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ついに迎えた初陣。東條準硬白星発進!

ついに迎えた初陣。東條準硬白星発進!

◇令和2年度関西六大学連盟秋季リーグ第1節◇対神大1回戦◇9月17日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇

関大010 000 015=7
神大000 000 000=0 

(関)所、前川-谷村
(神)小石、京谷、今岡-山口

1(三)今井
2(捕)谷村
3(指)鈴木
4(一)福山
5(左)松本航
6(右)東原
7(中)濱﨑
8(二)小玉
9(遊)東條

東條光希主将(安全3)率いる新生関大準硬が秋リーグを迎えた。昨秋5位に沈んだ悔しさを胸に臨んだリーグ初戦。序盤と終盤に得点、投げては先発・所知樹(安全1)が8回1安打無失点、9奪三振とゲームを作り貴重な1勝を手にした。

開幕戦のマウンドに立ったのはルーキー・所。初回を三者凡退に抑えて好スタートを切る。

△所

「 感触は完璧だった。でも、まさか入るとはと思わなかった 」。2回、6番・東原大樹(環都3)がカウント1-3から自身大学公式戦初となる本塁打を放ち先制に成功する。

△東原

「 大量得点できる場面が他にもあったけど、そこでしっかりしのがれて0が続いた 」と東條主将。その後、何度も走者を得点圏に進めるがホームは踏めず、試合は終盤へ差し掛かる。

△この日マルチ安打の谷村駿也(人2)

スコアが動いたのは8回。先頭の5番・松本航太(安全3)の安打で出塁。代走・後藤将太(シス理2)が盗塁を決め、続く濱﨑悠希(人2)の安打で1死一、三塁とする。

△松本航

ここで打席に立ったのは代打・花房拓海(経3)。「 ここで決めないとチームも乗らないと思って一発頑張ろうって打席に入った 」。放った打球は左翼手の前に落ち、待望の追加点を得る。

△花房

続く9回、4番・福山誠太(経2)が四球を選ぶと相手のミスで1点を追加する。その後、途中出場の正池遼(社3)の適時打、今井怜央(人2)の走者一掃となる適時二塁打など、打線がつながりこの回一挙5得点。相手をさらに突き放した。

△正池
△今井

最終回は好投を続けた所からマウンドを引き継いだ前川一輝(人3)が3人で締めた。

△前川

「 まず一勝。今日勝ったことは大きい 」と東條主将。多くの選手が活躍を見せ、好スタートを切った。チームが掲げるスローガンは「逆襲」。目指す場所は全国の舞台だ。現状に決して満足することはない。逆襲の秋はまだ始まったばかりだ。【文:金田侑香璃/写真:金田侑香璃・宮本晃希】

▼東條
「そんなに雰囲気も悪くなく、チームとしては前の秋のリーグ戦が5位で今年のチームスローガンが『逆襲』なので、優勝目指してしっかりやれているなという感じはあった。所が抑えてくれて、しっかりゲームを作ってくれたなかで、試合に出てる2、3回の野手が助けてあげられなかったのが今日の反省点。(追加点が入るまでは)流れ的にもあまり良くかった。チャンスを作れてたなかで1本が出ずに0点が続いた。そのまま8回までズルズルいってしまった。8回にやっと点が取れたけど、そこでも1点しか取れなかった。チームとしては楽な状態で試合ができているわけじゃなかった。苦しい展開ではあったと思う。国公立の学校に対して僕らは苦手意識があると思う。粘り強いイメージがあるので。今日も大量得点できる場面が他にもあったけど、そこでしっかりしのがれて0が続いた。そういう粘り強いイメージがある。所が7回にツーアウト一、二塁になって、そのときに0で抑えられた。初めてのピンチで抑えられたのは良かったと思う。あそこで点を取られてたら試合がわからなかった。そこが今日1番良かったところかな。(主将としてリーグ戦を迎えましたが)今日までの試合で僕自身は1本もヒットが出ていなかった。そのなかで1本出た。自分のことだけ考えてできる状況じゃなくなったので、チームのこととか考えながらやることは大変やけど、やりがいはある。なので、楽しくできてます。(多くの選手が出場する試合となりましたが)今年のチームは結構ベンチに守備専門とか代走専門とかそういう専門の選手や代打で打つ選手がたくさん控えてる。そのなかで上手く代えていって勝っていくのが僕たちのスタイル。それが今日はハマったかなと思います。この秋の目標は優勝。そして関西選手権に出て、春の全日につなげられるようにしたい。まず1勝。今日勝ったことは大きいと思う。ここからまた明日もっといい形で勝てるようにしたい」

