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44年ぶりに1部復帰を果たした!

44年ぶりに1部復帰を果たした!

◇第96回西日本学生選手権大会◇6月5日◇堺市大浜公園相撲場◇

【2部団体リーグ】

[1回戦]

○先鋒 李 押し倒し

○二鋒 谷口 不戦勝

○中堅 森田 不戦勝

○副将 山中 押し出し

○大将 坂本 はたき込み

○関大5-0名大

[2回戦]

●先鋒 李 上手投げ

○二鋒 谷口 つり出し

○中堅 森田 寄り倒し

○副将 山中 押し出し

○大将 坂本 引き落とし

○関大4- 1龍大

[3回戦]

○先鋒 李 不戦勝

○二鋒 谷口 押し倒し

○中堅 森田 押し出し

○副将 山中 寄り切り

○大将 坂本 不戦勝

○関大5-0京大

[5回戦]

○先鋒 李 寄り切り

○二鋒 谷口 寄り切り

●中堅 森田 寄り切り

○副将 山中 引き落とし

○大将 坂本 押し出し

○関大4-1立命大

【1部団体リーグ】


[1回戦]

●先鋒 李 突き倒し

●二鋒 谷口 押し出し

●中堅 森田 切り返し

○副将 山中 押し出し

●大将 坂本 押し出し

●関大4-1金学大

[2回戦]

○先鋒 李 押し出し

○二鋒 谷口 寄り切り

●中堅 森田 送り出し

○副将 山中 寄り切り

●大将 坂本 引き出し

○関大3-2朝日大

[3回戦]

●先鋒 李 寄り切り

●二鋒 谷口 送り出し

●中堅 森田 引き落とし

●副将 山中 下手投げ

●大将 坂本 上手投げ

●関大0-5九情大

[4回戦]

●先鋒 李 寄り切り

●二鋒 谷口 寄り切り

●中堅 森田 押し出し

○副将 山中 下手投げ

●大将 坂本 引き出し

●関大1-4近大

[5回戦]

●先鋒 李 突き倒し

●二鋒 谷口 押し出し

○中堅 森田 引き落とし

○副将 山中 寄り切り

○大将 坂本 押し倒し

○関大3-2愛学大

[6回戦]

●先鋒 李 押し出し

●二鋒 谷口 寄り切り

●中堅 森田 上手投げ

○副将 山中 突き出し

○大将 坂本 寄り切り

○関大2-3同大

【2部個人トーナメント】

谷口 2回戦敗退

李 棄権

坂本 3位

森田 準優勝

森 1回戦敗退

坂上 2回戦敗退

【1部個人トーナメント】

山中 3位

坂本 1回戦敗退

森田 2回戦敗退

44年間、どの代も成し遂げられずにいた「西日本1部昇格」。団体メンバーそれぞれの実力を見ると、正直、1部校の選手には劣る。ただ、1部に対する気持ちだけは誰も負けてはいない。「けがはあったが、チーム全員の士気が高かったと坂本明優(社2)。そんな熱いチームがついにやってのけた。130周年という節目の年につかんだ西日本1部の舞台だ!

昨年の同大会で2部準優勝、2部残留となった関大は2部団体トーナメント戦から登場。先鋒・李仁(文3)で始まり、副将・山中新大(社4)、大将・坂本と功者を置き、他メンバーを安心させる体制で挑んだ。その順は功を奏し、初戦の名大戦を全勝で終える。2回戦では龍大と相まみえ、李が上手投げを食らい敗北する予想外の事態が起こるものの、以降4人がカバーし連勝を飾った。

