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[なでしこ]4連勝で最終戦に望みをつなぐ

[なでしこ]4連勝で最終戦に望みをつなぐ

◇2023年度関西学生女子秋季リーグ第5節◇対立命大◇10月22日◇神戸フレスカ◇

【前半】関大3-0立命大
【後半】関大2-0立命大
【試合終了】関大5-0立命大

GK 勢古
DF 中尾、南中、吉田り、井口
MF 田中光、瀧沢美、𠮷尾、青木、吉田遙
FW 瀧沢雪

1部昇格に向け、勝利が絶対条件の関大なでしこ。今節は立命大と対峙(たいじ)した。前半開始早々に得点するも、なかなか得点に結びつかない時間が続く。それでも前半終了間際に得点を重ね、3点リードで試合を折り返した。後半にも追加点を取り5-0と快勝。

試合開始直後から関大が仕掛ける。前半2分、サイドから上がったクロスに対し、相手GKの弾いたこぼれ球をMF青木陽和(政策1)が押し込み先制する。その後も、DF中尾純菜(社4)のロングパスや右サイドのMF青木・DF吉田りん(政策1)からのクロスを中心にゴールを狙うも、決め手を欠く。前半11分には、この試合初のピンチを迎えるもDF中尾がシュートを打たせず。中盤は、DF吉田りからMF吉田遙(情1)へと渡りシュートを打つ場面。そして、DF中尾からMF田中光紀(安全4)へのロングパスが運ばれるも、ゴール前のスペースが見つからない。「ミドルでいこう」。すぐさま攻め方を変えようとDF中尾主将が声をかける。前半42分に、この日2回目のCK(コーナーキック)を獲得すると、FW瀧沢雪乃(人4)が頭で合わせボールはゴールの中へ。さらに1分後、DF南中優衣(人4)のミドルシュートが突き刺さり3点目を獲得する。圧倒的なポゼッション率で前半を終えた。

△FW瀧沢雪
△DF南中

後半も攻め続ける関大。MF𠮷尾香音(社3)やDF南中が積極的にミドルシュートを打つ。後半13分には、またしてもDF南中のミドルシュートがゴール隅を捉え4点目を追加。直後のMF田中のシュートは惜しくも外れるが、後半16分に相手キーパーのこぼれ球をMF吉田遙が落ち着いて決め、試合を決定づける5点目を獲得する。後半30分にはFW池田恵美(人1)、34分にはMF冨田歩花(政策3)を投入し追加点を狙う関大。しかし、両者得点が動かないまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

最後まで攻めの姿勢を崩さない攻撃に加え、4試合連続の無失点と守備の安定感も感じさせる関大なでしこ。次戦はホームで迎える最終戦。1部リーグ昇格に向け、舞台は整った。【文/写真:櫻田真宙】

▼中尾主将
「(試合を振り返って)1点目が入ってから2点目が入るまでにすごい時間がかかってしまって、焦る時間だったり上手くいっていないなと感じる時間が長くなってしまったので、その部分があまり良くなかった。しかし、前半の最後の方に連続で得点することができて、そこからは自分たちのペースで進めることができたので良かったかなと思う。(攻め方を変えた)相手が引いてしまっていてゴール前にスペースがなかったので、遠めから打っていこうと話をしていて、相手キーパーの身長も考えて積極的に狙っていきたいと思っていてミドルシュートを打っていた。(攻守ともによく走る)ボールを持って動く練習はしているので、ボールを動かすために走る自分たちのサッカースタイルがあるので、動きながらということを意識している。(次に向けて)後半、点が入らなかったり、得点力はまだまだ課題だし、最終節勝たないと優勝は見えてこないと思うので、しっかり最終節勝つことに向けてトレーニングしていきたいと思う」

▼南中
「(試合を振り返って)勝たないと上位争いや優勝は出来ないので、どんな形でもいいから勝とうと話をしていて、早い段階で1点目を取れたので良かった。しかし、まだまだ点を取るチャンスがあったなというのが正直なところ。(ミドルシュート)チームの練習で結構ミドルシュートはあった。自分自身は教育実習に行っていて、平日の練習に行けていなかったけれど、逆に考えすぎることなくシュートを打ててちょうどいい、力の抜き具合だったので良かった。(次に向けて)最終節なので男子も応援に来てくれるので絶対に勝って、いい形にしたい。得失点差も関わってくるので大量得点で勝てたら最高だと思う。練習頑張っていい形で最終節を迎えられたら良いなと思う」

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