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龍大相手に勝利し、1部昇格へ王手をかけた!

龍大相手に勝利し、1部昇格へ王手をかけた!

◇2023年度関西学生リーグ戦入れ替え戦1日目◇11月18日◇対龍大◇於・甲南大学岡本キャンパス

[第1Q]関大25―0龍大
[第2Q」関大21―20龍大
[第3Q」関大10―12龍大
[第4Q」関大13―12龍大
[試合終了] 関大69—44龍大

2部優勝から2週間。「この日のために1年間頑張ってきた」と森脇新大(安全4)は語る。第1クオーター(Q)は関大が主導権を握り、驚異の25得点・無失点で終える。第2Qからは互角の戦いを繰り広げるも、最初に開いていた点差は大きく、入れ替え戦初日は圧倒的な点差で勝利をつかんだ。

ジャンプボールは相手が制し、試合がスタート。開始早々、佐藤涼真(人3)がドライブで切り込みシュートを決めた。さらに、玉造大誠(人3)が相手の速攻をカットし、得点を許さない。玉造がシュートフェイクでディフェンスを引きつけカットインを狙い、レイアップシュートを決める。続けて岩本悠太(経2)がターンシュート、西田倫太郎(シス理4)がジャンプシュートを沈め、主導権を関大が握る。オフェンスだけでなく、ディフェンスでも活躍を見せる玉造。相手のドリブルをカットし速攻に持ち込む。さらにシュートブロックでベンチを沸かせた。その後も、西村宗大(経1)、讃井泰地(政策4)がスリーポイントシュートを沈める。終始相手を圧倒し、無失点で最初の10分を終えた。

△佐藤

25点のリードで迎えた第2Qは、西山登馬(商3)がダブルクラッチで先制点を奪うと、続けてジャンプシュートを沈める。このままこのQも勢いに乗りたいところだが、スリーポイントシュートを決められてしまった。しかし、西山がクイックでスリーポイントシュートを決め返す。井ノ元孝多朗(人4)のディフェンスリバウンドから讃井が速攻でシュートを沈めた。関大のファールが連続し、フリースローで点を重ねられる場面も多くあったが、岩本、久保田凌平(情4)を中心に懸命にリバウンドに飛び続ける。残り1分を切ったところで、佐藤がスリーポイントシュートを沈めると、スコアは46―20。関大のリードで前半を折り返した。

△西山

第3Q開始早々、佐藤と玉造のダブルチームで相手のボールを奪うと、西田が速攻でレイアップシュートを沈める。井ノ元が飛び込みリバウンドでチームを鼓舞すると、佐藤がスリーポイントシュートを決め、さらに点差を広げた。しかし、相手にシュートブロックをされるなどの反撃を食らい、両者点の入らない時間が続く。相手のスリーポイントシュートやフリースローが決まり、流れは相手に傾くと思われたが、久保田がジャンプシュートを沈め、落ち着きを取り戻した。讃井のアシストで倉ノ下大吉(人2)がゴール下のシュートを決める。第3Qは攻守の入れ替わりが激しい展開となったが、関大がリードを保ったまま、最終Qへとつないだ。

△讃井

関大ボールから始まった第4Qは、相手のフリースローで先制されるも、岩本のゴール下シュートですぐに点を取り返す。その後もリバウンドを相手に渡さず試合を展開していく関大。開始から3分、相手はタイムアウトを要求した。オールコートでダブルチームを仕掛けてくるも、佐藤を中心にボールを回しゴールを狙う。相手に続けてフリースローを決められる中、関大の点が止まった時間帯があった。その時、ベンチから「コートの中暗いよ」と声が。この暗い雰囲気を打ち破ったのは岡龍之介主将(人4)。スリーポイントシュートを沈めると、チームが勢い付いた。さらに、井ノ元のスリーポイントシュートも決まり、相手はトラベリングなどのミスを連発する。最後は久保田がレイアップシュートを沈め試合終了。25点差をつけ、龍大に勝利した。

△岩本
△試合終了後に盛り上がる選手たち

1部昇格へのプレッシャーもある中、並々ならぬ覚悟で挑んだ今試合。開始から全員が強い気持ちで戦い、1部昇格へ王手をかけた。1年間の集大成、次戦でも素晴らしい景色を見せてくれるだろう。【文:藤井海/写真:速水咲良、藤井海】

▼森脇
「(今日の試合を振り返って)勝てたということが、まず一番大きいと思います。内容については、出だしがめちゃくちゃ良すぎました。リーグ戦の中でも1番と言っていいほどの完璧な1ピリの出だしだったので、それが試合に大きく影響したのかなと思います。(龍大対策について)相手のキーマンである77番、51番、98番の3人に自由にプレーさせないというところと、こちらがシュートを決めても決めなくてもスピードを出してくるチームなので、相手のやりたいことをやらせないということを意識して対策をしていました。77番については、スリーポイントがとても上手な選手なので、気持ちよく打たせないことは意識していました。(今試合での改善点)前半、あれだけ点差が開いた分、後半も離れた点差をキープしようとしてボールの展開がなくなり、1本1本大事に取っていこうというようなメンタルに変わってしまいました。もっとボールシェアをしていけたらなというのが今日の試合の振り返りです。(明日に向けての意気込み)ここに懸けて1年間頑張ってきました。シーズン始まった時は、全員が挫折のメンタルだったんですけど、ここに懸けてやってきたので、全部出し切りたいなと思います」

▼西山
「(今日の試合を振り返って)最初から関大のペースで試合展開を運べていたんですけど、前半が良かった分、後半に点数が伸び悩んだところが明日での課題ですね。けど、全体的にはディフェンスがめっちゃ良かったので、ディフェンスを継続して明日もやったら勝てます。(シュート率向上のために意識していたこと)練習中だけだと時間が限られているので、練習外で自主練という形でそれぞれが意識を高めていました。泣いても笑っても4回生とプレーできるのは、多くて3試合、短くてこの2試合だけなので、悔いが残らないように、この2週間はより意識を高めることを考えて、皆が活動していたと思います。だから、シュート率が上がったと思います。(個人としての課題、チームとしての課題)個人としては、前半で良かった分、後半で失速しすぎたなというところがあったので、コンスタントに安定して点を取れる選手になりたいというのが新しい課題です。チームとしての課題は、シュートが入らなかった時に我慢してディフェンスを頑張ってシュート入るまで粘れるかが大事だと思います。(明日に向けての意気込み)明日頑張ります」

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