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全日本インカレ本戦3日目、4年生が意地を見せ白星あげた

全日本インカレ本戦3日目、4年生が意地を見せ白星あげた

◇2020年度全日本学生選手権大会◇本戦3日目◇11月19日◇四日市テニスセンター

【女子シングルス2回戦】

○中塚2(7-5,2-6,10-6)1板垣(慶大)

○大野2(6-4,6-0)0中村●

●坂本0(1-6,0-6)2吉田(明大)

●中村0(4-6,0-6)2大野○

全日本インカレ本戦2日目。この日は女子シングルス2回戦が行われた。関大からは4名の選手が出場。中塚桃子女子主将(人4)と大野菜々子(社4)が最上級生の意地を見せ、3回戦進出を決めた。

中塚の試合では、長いラリーが何度も展開された。必死に食らいつくも、相手に先行され、ゲームカウントは3-5に。しかし、前に出てボレーを織り交ぜた攻撃を見せ、徐々に追い上げる。4ゲーム連続で奪い、7-5でセット先取した。続くセカンドセット、第5ゲームまでは互いにキープし合った。しかし、中塚サーブの6ゲーム目をブレークされると、相手に流れが渡る。そこから巻き返すことはできず、セットを奪い返された。そして試合は最終セットの10点先取タイブレークに突入。終始落ち着き、攻めの姿勢を貫いた。相手にリードされることなく最後の1ポイントを奪うと、ガッツポーズを作り、静かに喜びを噛み締めた。

非情にも同門対決となった大野と中村天音(文2)の試合は、6-4、6-0で大野に軍配があがった。第1セットは中盤まで中村がリードしたが、「我慢しようと思っていた」と、落ち着いてプレー。3-4から3ゲームを連取し、セットを奪う。2セット目は大野が上級生らしく力を見せ6-0でものにした。

△大野
△中村

第2シードの選手と対戦した坂本陽菜(法2)。その試合は、序盤から鋭いストロークの打ち合いとなる。坂本もライン際に鋭いボールを打ったりと攻撃を見せたが、要所で相手のショット精度が上回り、2回戦敗退となった。

中塚と大野菜は20日に行われる3回戦に臨む。この日は悪天候が予想されるが、順調にいけば単複ともに試合がある。タフな試合が続くが、2人の歩みはまだまだ止まらない。【文:遠藤菜美香/写真:中西愛】

▼中塚

「大会前から調子は悪くないが、今日の試合では相手のテンポに合わしてしまった。付き合いすぎた。相手は最後まで諦めずファイトしてくるし、結構考えてプレーをしてくるだろうと哲さん(山本哲弘コーチ)と話をしていたので、リードしてもされても落ち着いてプレーしようと思っていました。リードはされたが、我慢すればチャンスはあると思って戦いました。サーブがキープできてないのが追いかける展開になった理由なので、しっかりサービスをキープしなければというのはありました。今大会は単複ともに上位を狙っていきたい。そして、ダブルスでは2大会3位で終わってるので、中村とタイトルをとりたいです。失うものはなにもないので、自分がやるべきことをしっかりやって勝ちにつなげていきたいと思います」

▼大野

「夏関はすごく感覚的には良かったので、試合の展開とかは大丈夫かなと思っていた。土曜日からこっちに来ていて、結構前に来ちゃったなって思ったんですけど、インドアも外もしっかり打ててどんな感じかっていうのはわかった。結果的に早く来て良かったかなと思います。外はめっちゃ跳ねるし、ゆっくり。最初はちょっとやりにくいかなと思ったけど、今はもう大丈夫。今日が初戦で、緊張しすぎていて(笑)。中村もいい選手やし、このコート絶対強いやろうなって思っていたので、この試合が最後かもって思いながらやっていた。リードされたり、苦しくなったりするっていうのは予想していた。夏関でも最初は負けていて挽回するっていうことが多かったので、ファーストセットは我慢しようと思っていた。試合の形式については、格上の選手にも10ポイントならチャンスはあると思う。去年の夏関で勝った時も、4ゲームのノーアドっていうすごい特殊な形式だった。なので、そういうイレギュラーな形は大丈夫かなと思う。次の選手とは対戦したことがないんですけど、すごいハードヒットしてくる相手。楽には絶対勝てないと思うので全力を出したい。ダブルスはいつも通りやったら勝てるかなと思います。理子(鈴木理子=文3)と組めるのも最後。高2くらいから組んでるので5年目とかですね。めちゃめちゃ楽しみたいと思います。(意気込みは)シングルスはドローを見た時に決勝に行けるチャンスがあるなって思ったのでシングルスは決勝進出を目標にしています。ダブルスは最後、理子と優勝したいです」

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