3回戦の京大戦も難なく勝利し、昨年2部降格となり最も恐れていた立命大との一戦がやってきた。先鋒・李は体幹が強さで他者を圧倒していた選手と対峙(たいじ)。立ち合い後もそのぶれない体に苦しめられるが、李も押す力で負けない。最後は相手を寄り切りで下し、ガッツポーズで喜びをあらわにした。谷口恵太(社4)も長時間に渡る1番を繰り広げた。土俵の中心で好機をうかがう両者。その時間が何秒も続き、仕掛けたのは谷口だ。しかし、その反動で土俵際へと持っていかれる。それでも、まわしを使って今度は谷口が優勢になり、そのまま寄り切りで倒してみせた。2連勝という形で迎えた中堅戦だったが、森田力輝亜(社1)がバランスを崩した瞬間、相手に一気に押され1点を渡してしまう。だが、ここで流れを渡さないのが山中主将。しっかり相手の体勢を崩し瞬殺した。さらに大将を務めた坂本も身長差のある相手に距離を取る相撲で一勝を収め、4-1で2部の舞台全勝を決めた。

△李
△勝利後、喜ぶ李

念願はこれだけではつかめない。次は1部団体リーグ戦での最下位阻止が不可欠になってくる。そんな中で、「ここからが大一番」という山中主将の声がチームをまた1つにさせた。1回戦の相手は金学大。先鋒戦から中堅戦にかけて相手に勝ちを許す。昨年1部に昇格したばかりのチームとは思えないほどの壁の高さを痛感して迎えた副将戦。土俵に立った山中主将が相手を揺さぶり翻弄すると、思いのままに相手がバランスを崩す。1度は山中にも危ない場面はあったが、突きを武器に最後は勝利。1部でも戦えることをアピールした一戦となった。

△山中主将

山中主将の大勝により強気な思いで挑むことができた2戦目は朝日大と対決。先鋒・李が突っ張りで相手を土俵の外へ追いやると、今度は敵討ちかのように二鋒・谷口が土俵際へ持っていかれる戦況となった。そんなとき、相手のまわしをつかんだ谷口が自分より大きい相手を抱え持ち一気に相手を逆サイドの土俵外へ。審議こそ入ったものの、谷口に軍配が挙がった。ここまで2-0であと1勝すれば関大の勝利が決まる。しかし、中堅戦で敗北し勝負は副将・山中主将に託された。選手、マネージャー、OBみんなの気持ちを胸に立った山中主将は、体をうまく動かしまわしを取られないようにする。かえって自身は相手のまわしをぎっしり握って相手の動きを誘導し寄り切りで勝利。主将の一勝がチームを勝利へ導いた。

△谷口
△応援席の様子

4戦1勝で迎えた愛学大との5回戦。2連敗の劣勢に立たされる。そこでチームを救ったのはルーキー・森田だ。谷口もこの日1番印象に残った取組に挙げた。行司の合図と同時に相手が果敢に攻めてくるところで森田がかわすと相手はそのまま倒れる。森田も「自分の一勝で勢いに乗ってくださったのがうれしかった」と喜びをのぞかせた。その言葉通り、勢いに乗った関大は山中主将、坂本が続けて勝利。怒涛(どとう)の快進撃で2勝目をつかむ。

△森田
△坂本

後の同大戦でも山中、坂本の奮闘で2勝を挙げるものの、2-3で惜敗。1部校との戦いは2勝10点で幕を下ろした。その結果は7校中5位。2部団体リーグ戦優勝につぎ、1部団体復活をものにした。

その後の個人トーナメント戦でも山中主将の1部個人トーナメント戦3位、森田の2部個人トーナメント戦準優勝を筆頭に、おのおのが健闘する。1年生も存在感を残した。今大会が入学後初試合となる森直輝(シス理1)はあと一歩のところで敗北となるも、「判断を素早くするため稽古を積んで改善する必要がある」と収穫を得た。また、相撲未経験の坂上翔大(化生1)は一勝を挙げる急成長具合。今後の相撲部に期待が高まる個人戦となった。

△森
△坂上
△山中

団体、個人ともに、もう2部で留まる関大ではないことを見せつけた。チャレンジャーとして挑む西日本学生選手権大会ももうこれで最後。来年からはこの座を維持できるかの勝負となる。そして、西日本の目標を達成した相撲部は「インカレでBリーグベスト4」(山中)と新たな目標を見据える。偉業を果たした今なら成し遂げられるはずだ。130年の節目の年を駆け抜ける相撲部から目を離すな。【文・写真/木原綺音】