▼東原
「感触は完璧だった。でも、まさか入るとはと思わなかった。打ったのは真っ直ぐ。確か1-3でほぼ真っ直ぐしかないってピッチャーだったから真っ直ぐ一本に絞ってました。自分のタイミングでしっかり打てれば打てるかなと思っていた。(本塁打は)練習試合で1本1年生の冬に打った。公式戦では初めてだった。(打った瞬間は)気持ちよかったです。最高でした。(ガッツポーズは)思わず、無意識に出ました。(昨秋は)内野でしたけど、1カ月ぐらい前から外野を始めた。外野の人にいろいろ教えてもらって(試合に)出られるくらいの守備にまではなった。周りに感謝です。(守備機会は)1回だけありました。セカンドの小玉が指示してくれて、それ通りにほんまに来たので小玉のおかげです。(外野手での出場は)新鮮な感じ。1本だけで満足はもちろんしていない。追加点をなかなか取れていないところでしっかり打って取りたかった。花房とか正池とか、あとから出た人はしっかり打てて点を取れた。それで盛り上がったし、いい流れで明日につなげられると思う。(春リーグは無くなってしまいましたが)正直、4回生と最後やりたかったっていうのが1番の気持ち。自分らの代にになって、始まってからまだ期間は短いですけど初戦勝てたっていうのは大きい。調子はホームランが出たということでいいのは間違いないです。今日1本大きいのが出ましたけど、あんまり狙わずにチャンスで打てるようにしっかり打点を稼いでいきたい」

▼花房
「ここで決めないとチームも乗らないと思って一発頑張ろうって打席に入ったので、打てて良かった。打ったのは真っ直ぐ。狙ってた。所がしっかり頑張ってヒット1本で抑えてくれてたので後が続かないと、と思っていた。チームの雰囲気はみんな初戦取ろうって感じですごく良かった。(出場は)たぶん全部代打です。チャンスの時に出るので、しっかり1点を取っていきたいです。緊張はめっちゃしました。1点しか取っていなかったのでやばいなってちょっと手が震えていた。チャンスが来たら行くでって言われてたので、俺しかないなって思ってた。そう思って打席に行ったんですけど手が震えてました(笑)。相手投手の印象は横から投げてくるので結構タイミングが取りにくいなとは思っていた。しっかり合わせられたので良かった。練習とかで全然打てていなかったので、今日打ててよかった。練習できない期間が多かった。そのなかで一人一人の意識がしっかりしていたから今日の一勝があると思う。みんな個々が意識できていたのが良かった。代打出場しかないと思うのでそこでしっかり決めれるように頑張りたい」

▼所「1週間くらい前に任されて、入部してから1カ月経っていなかったのでだいぶソワソワした。一つ上の先輩も、3回生の人もみんな優しくてくれたので固くならずに合流できた。そこは2、3回生に感謝です。試合前はずっとソワソワして、先輩たちにもソワソワしてるぞって言われて。ダサいなって思ってたんですけど、マウンドに立ったらいい感じになったのでよかった。元々投げれてないのもあったので、5回まで全力っていう感じだった。(8回まで投げるとは)思っていなかった。(球数は)少なかった。5回までで60ぐらいで、いい感じにいけてた。いけるとこまで引っ張るってその時に言われた。もともと3種類変化球を持っていて。だけど、それを使わずにスライダーとストレートの2種類でいけた。スライダーで簡単にストライクが取れたのが良かった部分。神大とは1度練習試合をさせてもらっていて、その時に甘い球を全部打ち返された。なので、甘い球を投げないようにというのはすごく心がけた。松本さんやキャプテンの東條さんがよく声を掛けてくれて。2回生だと小玉さんとかが守備位置からずっと声を掛けてくれてた。(バックの存在は)すごく大きかった。2、3回生がたくさん声を掛けてくれて投げやすい雰囲気を作ってくれたのでみんなで勝ち取った勝利だと思う。次も頑張っていきたいです」

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