いまロード中
×

リーグ戦最終結果は4位 京産大との入れ替え戦へ

リーグ戦最終結果は4位 京産大との入れ替え戦へ

◇令和5年度関西学生リーグ順位決定戦◇対甲南大・同大◇10月22日◇大阪大学志在館◇

【試合結果】
関大 49中
同大 49中
甲南大 60中
(全80射)
[同中競射(一手)]
関大6-3同大(全8射)
→最終結果 4位

リーグ総当たり戦の結果は1勝3敗。甲南大、同大と勝ち数で並び、順位決定戦への出場が決まった。試合が進むにつれて、甲南大が徐々に2校を離していく。最終的に関大は49中で同大と同中。甲南大には11本差で敗退となった。同大との一手では意地を見せ、6中で勝利。今季のリーグ戦は4位で入れ替え戦へ進んだ。

関大の先発は、大前から植木鈴華(商4)、鈴木聖菜(経1)、折戸千紘(環都4)、小田桐朱璃(商2)。折戸はリーグ戦初出場となった。今季のチームの課題となっていた立ち上がり。それでも、この日の1立目は11中と大きく崩れることはなく、スタートを切った。

△植木

しかし、2立目は6中、3立目は10中で甲南大に徐々に差を広げられる。4立目に入る前の時点で10中差とかなり苦しい展開に。さらに、4立目では折戸に代わってリリーフで出場した岡田湖雪(法2)が3中を記録する活躍を見せるが、チームでは10中と差を縮めることができない。

△鈴木

残り1立で甲南大とは11中の差。この開きを16射で埋めることは現実的に厳しい状況。それでも、同大とはともに27中で並び、気を抜くことは許されない。

△折戸

緊張感が走る中行われた最終立は植木の皆中などで12中とこの日1番の記録が飛び出す。最終結果は、甲南大が60中でリーグ戦3位と1部残留が決定。関大と同大は49中で入れ替え戦への進出は確定したが、4位・5位を懸けた一手による同中競射に進んだ。

△小田桐

同中競射は関大が後攻となる。先行の同大は3中。8本のうち4本以上の矢を的に収めれば勝利となる。その中で、鈴木と小田桐の皆中を始めとし、6中と健闘。リーグ戦は4位という結果に終わった。

△岡田

この結果を受けて、関大は2部Bの京産大との入れ替え戦へ出場が決まった。名門・関大弓道部にとって1部残留は絶対につかみ取りたい。残り1週間で調整を重ね、勝利を手繰り寄せる。【文/写真:大森一毅】

▼富田主将
「リーグ総当たり戦の最終戦が終わってからチームを作り直すべきだと反省をしました。メンバーの選考をし直し、練習の仕方を変えて目標に対する意識を見直しました。(最終結果は4位になったが)リーグの結果に対しては、まだ振り返るのはまだ早いかなと思っています。来週、負けられない入れ替え戦があるので、今はとにかくそこだけのことを考えたいです。(同中競射までもつれこんだが)最後は選手も全員が自分の射をしてあてることができていました。収穫の立ではありました。なので、これを初立から出すことが次に目指すところかなと思います。(リーグ戦初出場者もいたが)夏合宿くらいからメンバーに入れてきた2人でした。その2人が戦力になってきたとわかったのは良かった点だと思います。ただ、あと1本詰め切る力は2人に限らず、全員に足りない部分なので、そこはまだ成長できるところだと思います。(ルーキーの鈴木について)1回生だけどチームを支えてくれている選手です。頼もしいなと思っていて、試合前でもどっしりと構えているところが彼女の強みです。このまま最後まで駆け抜けてほしいと思います。(入れ替え戦への意気込み)この日に向けてやってきた練習は決して間違いではないと思っています。それをもう1週間して全力でやっていきたいです」

Share this content:

コメントを送信