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好機作るもあと1本が出ず、第1代表を逃す

好機作るもあと1本が出ず、第1代表を逃す

◇ 第54回明治神宮大会関西地区第1代表決定戦 ◇天理大◇11月4日◇ほっともっとフィールド神戸◇

天理大000 120 000=3
関 大001 000 000=1

(天)長野、本間-小林
(関)金丸、足立、茶谷、岩井-有馬

1(中)中井颯
2(左)藤原
3(捕)有馬
4(一)富山
5(右)岑
6(三)下井田
7(遊)髙田幸
8(二)佐藤
9(投)金丸

リーグ戦で完全優勝を成し遂げ、神宮決定戦に挑む関大。3回裏に岑幸之祐(社4)の適時打で先制する。先発・金丸夢斗(文3)は序盤を0点で抑える投球。しかし4回に本塁打、5回には四死球でたまった走者を中越適時打でかえされ逆転を許す。その後、好機を作るもホームが遠い。最終回もあと1本が出ず悔しい敗戦となった。

初回、金丸は2死から四球と盗塁でピンチを招くも無失点に抑える。その裏、2番・藤原太郎(法3)が外角中心に攻められるなか、内角のスライダーを見逃さず、右翼線に運び二塁打で好機を演出。関大打線は相手投手の低めの変化球を見極め、カウントを整えるが先制打は生まれない。2回裏、先頭の下井田悠人(経2)が浮いた変化球を捉え、右安で出塁するも走者を進めることができず無得点。

△金丸

3回裏、1死から藤原が四球、2死となり富山雄正(情3)の一ゴロが幸運にも大きくイレギュラーし、右安になる。その間に一塁走者藤原は三塁へ。続く岑が追い込まれながらも内角高めの直球を右前に放ち、先制点をもぎ取る。

しかし、直後の4回表、1死から相手4番に左越本塁打を浴び同点とされてしまう。なおもピンチが続き2死一、三塁から右方向に打球が飛ぶが、これを岑が好捕。勝ち越しは許さない。

△岑

5回表、2つの四死球でピンチを招くと、再び相手4番を迎える。カウント2―3から中越適時打を許し、2点ビハインドに。主戦金丸がこの秋、初の3失点と苦しい展開が続く。その裏、有馬諒主将(商4)、富山の2連打も後続が倒れ無得点。

△有馬
△富山

6回表、関大は足立幸(人2)に投手を交代する。ストライク先行とテンポの良い投球で無失点。7回表は、3番手・茶谷哲兵(経4)が走者を背負いながらも無失点で切り抜ける。その裏、2死から有馬主将、富山の連打で一、二塁の好機を作るも、岑は三振に倒れホームが遠い。8回表は、先頭に安打を許し、盗塁と進塁打でピンチを迎えるが捕飛、三ゴロで守り切る。望みをつなぎたい9回裏、1死から代打・山田悠平(商2)が相手失策で出塁し、藤原も四球で続く。ここで応援の熱量が一層上がるが有馬主将が二飛、富山が三ゴロに倒れ試合終了。第1代表を逃した。

△山田

金丸の公式戦連勝記録は16でストップし、打線も安打の数では相手を上回るが得点に結びつかなかった関大。明日の第2代表決定戦は負けたら4年生の引退と後がない状態に。必ず勝利し、全員で神宮への切符をつかみ取る。【文:櫻田真宙/写真:永松愛、島田采奈】

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