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総理大臣杯前最後の一戦はまさかの途中中断に

総理大臣杯前最後の一戦はまさかの途中中断に

◇第101回関西学生リーグ後期第3節◇対大経大◇8月26日◇大阪経済大学・摂津グラウンドグラウンド◇

【前半】関大0ー0大経大
【後半】関大0ー0大経大
【後半25分中断】関大0ー0大経大

GK 山田和
DF 川島、芝山、谷岡、吉村瑠
MF 堤、和田、三木仁、菊地
FW 百田、西村真

後期リーグ連勝スタートで順調に勝ち点を上積みしている関大。第3節は前期引き分けに終わった大経大との一戦となった。両チーム連勝と好調同士がぶつかり合ったこの試合は序盤から展開が目まぐるしく変わる。だが、スコアは動かないまま後半に突入すると、徐々に悪天候に。雷が光る場面が目立ち、飲水タイム明けからそのまま一時中断となった。選手は屋根の下でしばらく待機したものの結局再開の目途は立たず。後半25分時点でまさかの試合中断、延期となった。

関大は前節負傷したDF髙橋直也(商4)の代わりにDF芝山和輝主将(政策4)がリーグ戦初スタメンを記録する。チームとしては痛手となる負傷だが、主将が穴を埋めるべく冷静に試合に臨んだ。

前半開始からDF谷岡昌(社4)、DF芝山とGK山田和樹(社2)が正確なロングフィードでチャンスを演出する。抜け出すFW百田真登(経4)に対して相手はファウルで止めるしかなく、イエローカードを早い時間帯で誘発した。

その後は、CKなどからピンチを作ったもののDF陣を中心に体を張った必死の守備を見せる。両チームゴール前に迫るシーンは作ったが、スコアは動かずに0-0で後半へ突入した。

後半開始早々にはこの日一番のビッグチャンスが訪れる。左サイドの連携から崩し、クロス。MF堤奏一郎(社4)が飛び込むが、これは枠の上に外れる。チャンスを生かしきることができない。

その後はオープンな試合展開となり、カウンターの場面が増える。だが、互いに決められないまま飲水タイムに入る。再開されるかと思われた後半25分になると雷の光が数回見せ、安全面への配慮から一旦試合が中断された。結局試合再開の目途は立たず、この試合は後半25分の時点で中断、延期となった。

総理大臣杯前最後の試合はまさかの試合途中での延期となった。だが、負傷者を増やすことなく、総理大臣杯へ挑める点は好材料となる。関大の初戦は来月1日に法大と対戦。関東1部リーグで長年戦う強豪校だ。『全員サッカーで日本一』に向けての最初の関門は目の前に迫っている。【文/写真:大森一毅・写真:櫻田真宙】

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