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選択

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本日、12月27日に20歳の誕生日を迎えた。20代になり、関大スポーツ編集局(カンスポ)に入部してから7ヵ月たった今、何ができているだろう。1度立ち止まって、私の今までを振り返りたい。

高校では、サッカー部のマネージャーとして活動していた。つらい、しんどい、何でマネージャーをしているんだろう。そんな気持ちばかりだったが、試合で勝った時の感動や、みんなが喜んでいる姿、その瞬間が大好きで、そのために頑張ろうと思えた。しかし、私が引退するまでの1ヵ月間、私が帯同した試合は全て黒星。大好きだったあの瞬間を、体験することができずに引退した。

やり切れない気持ちから、大学に入ってすぐにサッカー部に入部。強い気持ちで入部したのに、私ができたことはおそらく何もない。迷惑をかけてばかりだった。自分の中でもつらいという気持ちが募っていった。徐々に、試合に応援しに行っても勝ててうれしいと感じることもなくなっていく。むしろ、楽しいはずの空気感の中で1人でいることが悲しかった。もう辞めようと思っていた時に目に入ったのがカンスポの新聞。特に理由はないけれど、なぜか目を惹かれた。サッカー部を退部する時、4年生やスタッフの方が声をかけてくださったのを覚えている。退部した時も「ありがとう」と言ってくれた。1度入った部活へ、誠意を持って終わらせたい、4年生に恩返しがしたい。せめてサッカー部にこんなに素敵な人たちがいるんだ、こんなにサッカーに熱く向き合っているんだとみんなに知ってもらいたい。そう思い、2年生になり、カンスポへ入部した。

カンスポに入部してから、他の部活がどのような活動を行っているかを知る。今まで狭い場所で生きていたんだ、頑張っている人がこんなにも大勢いるんだと感じた。様々な部活に取材をしに行く中で、新しく惹かれる競技にも出会う。勝ち負けじゃない、自分の限界に挑戦する人たちがすごくかっこ良く見えた。多くの部活に関わる中で、共通して言えることがある。それは、どの部活でも、自分の競技に全力で向き合い、過去の自分を越えようと闘志を燃やしていることだ。そして、それはカンスポも同様だった。どの競技も熱く、応援し続ける。そんなみんなをすごいと思った。

初めての1年間が過ぎる今、最後の1年間がスタートしようとしている。最初は、サッカー部の方には「気まずいやろ」と言われていたけれど、1年間、多くの試合に行った今では「ありがとう」という声を貰えるように。 入部して良かったと感じた。そして、前までは試合前に緊張しすぎていたのが、少しは自信を持って取材に向かうことができていると思う。悔いのないように、カンスポへ貢献できるようにさらに頑張りたい。【滝口結月】

△お気に入りの写真[アイススケート部]吉岡理沙(商3)

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