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石井政権終幕。練習の成果出した全日本

石井政権終幕。練習の成果出した全日本

◇第67回全日本大学選手権大会◇11月19日◇於・日本武道館

[男子組手団体]
3回戦敗退

[女子組手団体]
3回戦敗退

[男子形団体]
第2ラウンド敗退 BEST8

[女子形団体]
第2ラウンド敗退 BEST8

公式戦としては4年生の引退試合となる本大会。関大は男女の組手・形すべての部門で出場を果たした。

男子組手団体は石井翔大主将(人4)、竹内裕哉(安全4)、成富譲(人4)、望月勇稀(人2)、広沢暖我(はるが=人1)の5人で挑んだ。1回戦の対崇城大では全員が勝利し、5-0で勝利。2回戦の対立大からは3本先取制となると、先鋒・竹内、次鋒・広沢、中堅・石井主将が勝利を収め、副将と大将を出すこともなく勝利した。流れに乗った関大は3回戦で東洋大と対峙(たいじ)。先鋒・広沢は残り17秒のところで上段突きを決め、1-0で勝利した。続く次鋒・望月も開始早々に上段突きを決めると、そのまま守り切り1-0で白星を収め、あと1人勝てば準々決勝進出を決める。しかし、中堅・成富が1-3で敗れると、副将・石井主将も0-0で引き分けた。大将・竹内は0-4で敗れ、2勝2敗1分ながら合計得点が3-7のため敗戦。全国BEST16止まりとなってしまった。

△(左から)成富、広沢、石井、望月、竹内
△小出コーチ(左)と石井主将

女子組手団体は大丸美津妃女子主将(情4)、砂田依輝(よりか=人3)、宮下七菜子(政策2)の3人が出場した。1回戦の対福教大では3-0で勝利すると、2回戦の対拓殖大も3-0で勝利。男子と同じく、3回戦で大商大に勝てば準々決勝進出となる。先鋒の宮下は両者一歩も譲らず、0-0で引き分ける。続く中堅・砂田は開始20秒で上段突きを決めると、その1点を守り切り1-0で勝利。大将の大丸女子主将が引き分け以上なら勝利となっていたが、一本を取られるなど相手ペースで進行し敗北する。1-1ながら合計点数が1-4のため敗戦。男子と同じく全国BEST16となった。

△(左から)宮下、大丸女子主将、砂田、髙橋コーチ

昨年は男子で形をできる選手が少なく、挑戦もできなかった男子形団体。今年は新人が多く集まり、土橋輝太郞(社1)、石田元気(文1)、大城戸太陽(法1)、山田一颯(化生1)の1年生4人で挑んだ。第1ラウンドは土橋、石田、大城戸の3人でクルルンファを演武。18.60点を記録し、8校中4位で第2ラウンドへ進んだ。決勝戦進出には1位が必須となる第2ラウンド。大城戸を山田に切り換え、バープーレンを演武した。21.00点を記録するも、4校中4位となりBEST8に終わる。それでも全員1年生のため初の全国であり、来年以降に期待がかかる結果となった。

△(左から)土橋、石田、山田

女子形団体には相原知歩(人4)、笹尾桃花(人3)、関本真奈穂(商2)、安岡侑紀(文1)の4人で挑戦。第1ラウンドは相原、笹尾、安岡でニーパイポを演武する。19.00点を記録し、8校中2位で第2ラウンドへと駒を進めた。第2ラウンドでは安岡が関本と交代し、バープーレンを披露。21.30点を記録するも、4校中3位でBEST8に終わった。

△(左から)笹尾、相原、関本

これで4年生は慶応大との定期戦を除き引退となる。更なる全国の高みへ、挑戦の使命は下級生に受け継がれた。【文/写真:𠮷村虎太郎】

▽石井主将
「(男子組手団体を振り返って)僕たちの集大成なので、練習の成果を出し切れていたかと思います。(チーム全体を振り返って)形も含めて男子も女子も良い感じにできたと思います。この試合にかけていた思いはありますし、ほとんどの4年生はこれで空手道人生がラストなので、1から3年生が4年生を勝たせようという思いがあったと思います。関大のチームとしての力が良くなったと思います。(4年間を振り返って)1年生の時はコロナ禍で練習ができなかったので、ここ3年間は濃く、短く、楽しい時間でした。(1番の思い出は)今日です。(後輩に向けて)充分に可能性も実力もある生徒達だと思いますし、これからも実力のある生徒がそろうと思うので、関大の良さを出しつつ上を目指し日本一になっていって欲しいです」

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