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大教大に勝利し、2部優勝を果たした!

大教大に勝利し、2部優勝を果たした!

◇2023年度関西学生バスケットボールリーグ戦順位決定戦3日目◇11月5日◇対大教大◇於・箕面スカイアリーナ

[第1Q]関大16-14大教大
[第2Q]関大24-23大教大
[第3Q]関大18-19大教大
[第4Q]関大25-15大教大
[試合終了]〇関大83-71大教大

1次リーグの初戦で延長戦の末、勝利した大教大と相まみえた。第1クオーター(Q)では、先制点を取り点差を広げるも、追いつかれてしまう。第2Qで今試合で初めて相手に逆転を許すが、関大がリードを保ち前半を終えた。第3Qも、両者一歩も譲らない試合が展開され、勝敗は最終Qへと託される。第4Qでは、点差を大きく広げることに成功し、大教大に勝利した。

△ジャンプボールの様子

ジャンプボールは関大が制した。佐藤涼真(人3)のパスから西田倫太郎(シス理4)がドリブルで切り込み、先制点を取る。また、西村宗大(経1)と佐藤のレイアップシュートで得点を重ねた。さらに西田がミドルシュートとレイアップシュートを決める。マンツーマンディフェンスで相手に得点を与えず、点差を8に広げた。しかし、相手にフリースローとシュートで点差を縮められる。残り47秒で岡龍之介主将(人4)がスリーポイントシュートを沈めた。2点リードで第1Qを終える。

△岡主将

第2Qの開始直後は相手のスリーポイントシュートで逆転を許してしまう。すぐさま佐藤がミドルシュートを決めた。その後は両者譲らぬ一進一退の攻防が続く。西村の速攻からフリースローを獲得し、2本とも沈めた。関大が一歩リードした場面で相手がタイムアウトを要求。タイムアウト後は佐藤のミドルシュートと玉造大誠(人3)のフリースローでリードを保つ。讃井泰地(政策4)がドリブルで相手を翻弄(ほんろう)。相手ディフェンスの隙をつき、西山登馬(商3)がスリーポイントシュートを沈める。残り1分を切ってから讃井と林龍之介(人4)がシュートを決めた。40-37で前半が終了。

△林

関大ボールから始まった第3Qは、レイアップシュートで先制されるも、すぐに玉造がスリーポイントシュートを決めた。しかし、相手に連続でバスケットカウントを与えてしまい、逆転を許してしまう。さらに、速攻やフリースローで点を離されそうになるも、西村、佐藤がカットインからバスケットカウントを受け、ベンチを盛り上げた。西山のノールックパスを受けた倉ノ下大吉(人2)がゴール下のシュートを沈めると、再び関大がリードを奪う。その後も点の取り合いが続き、リードの入れ替わりが激しい展開に。この流れを打ち切ったのは林の力強いセンタープレー。ターンシュートでファールをもらいながら点を決める。惜しくもフリースローは外れたが、井ノ元孝多朗(人4)がリバウンドシュートを沈めた。讃井のカットインで第3Qが終了。2点のリードを保ち、最終Qへつないだ。

△井ノ元

そして迎えた最終Q。倉ノ下がターンシュート、岡主将がスリーポイントシュートを沈め、第4Q開始早々、試合の流れは関大に傾いた。相手はその勢いを止めようと、ダブルチームをしかけてくるが、讃井は安全にボールを運び続ける。玉造がオフェンスリバウンドを取る時にファールをしてしまうが、ベンチから「ナイスプレー」と声がかかった。相手のチームファールがたまっていたこともあり、久保田凌平(情4)や林、森脇新大(安全4)のフリースローで点を重ね、相手に得点を与えない時間が続く。残り時間が5分を切った頃、ミドルシュートやリバウンドシュートで反撃される場面もあった。しかし、玉造のパスカットから佐藤が速攻を決める。さらに、佐藤から林のアリウープもきれいに決まり、最終スコアは83-71。大教大を相手に勝利をつかんだ。

△4年生

順位決定戦で3試合とも勝利を収めた関大は、見事2部優勝に輝いた。しかし、目指すは1部昇格。「後輩たちに1部でプレーさせてあげたい」という思いを胸に。入れ替え戦まで残り2週間、より一層チーム一丸となり、さらなる高みへと上りつめる。【文/写真:藤井海、井藤佳奈】

▼岡主将
「(リーグ戦初日に、延長戦で勝った相手であったが、今日の試合を振り返って)この2週間前くらいから、徐々にチームのリズムや、自分たちのやりたいバスケができてきました。練習もいい雰囲気でできていたので、自信もありました。1戦目の時とは違うんだぞというのをみんなで見せつけようと話していたので、いい試合だったと思います。(チームの課題や改善点)スタートで出た5人は比較的いい感じで入って、控えで出た5人は相手にやられ始めました。2Q目も、控えのメンバーがやられたという感じでした。途中出場は、相手の勢いの部分で、かなり不利なところはあるんですが、もっともっと控えメンバーが準備して、成長して入らないといけないなと思いました。(2部優勝までを振り返って)目標としては、全勝優勝したかったんですけど、全勝優勝してもしなくても、とりあえず入れ替え戦で1部に上がるというのが今年の最終の目標です。2部優勝というのは、その目標のための通過点で、入れ替え戦では絶対に2勝しないといけないのですが、まずは2部優勝できて良かったです。(1部入れ替え戦の意気込み)2週間しっかりとした練習をして、まだまだチーム的にも成長して、来年は1部で後輩たちがプレーできるように、インカレにいけるように、もっともっと頑張ります」

▼讃井
「(今日の試合を振り返って)チームとしてはやはり勝てたことが良かったと思います。大教大は一回延長までもつれ込んでいる相手ですし、そこに関して今回は絶対点差をあけてじゃないですけど、勝たないといけないという意識がありました。そこに関して堅くディフェンスして、途中競ったんですけど勝てて良かったです。個人としては、やはり途中から試合に出場するという意味で最初受け身になってしまった部分が悪かったかなと思います。でもそこから出る内にプレーを改善して思い切ってプレーすることができて良かったと思います。(2部優勝を果たして)率直に2部優勝してうれしいのはうれしいです。でもやっぱり2部を優勝するだけでは物足りなくて、入れ替え戦でしっかり勝って1部に昇格することを目標にやってきている以上は絶対次勝たないと意味がないという風に思っているので、そこに関して少し物足りなさは感じています。(勝利の中でも見えた課題、改善点は)やはりリバウンドとルーズボールの部分は少し相手に負けてしまっている部分があったなと思うのでそこは改善しないといけないと思います。(1部入れ替え戦にむけて)やはりそこで勝たないとやってきた意味がないと思っているので全員引き締めて、あとは自分たちが徹底してきたことを2週間また徹底し直して、最後勝ち切りたいと思います」

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