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順位決定戦でリベンジ果たし、流科大に勝利!

順位決定戦でリベンジ果たし、流科大に勝利!

◇2023年度関西学生バスケットボールリーグ戦◇10月22日◇対流科大◇於・大阪商業大学

[第1Q]関大15―22大商大
[第2Q」関大24―14大商大
[第3Q」関大20―17大商大
[第4Q」関大13―15大商大
[試合終了] 関大72—68大商大

予選リーグで唯一敗北を喫した、流科大と再び順位決定戦で相まみえた。第1クオーター(Q)は先制点を奪うも、相手にリードされる展開に。第2Qで逆転をし、後半へとつなぐ。第3Qは、関大がシュートを多く決めて点差をつけた。最終Qでは、相手にスリーポイントシュートを決められると逆転される危機も。西田倫太郎(シス理4)のパスカットでピンチを逃れると、そのまま関大が勝利しリベンジを果たす。順位決定戦を白星スタートとした。

△士気を高める選手たち

ジャンプボールは相手ボールに。玉造大誠(人3)がチャージングを受けるナイスディフェンスを見せた。西村宗大(経1)のアシストパスから玉造がレイアップシュートを沈める。続けて、西村がこぼれたボールをタップシュートでゴールに沈め、4点を取った。関大のベンチは、序盤から今まで以上に盛り上がり、メンバーを鼓舞する。相手にスリーポイントシュートを決められるも、すぐに玉造がスリーポイントで返した。しかし、相手にオフェンスリバウンドを取られ、点につなげられると、ベンチからは「リバウンドしっかり」の声が。佐藤涼真(人3)が相手のドライブをカットし、そのままレイアップシュートに持ち込む。相手のディフェンスにプレッシャーをかけられ、味方同士のタイミングが合わず関大のファンブルが続いた。開始から約5分半、関大はタイムアウトを要求する。佐藤は「自分たちのミスでこうなっている、落ち着こう」と声をかけ、円陣を組み気合いを入れた。タイムアウト明け、讃井泰地(政策4) がフローターを沈め同点にする。岡龍之介主将(人4)のパスカットから西田が走り込み、レイアップシュートを決めた。しかし、相手にもスリーポイントシュートやフリースローを沈められ、7点のリードを許し、第1Qを終えた。

△讃井

続く第2Q、焦らず、自分たちのプレーをしたい関大。西田のナイスディフェンスで相手のボールを奪うと、森脇新大(安全4)がスリーポイントシュートを沈める。久保田凌平(情4)のファールで相手にフリースローを与えてしまうものの、2本とも入らない。岩本悠太(経2)がゴール下で体を張り、ターンシュートを放つ。1本目は落ちるも、自らリバウンドを取り、シュートを沈めた。ここで2点差に追いつくも、スリーポイントシュートや速攻を連続で決められ、なかなか逆転することができない。点を奪ってもすぐに奪い返される、関大にとって苦しい時間が続いたが、西村が速攻でレイアップシュートを沈めたことを皮切りに、試合の流れが関大に傾いた。西村が続けてミドルシュート、スリーポイントシュートを決めると、ベンチは大盛り上がりを見せる。さらに、倉ノ下大吉(人2)のパスを受け取った井ノ元孝多朗(人4)が2点を沈めると、第2Q残り3分、33-33で同点に追いついた。井ノ元のファールで相手にフリースローを与える場面もあったが、焦らず、倉ノ下がフリースローラインからシュート、西村もミドルシュートを沈める。岡主将がカットインから体勢を崩しながら放ったボールがブザーと同時にネットに入った。ブザービートを決め、39-36で逆転し、前半を折り返した。

△岩本

このQで引き離したいところ。西村、西田でボールを回しゴールに近づくもシュートは決まらなかった。3分が経過しようとした時、岩本のリバウンドシュートでこのQ初得点。その後、西村が左からスリーポイントシュートを沈めた。関大が点を決めるとすぐに相手もスリーポイントシュートを決めてくる。応援席はコールでチームを活気づけると、声援に応えるように西村がスリーポイントシュート、倉ノ下がリバウンドやフリースローで点を追加した。このQの残り15秒を切ったところで、倉ノ下が相手のボールをカットし相手の攻撃を止める。そのボールは岡主将の元へ。華麗な弧を描いたスリーポイントシュートが決まった。岡コールで関大が盛り上がりを見せ、第3Qを終える。

△盛り上がる応援席の様子

6点リードで迎えた最終Qは相手のスリーポイントシュートでスタート。相手はゴールの成功率が高く油断ができない。関大はすぐさまタイムアウトを要求した。相手は強いディフェンスを見せる。ここで西田がコートを広く使い攻撃し粘りの攻めを見せた。佐藤のシュートで5点差となるもすぐさま相手にスリーポイントシュートを決められる。残り時間が2分を切ったところで関大が再びタイムアウトを要求した。関大のディフェンスが光り、相手に攻撃のチャンスを与えず。しかし、残り7秒で相手がスリーポイントシュートを決めると逆転となる展開に。ピンチとなるも、ここを西田がパスカットし自ゴールへ攻め込んだ。「最後は絶対に自分のマークマンにボールが行くことは分かっていた。ボールを持たせないようにしようと思っていた」(西田)。その後は自らがフリースローを決め、関大を救う。ここで試合終了の合図。今シーズン唯一敗戦した相手にリベンジを果たした。

△佐藤

順位決定戦を白星でスタートさせた関大。しかし、まだ決められるシュートはあった。2戦目も力を出し切り連続勝利、そして1部昇格に向け、練習に励む。【文:写真/村中望乃、藤井海】

▼井ノ元
「(1次リーグで3点差で負けた相手でしたが、今日の試合を振り返って)リベンジできた点については非常に良かったです。けど、出だしがよかっただけに、途中でペースが落ちてしまったのは課題だと思います。勝ち切れたのは非常にうれしく思います。(常にリバウンドに飛び、ゴール下のプレーを徹底していたが、どのような気持ちで試合に臨んだのか)僕の仕事というのが、リバウンドなどのハッスルプレーで、声を出すのが苦手です。なので、プレーでチームを盛り上げられたらいいなという考えでコートに立っているので、そういったところで自分の役割をきちんと果たせたので良かったです。(チームの課題について)オフェンス力がまだ足りていないのかなと感じています。ディフェンス面では、今日で言えば、相手の攻撃に合わせて途中から修正できたところもありますし、昨日では、得点もそもそも抑えられたのでいいと思います。けど、Qで得点の量が違うので、安定して20点取れるようにとスタッフ陣から言われているので、オフェンス力が課題です。(次戦に向けての意気込み)次戦もしんどいゲームになると思うので、そこでも自分の役割を理解して、リバウンドに絡み、チームを盛り上げていきたいと思います」

▼西田
「(最終Qで勢いがあった)中盤でゲームを決めるという気持ちは結構大きかったので、その部分がプレーにも出たと思います。(最後にパスカットをした。気持ちは)自分のマークマンの選手が、ブザービートで前試合を終えていたので、絶対に最後にボールを持つことは分かっていました。そこに対してはボールを持たせない。持たせたとしても悪い姿勢で持たせるということだけを考えていました。(次戦からの意気込み)次戦はびわこ大で、最後は大教大で。とりあえずは1部入替戦を決めるというところです。あと、個人的に大教大に仲の良い友達がいるので、対戦が楽しみです(笑)」

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