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最終戦は14被安打11失点でコールド負け

最終戦は14被安打11失点でコールド負け

令和5年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第5節2回戦(振替試合)◇対関学大◇10月22日◇関西学院大学上ヶ原キャンパス第2フィールド◇

関学大 101 700 2=11
関 大 000 100 0=1

(学)江口、土肥、田尻―中井
(関)岐部、森本、葭安、伊藤―福永

1(中)藤澤
2(左)日高
3(遊)福留
4(右)木下
5(一)橋本
6(指)中野
7(三)古田
8(捕)福永
9(二)西田
先発 岐部

2日前に予定されていた最終戦は降雨でノーゲームとなり、場所を関学大に移して再試合が行われた。関大が勝てば関学大を4位に下し3位昇格、関学大が勝てば関学大が2位昇格を果たす、お互い負けられない一戦。中継ぎ起用の多い岐部大凱(社3)を先発起用する賭けの采配で挑んだが、上手くはまらず大差をつけられコールド負けを喫した。

先発は岐部。初回から2本の安打を浴び1死二、三塁のピンチを招くと、犠飛を放たれ1点の先制を許した。続く2回は制球を乱し四球を連発。2死満塁のピンチを作るも、なんとか踏ん張り無失点で切り抜けた。

△岐部

ここで岐部は降板し、2番手の森本将太(法1)が登板。しかし森本も制球が定まらず先頭打者に四球を与えると、無死満塁のピンチを招いた。ここで適時打を許し1点の追加を許す。なおも無死満塁のピンチだったが二飛、遊飛、一ゴロでなんとか食い止めた。

△森本

反撃に向けて、これ以上の失点は避けたい4回表の守備。だが、この回森本と途中からマウンドに上がった葭安凌(化生2)は関学打線に捕まり、打者12人に被安打6与四球4、7失点という大量得点を許した。

2点ビハインドから一転、9点ビハインドとなった4回裏。とにかくつなぐしかない打線は、先頭の木下立清(りゅうせい=人2)が四球を選ぶと、橋本昴来(安全2)と中野寛都(人2)も単打で続き無死満塁の好機を作る。ここで古田大輔(情3)が犠飛を放ち1点を返すも、後続は打ち取られ1得点に終わった。

△古田

7回からは4番手・伊藤脩太(社2)がマウンドへ。しかし、3本の安打を浴びて1点を追加された。

リーグ規定により、この回3点以上奪わないとコールド負けとなる7回裏の攻撃。1死から途中出場の永村優吏(人2)が四球を選ぶも、反撃及ばず無得点。10点差で7回コールド負けとなった。

△両軍の選手たち

最終的に7回で14被安打8与四死球で11失点と投手陣の課題が浮き彫りとなったこの試合。冬の間に課題を見直し、春リーグに万全の体制を整える。【文/写真:𠮷村虎太郎】

福永主将
「(今日の試合を振り返って)先発にいつもは中継の岐部を起用して、一か八かはまるかはまらないかという選択でした。しかし初回から1点を取られて、4回のビッグイニングでの7失点が大きかったと思います。(投手起用について)岐部が駄目なら森本を第2先発要員としてロングリリーフをしてもらうつもりでしたが、そこも上手くいかずイレギュラーなことが続きました。しかし、これは逆に良い経験になったのかと思います。(リーグ戦4位という結果は)毎年4位で終わってしまって、今日の試合で勝てれば3位でしたが自分たちの実力不足で4位という結果に終わってしまいました。各々反省すべきところや良いところを冬にしっかり整理し、課題を洗い出し春に臨みたいと思います。(最優秀選手は)藤澤(駿平=政策3)です。元々はいい展開のときに中継ぎ起用しようと考えていましたが、それ以上に藤澤の中継ぎが光っていたので先発起用をしてみました。(春リーグの目標は)こんな大きいこと言える身じゃないかもしれませんが、目標を大きく持ってリーグ優勝して全日本大学選手権大会に行くことです」

藤澤
「(最優秀防御率賞受賞、率直な感想は)びっくりですね。これだけ抑えられるとは思っていなかったので、このリーグ戦を通じて何試合か投げてこういうタイトルを取れたことは自信になりますし、率直に嬉しいです。(盗塁王も同時受賞)盗塁王はリーグ開幕前から取るつもりでいたので、2季連続で取っていたので譲れないという気持ちが大きかったです。(打者・藤澤としての今季)昨年秋季と今年の春季には打率が3割にのって調子が良かったですが、今季はあまり打てなかったというのは悔しいです。その未熟さは今年の冬になんとかしたいと思います。(来春も二刀流なのか)二刀流ですね。チーム的にもそうだと思いますし、自分的にも二刀流で行くつもりでいます。(来春に向けて)チームに貢献することは一番ですが、投打両方でタイトルが取れれば自ずとチームの勝利につながると思いますし、僕がチームを引っ張っていかないといけないのでしっかり責任を持って背中で見せていきたいと思います」

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