてるから自分が頑張らなきゃ」と意気込んだ鈴木が、言葉通り躍動。要所でボレーを決め、得点を奪った。昨年の第3位という結果を超え、ペアを組んで5年目の今年こそタイトルをつかむ。

中塚桃子女子主将(人4)・中村天音(文2)組は、前日に雨天中断となっていた試合に勝ち、3回戦に臨んだ。相手は筑波大のペア。昨年の王座決勝のダブルスで敗北を喫した阿部を含んだペアだ。リベンジを果たしたいところだったが、その試合は厳しい戦いとなった。第1セットでは、普段では見られないようなミスが続いてしまう。トイレットブレークを挟み、気持ちを切り替え第2セットに臨んだが、長いラリーが続く中で粘り勝つことができなかった。中塚・中村組のインカレは3回戦で幕を閉じた。

21日は準々決勝が行われる。どれだけ厳しい試合になろうとも、自分を信じ戦い抜く。その先には勝利が待っているはずだ。【文:遠藤菜美香/写真:牧野文音・遠藤菜美香】

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