▽山中主将
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)1年生の時に41年ぶりに2部団体優勝をしたけど、入れ替え戦で負けて1部昇格はできなかった。2年生の時はあと1点足らずに昇格できなかった。関大相撲部を1部に昇格させるために入学した僕にとって、関大相撲部の夢である1部昇格を必ずつかみ取るという強い気持ちで挑んだ。(試合前のコンディションについて)今までで1番最悪のコンディションだった。4年間で最も大事な試合前に複数の箇所をけがしてしまって、調子を落としてた。試合前に自信を無くしていた最悪の状態だったけど、試合の2日前の練習でなぜかとても体が軽くなった。今までで最高のコンディションになった。(2部団体トーナメントを振り返って)1部昇格のためには、まずは2部で優勝しないといけない。絶対に負けれない状況で、選手みんなが確実に勝ってくれた。全勝対決となった立命館戦は先鋒の李が勝ち、そこから勢い付くことができた。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間にみんなで話し合っていたことや気持ち)2部で優勝したけど、大事なのはここから始まる1部のリーグ戦。2年前は1点差で1部昇格を逃しているので、同じことは繰り返さないように、『今から一度気持ちを入れていこう』と伝えた。あと、みんな緊張している様子だったので、『相手も緊張している。大丈夫』と声をかけた。(1部団体トーナメント戦を振り返って)1部は強い大学ばかりで厳しい戦いになると思ってたが、予想以上にみんなが力を発揮してくれた。朝日大と愛学大に勝ち、7チーム中5位になり、1部昇格を決めることができた。関大相撲部の夢である1部昇格が決まり、最高の瞬間だった。(1番印象に残っている取組は?)1部団体戦の愛学大戦。今まで愛学大に何度も負けて、1部昇格をつかむことができなかった。今回も1部昇格のためには必ず倒さないといけない相手だった。先鋒の李と次鋒の谷口が負けて、0-2と追い込まれた中でも諦めずに逆転勝ちし、1部昇格を決めることができた。最高の大一番だった。(良かったところと悪かったところ)1部の個人戦で3位になれたのが本当にうれしかった。まさか自分が1部の個人戦であそこまで勝ち上がれるとは思ってなかった。初戦の相手が世界チャンピオン、準々決勝も全国準優勝の強敵で、その2人に勝てたことは本当にうれしかったし、大きな自信にもなった。自分の持ち味である思い切りのある相撲を取れたことが良かったと思う。この半年間は足腰の強化に重点を置いてトレーニングをしてきたので、下半身の安定もこの結果につながったと思う。悪かったところは、土俵際の詰めの甘さ。準決勝も最後の詰めが甘くて負けてしまった。まだまだ反応が遅いし、これからはスピードの強化に取り組みたい。(次戦に向けて意気込み)次の大きな大会は体重別大会。目標である全国体重別で優勝して日本一になりたい。チームとしてもインカレでBリーグベスト4になるために、1部校である自覚を持って、練習に励んでいきたい」

▽谷口
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)ずっと目標にしてきた1部昇格を果たす最後のチャンスで、なんとしても実現したいと思っていた。団体戦の相手はみんな強敵で、不安も大きかった。(試合前のコンディションについて)練習ではあまり勝てておらず、調子はいまいちだった。チームとしてもけがに苦しめられ、万全な状態ではなかったと思う。(2部団体リーグ戦を振り返って)自分自身、気合いが入って普段以上の力を発揮できていたように思う。チームのそれぞれが互いを補い、いい試合ができた。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて)2部優勝が決まったあと、『ここからが本番だ。勝って浮かれる気持ちを抑えて、集中していこう』と話し合った。また、おととしは1部リーグでポイント差で昇格を逃してしまったので、確実に勝てる試合は勝たなければいけないと思っていた。(1部団体リーグを振り返って)正直、2勝もできるとは思っていなかった。朝日大相手に自分が勝てるとも思っておらず、自分が1番驚いた。愛学大戦では、1年の森田、2年の坂本下級生が頑張ってくれて、本当に助けられた。(1番印象に残っている取組は?)愛学大戦の中堅戦、森田の勝利が印象的だった。1部との試合で気負いがあって普段通りの相撲が取れていなかった森田が、大事な一番でしっかりと勝ってくれた。(今日の良かったところと悪かったところ)良かった点は、重要な大会ということもあり気合が入って普段以上の力を発揮することができた。しかし、個人戦では良い結果が出せなかったと思う。(次戦に向けて意気込み)今回の試合でつかんだいい感覚を忘れずに、今日より良い結果を出していけるように頑張る」

