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[FC2008]勝利への執念見せた。今季初白星をあげる!

[FC2008]勝利への執念見せた。今季初白星をあげる!

◇2020関西サッカーリーグ第2節◇対ポルベニル飛鳥◇8月30日◇服部緑地競技場

「勝ちにこだわる」。初戦を落とした関大FC2008は、この思い一身に第2節に臨んだ。今年から1部に上がり、勢いのある相手との戦い。一時は同点となるも、後半に取り返し、今季初白星を挙げた。

試合開始早々、FW西村真祈(法1)がこぼれ球を拾いゴール正面からシュートを放つ。ボールは右へと逸れるが、攻撃のリズムを作った。前半9分、MF藤崎啓之介(経4)が、ゴールを狙うも枠内には収まらない。また、12 分にはMF藤崎のコーナーキック(CK)にDF三輪田竜生(社3)が合わせるが、わずかにゴール左。得点を決め切ることができず、もどかしい時間が続いた。

▲FW西村
▲DF三輪田

そんな中、先に試合を動かしたのは関大。33分、ここまで数多くのチャンスメークをしてきたMF藤崎はその左足で先制点を奪った。右サイドから放ったボールは緩やかなカーブを描きゴールへと吸い込まれた。「サイドにスペースができたら1対1を仕掛けてシュートを打とうっていうのは決めていた。イメージ通りのゴール。入って良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

▲MF藤崎
▲このあと先制点を奪った

前半も残りわずか。相手に攻められる時間が多くなるが、DF原一貴(安全2)や、MF芝元今日平(社2)がボールを奪い、ピンチを防ぐ。しかし、50分、左サイドからのクロスに頭で合わされ、同点に追い付かれてしまった。

▲DF原
▲MF芝元

前節同様1-1で前半を終えたが、この日の関大は一味違っていた。全員が「走り抜く」という共通認識を持ち、後半に臨む。運動量で相手を上回り、序盤から好機を演出。そして、4分、FW西村がゴールを決めた。「キックには自信がある」。得意なミドルシュートを決め、勝ち越しに成功した。

▲得点シーン

その後は、相手に主導権を握られる時間が続く。だが、走り続けることを意識し行った1週間の練習の成果が実り、運動量は衰えなかった。関大らしく最後まで走り抜き、体を張るディフェンスを続ける。得点を許すことなく、2-1で試合終了を迎えた。

▲FW百田真登(経1)

次節は去年一度も勝つことができなかったアルテリーヴォ和歌山との戦いだ。苦しい展開が予想されるが、勝利への執念で勝ち点3を手繰り寄せる。【文:遠藤菜美香/写真:宮本晃希、木原綺音】

▽MF森下義雄キャプテン(情4)
「(どのような気持ちで臨んだか)前提として優勝っていうのがFCの目標。ここで負けてしまうと優勝から遠ざかってしまうので内容も大事なんですけど、勝ちにこだわるっていうのを大事にして臨みました。(相手の印象は)去年2部で、1部にあがってきたチーム。天皇杯の予選でもJFLのチームに引き分けたりとか、前節去年の優勝チームに3-1で勝ったりとかして、勢いに乗っているチームなのでしっかりと守備から入って勝とうという話をしました。(前説と似た流れだったが、後半を迎えるにあたり話したことは)この1週間は走り切るっていうのを目標に練習に取り組んできた。自信持って後半も走り切ろうっていう話をした。チーム全員の共通認識があったと思うので、勝てるんじゃないかと思って後半に臨みました。前節と比べて走り切れたんじゃないかなと思います。(次節に向けて)優勝を目指しているので勝ちにこだわるっていうのは当たり前なんですけど、内容が全然ダメだったので、自分たちのサッカーをするっていうのを意識していきたい。去年はアルテリーボに1回も勝てていないので、絶対次勝って優勝に近付けるように頑張りたい」

▽MF藤崎
「(得点シーンを振り返って)分析でサイドのスペースが流れるっていうのはチーム内でイメージを共有していた。その中で自分がサイドってところで、サイドにスペースができたら一対一を仕掛けてシュートを打とうっていうのは決めていた。イメージ通りのゴールでした。(カーブしたように見えたが)あれも自分のイメージ通りで、ああいうシュートを打とうと思った。入って良かったです。(相手の印象は)相手は昇格組で、自分たちは去年から一部で戦っている。でも、相手も去年の一部優勝チームを倒してきているので、チャレンジャー精神で行こうっていうのを話していた。自分たちはこの1週間勝つことだけを意識していたので、この試合は負けられないと思っていた。相手が思うようにプレーできてなくて、自分たちのサッカーができた。(次節に向けて)去年、自分が出ていたんですけど勝てなかったチームとの対戦なので、雪辱を果たしたい。僕たちは優勝したいという思いが強い。この後5試合しかなくて優勝して終わりたいので、去年のライバルであるアルテリーヴォを倒して優勝に向かっていきたい」

▽FW西村
「(得点シーンを振り返って)開幕戦もスタメンで出してもらったのにシュートを打てなくて、チームの勝ちに貢献できなかった。それを今週の練習からシュートを打ちに行くことを意識して練習をしていた。前半からシュートを打ちに行った結果、後半うまいこといってゴール決めれて良かったです。(距離のあるところからのゴールだったが)もともとキックには自信があった。遠い距離からでも体制が良かったら打とうと思っていた。狙えたコースにちょうどいったので良かったです。(次戦に向けて)チームとしてリーグ戦優勝を目指しているので、接戦になると思いますが、アルテリーヴォ和歌山にも僅差で勝っていけるようにフォワードも含め全員で得点を奪って勝ちにこだわっていきたい」

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