◇2023年度関西学生女子秋季トーナメント大会◇2回戦◇対流科大◇11月19日◇京都先端科学大学京都亀岡キャンパス
[第1Q]関大25-25流科大
[第2Q]関大15-15流科大
[第3Q]関大12-22流科大
[第4Q]関大28-19流科大
[試合終了]関大80-81流科大
4年生が引退し、塩澤小夏主将(文3)率いる新チームが始動して最初の試合。前半までは互角の試合を繰り広げ、同点で折り返す。しかし第3クオーター(Q)、相手の猛攻により10点ビハインドに。逆転勝利を目指して第4Qを戦ったが、わずか1点届かず勝利とはならなかった。

ジャンプボールは流科大で試合開始。序盤から相手にリードされるも川崎真子(人1)の連続得点で同点に。しかし瞬く間にシュートを許すと、一進一退の攻防が続く。ファールやパスミスから得点されてリードされる時間が長くなるが、得点の機会を見逃さずに差を広げさせない。第1Q終盤にさらに差がつくも、福井響(政策3)がミドルシュートを決めた直後には新島怜侑(社2)がスリーポイントシュートを決め、差をなくす。試合を振り出しに戻し、第2Qへ突入した。

第2Q開始早々、松木りん(人2)がミドルシュートを狙うも入らず。その後は両校、得点の機会をつかめない。そんな中、ディフェンスリバウンドを塩澤主将が制し速攻を決める。チャンスを逃さず攻め、福井のシュートでリードした。しかし、相手も食らいつき拮抗(きっこう)した状態が続く。残り5分を切ったところで相手のスリーポイントシュートがイン。第2Q終了間際にはフリースローを与えてしまい、差を広げられる展開に。しかし、このままでは終わらすまいと懸命に攻め、塩澤主将のスリーポイントシュートで3点差に迫る。さらに速攻で得点を獲得し、福井が正面やや左からスリーポイントシュートを入れて、チームを救った。これで再び同点にし、勝負は後半戦に入る。

相手にリードを許しても必死に食らいつき、同点のまま第3Qが始まった。前半戦とは違って積極的に攻める関大。開始すぐに松本がミドルシュートを決め、立て続けに石井花那(文1)もスリーポイントシュートを決めリードを広げる。相手に得点の隙を与えずに試合の流れをつかんだ。その後もレイアップやミドルシュートで得点を重ね、10点リードに。このまま試合の主導権を握るかと思われたが、流科大の猛攻が始まる。連続でスリーポイントシュートやフリースローを確実に決められ、着々と点差を縮められてしまった。残り3分21秒でタイムアウトを要求するも流れは変わらず。関大は意地でもゴールをこじ開けたいが、なかなかシュートは決まらない。第3Q序盤とは真逆の流れで10点のビハインドを背負うことになってしまう。逆転勝利を目指し、最終Qへ。

10点のビハインドを背負い、迎えた第4Q。何としても追いつきたい関大は川崎のフリースローやレイアップ、福井のスリーポイントシュートで差をつめていく。中盤に福井のスリーポイントシュートで同点に追いつくが再び相手がリード。しかし、川崎が立て続けにミドルシュートとレイアップを決めて同点に。互いに得点しては引き離す混戦状態が続き、勢いに乗れない。残り約3分のタイムアウト後川崎がゴール。しかしリードすることはできず、1点差で残り時間もわずか。残り10秒でゴールを狙うが入らず、コート外に出て相手ボールに。残り時間わずか4秒でタイムアウト。試合が再開され、相手からボールを奪い返すも攻撃を展開する時間はなく、苦しまぎれのシュートも入らず。1点差で敗北を喫した。

わずか1点で勝利に届かなかった。勝ちがほしかった関大にとっては悔しい結果だが、まだ新体制は始まったばかり。1部昇格、その先のインカレ出場に向け日々練習に励む。【文:木村遥太/写真:中吉由奈】
▼塩澤主将
「(試合を振り返って)出だしの部分からずっと点の取り合いになってしまい、自分たちの流れに持ち込むことができなかったので、ディフェンスが甘かったのが一番の敗因かなと思っています。(今日の良かった点と課題)1年生のシキ(=川崎)がすごく点を取ってくれたりとか、ディフェンスの部分で貢献してくれました。しかし、全体的にターンオーバーが多かったり、ファールが多いなどのディフェンスのミスがあったので、減らしていけたらなと思います。(2部降格が決まり、4年生が引退してからの練習の雰囲気)人数の少ない中で身体もボロボロで、コンディションを保つのはすごく大変だったんですけど、でも自分たちがやりたくて入ったバスケットボール部なので。『バスケが好きでやってるからには勝ちに行こう』という話をして、全員で勝てるように今日の試合に臨みました。(主将としての意気込み)入れ替え戦で負けて降格してしまったんですけど、後輩たちのためにまた1部のステージを用意して、インカレを目指せるチームにしたいなと思っているので、自分が先頭に立って引っ張っていきたいと思います」
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