▽李
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)何としてでも1部昇格を目指して挑んだ。(試合前のコンディションについて)体は万全とは言えない状態だったが気持ちで勝つつもりだった。(2部団体リーグ戦を振り返って)龍谷戦で油断から自分だけ負けてしまったので立命館戦では死んでも勝つつもりだった。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて)『本番はこれからだ』と主将が皆んなに言い聞かせ、気持ちもさらに入った。(1部団体リーグを振り返って)チームを勢いづけるためにと思っていたが、あまり自分の相撲が取れなかった。唯一勝った試合でチームも勝ったのでうれしかった。(1番印象に残っている取組は?)自分の相撲は立命館戦の一戦。(今日の良かったところと悪かったところ)みんな良かったが4年生2人の相撲はなんか誇らしかった。 精神的な面では、団体、個人共に声かけを意識してできたのが良かったと思う。悪かったところは、土俵際の甘さ、顎が上がりやすかった。(次戦に向けて意気込み)今度は自分の勝ちでチームを勝利に導きたい 」

▽坂本
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)何が何でも1部に上がると強く思っていた。(試合前のコンディションについて)けがはあったが、チーム全員の士気が高かったので気にならなかった。最高のコンディションだった。(2部団体リーグ戦を振り返って)私は大将だったが、先輩後輩がとても良い相撲でつないでくれて、とても落ち着いて相撲が取れた。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて)ここからが本番だと、このまま高く士気を保とうと話していた。山中主将は全取組それぞれの後に声をかけてくれた。自分としては、ここから1点でも多くとると考えていた。(団体1部トーナメント戦を振り返って)試合を全体的に見ると実力差は大きいと思った。しかし、届かない差ではないと感じたので、来年に向けての課題はよく見えたと思う。(1番印象に残っている取組は?)愛学大戦です。愛学大戦での勝利は、チームというものの大切さをとても強く知った一戦だった。2勝2敗で私につながり土俵に上がったとき、マンガでしか見たことないような後ろからの圧を感じた。でも、無駄な力が抜け、相手をよく見た相撲ができたと思う。(良かったところと悪かったところ)良かったところは、以前までの大会よりも肩の力が抜けていたこと。悪かったところは、今思うと抜きすぎていた場面もあった。土俵に入った後の礼儀作法が時々おろそかになり、後から自分の動画を見て直すべきだなと思った。(次戦に向けて意気込み)1部に昇格したからといってこの1部を死守するのではなく、この先も守る側ではなく1部ベスト4入りを目指して、攻める側として稽古を積んでいく」

▽森田
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)団体で自分が1点でも多く取るという気持ちで挑んだ。(試合前のコンディションについて)けがもなく、気持ちも落ち着いていたので良いコンディションだった。 (2部団体リーグ戦を振り返って)立命館との試合が優勝する鍵だったが、それに勝って1部に向けての勢いがついたと思う。 (2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて) 1部昇格のチャンスが目の前にやってきて、自分が絶対に1点取るという気持ちだった。(1部団体リーグを振り返って) 団体1部はみんなが力を合わせていい雰囲気で団結できて、ここまでやってきた練習があっだからこそ勝てたと思っている。 (1番印象に残っている取組は?)団体1部の愛学大戦。自分の1勝で勢いに乗ってくださったのが本当にうれしかった。 (今日の良かったところと悪かったところ)ここ1番で気持ちで勝てたのが良かったが、自分の力が思うように発揮できなかったところが悪かったところ。 (次戦に向けて意気込み)今回の大会でまだまだ力不足だと感じたので、もっと稽古して次戦に備えようと思う」

