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SO戦制し、ベスト8!

SO戦制し、ベスト8!

◇第72回全日本学生選手権大会◇11月9日◇対慶應大◇於・大井ホッケー場メインピッチ

[第1Q]関大0―1慶應大
[第2Q]関大1―1慶應大
[第3Q]関大0―0慶應大
[第4Q]関大1―0慶應大
[SO戦]関大4―1慶應大
[試合終了]関大3―2慶應大

夕日が差し込む中始まった試合。観客席には女子ホッケー部の姿も。関大は第1クオーター(Q)から多くボールを保持し、攻撃をしていく。先制点は相手に許すもその後は拮抗(きっこう)した戦いを繰り広げた。応援もあり、最終Qで1点を追加し同点に。試合をSO戦に持ち込んだ。相手のGKを交わし、関大は全員がゴールを決め勝利。関大のベスト8が決まった。

相手ボールから試合開始。ボールを奪ったFB森優吉(商3)がサイドから攻め上げるがここは止められてしまった。FB甲斐心之介(人4)がペナルティエリアの中まで侵入するなど序盤から関大が攻撃に出る。しかし、開始5分が経過したところで相手にペナルティコーナー(PC)を与えてしまい、先制を許してしまった。だが、流れは関大のまま。FB和田陽向(人2)のスクープに反応したMF川崎陽奈太(経1)のパスからMF紀野来音主将(人4)のシュートや、FW吉田有我(法3)がゴール前でシュートを狙う。ここでネットを揺らすことはできなかったが相手に勢いを見せつけた。終盤にPCを獲得するも、シュートを放った先には相手プレイヤーが。1点ビハインドで次のQへ進んだ。

△MF紀野主将

ここで1点を追加したい。第2Q開始直後、MF紀野主将、FW中川光(経2)で攻め上げるとFW中川がゴールに向かってボールを放つ。ここをFB甲斐が押し込み得点。同点に追いついた。その後も関大がボールを保持し攻める展開。「前に、前に」とチームで声を掛け合い攻撃を仕掛け続けた。10分が経過したところで相手がゴールに迫るもここはクリア。しかし、残り1分となったところで相手に得点を許してしまった。1-2で前半を終え、勝負の後半戦に進む。

第3Qは序盤からFW中川がサイドを使って攻め上げる。開始5分が経過したところでPCを獲得するも、相手の脚に当たり得点とはならず。関大が流れをつかんではいるものの、ネットは揺らせないもどかしい時間が続いた。相手のディフェンスも固くなる。FB杉本逸綺(商4)が相手のスティックの下をくぐらせるパス回しなどで、ゴールに近づき、残り25秒でPCを獲得するも決められず。勝負は最終Qに委ねられた。

相手のボールをFB甲斐が奪い取る勢いのあるプレーで最終Qは始まった。このQで必ず点を取りたいところ。MF森川瑶(人4)がスピード感あるパスでゴールまで駆け上がると、そのままゴールを狙う。その直後のプレーでPCを獲得した。FB和田がしっかりと決め切り同点に。相手が攻めようとするも止めた。残り時間残り5分のところでMF中川樹(商1)が、相手を何人も交わすスティックさばきを見せサイドから攻めあがるなど、終盤でも勢いを見せる。その後も関大が常にゴール付近でプレーした。ここで試合終了の合図が。SO戦での勝負となった。

△点数を決めた和田

迎えたSOではMF紀野主将からのスタート。「ここで自分が決めて、流れを作る」と思いながら打った。その言葉通り、相手選手のゴールをGK田中雄生斗(商3)が止め、関大が勝利に近づいた。その後も関大の選手は全員がゴールを決める。ここで決めれば関大のベスト8が決まるところでFW吉田がシュートを決め切り勝利。歓喜の声が会場に鳴り響いた。

△喜ぶ選手たち 
△試合後の集合写真

着実に力をつけているホッケー部。最高学年以外のプレーも光った今試合でベスト8を手にした。4年生引退まで残り僅か。全員でピッチを駆け巡る。【文:村中望乃/写真:丸山由雅】

▼MF紀野主将
「(1点を追う展開だった)終始攻めていたので、積極的に行くっていうのと、チームのために声を出してやっていました。(SOまでいった気持ち)逆転でSOまでいったので、ここは4回生を中心に。あとは打つ人に任せて絶対に勝つというのをみんなで合わせていきました」

▼中川光
「(プレー中意識していたこと)自分の強みは脚なので、自分が持って行って中でみんなに渡してチャンスを作るということは決めてやっていた。その部分でサイドから攻めるという部分は意識してやっていた」

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