▽森
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか) 約1年ぶりの試合だったので、試合までの準備や雰囲気を思い出しつつ少しでも大学相撲になじめるように努めようと挑んだ。(試合前のコンディションについて)特にけがや疲労もなく、まずまずという感じだった。(2部団体リーグ戦を振り返って)不利な状況になっても、残りのメンバーの方が意地で勝った場面は本当に感動した。最後まで諦めない気持ちが皆さんの相撲から伝わった。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて) 2部の団体が終わって全体が歓喜した直後にキャプテンの山中さんが『ここからは一番一番が大切になってくる』と声掛けをなさって、チーム全体がより引き締まった感じがした。そのとき主将としての山中さんの存在が大きく見えた。自分は試合を目の前でみていてずっとドキドキしていたので、2部の団体が終わった直後は、ほっとしていた。(1部団体リーグを振り返って)1部の大学の実力の高さを感じました。チャレンジャーとして皆さんは精一杯出し切っていらっしゃったと思う。そんな中、コンスタントに勝っていらっしゃった山中さんは全員にとって心強い存在だった。 (1番印象に残っている取組は?)素晴らしい取組が沢山あったが、その中で1部個人の山中さんと大森選手との取組がとても印象に残っている。立合で変わる山中さんをあまり今まで見かけたことが僕は少なかったので驚いた。相手は1年生だったが、並の選手では白星をあげるのは難しい。そんな選手に絶対勝つという意思をあの立合から感じた。あの数秒間は非常に心に残った。(今日の良かったところと悪かったところ)良かったことはあまりなかった。 体勢を作ってからの判断が遅かったと思う。前に圧力をかけつつ右の出し投げを打とうと一瞬考えたが、迷いが生じて相手の勢いに負けてしまった。判断を素早くするため稽古を積んで改善する必要がある。自分の良いところをみつけられないことも自分の悪い部分なので直していきたい」

▽坂上
「(どのような気持ちで今大会に挑んだか)自分は相撲を始めて初めての公式戦だったので、一勝を目指してこの大会に挑んだ。(試合前のコンディションについて)前日に初めてまわしを巻いたということもあり、巻き心地がとても悪かったが、調子としては悪くなかった。(2部団体リーグ戦を振り返って)自分は応援していただけなので何の力にもなれなかったが、2部優勝が決定したときには鳥肌が立った。(2部団体トーナメント戦と1部団体トーナメント戦の間に話し合っていたことや気持ちについて)先輩方が最後の最後まで相手の相撲の対処法や誰が何番手に行くか、相手の誰と当たったら勝率がいいかなど1部昇格という目標に常に話し合っていた。(1部団体リーグ戦を振り返って)朝日大、愛学大に勝ち、1部5位という成績を残せた先輩方はとても大きく見えました。関大は九情大に勝った朝日大に勝っていたのでその部分だけが心残り。(1番印象に残っている取組は?)主将である山中さんが準々決勝で大森選手を破った試合。大学から相撲を始めた自分は大森選手の試合を新人戦でしか見たことがなかったが、その相撲はとても強く、新人戦個人1位をとっていました。今大会でも団体で1回しか負けていなかった大森選手に勝った試合は一瞬で勝負がついたが、自分は1番興奮した取組だった。(今日の良かったところと悪かったところ)1回戦不戦勝、2回戦は龍大の選手に勝ち、3回戦は森田に負けた。相撲を始めてから初めての公式戦で2回戦ではなんとか食らいつこうと必死に戦い、勝つことができたのは良かったところだと思う。悪かった点は、3回戦でどうせ勝てないだろうと初めから諦めていたところ。格好悪くても必死に食らいつくべきだと思った。(次戦に向けて意気込み)今回の試合は大きな体格の差があった人に勝つことができた。次回の試合では同じ体格の人や自分より大きな人にも勝てるような相撲を取りたい」

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