連勝は２でストップ

令和５年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第３節２回戦◇対阪大◇10月６日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇

関　大　０２０　００１　０００＝３
阪　大　１０５　０１０　００Ⅹ＝７

（関）葭安、岐部、森本―福永
（阪）井上、上野―中村

1（中）藤澤
2（左）日高
3（遊）福留
4（右）木下
5（一）橋本
6（指）中野
7（捕）福永
8（二）西田
9（三）古田
先発　葭安

前日の対阪大１回戦でコールド勝ちを収め、前節から２連勝とした関大準硬。このまま連勝を伸ばし、勝率５割復帰といきたいところだったが３回の大量失点が響き、３連勝を飾ることはできなかった。

関大は１回、１番・藤澤駿平（政策３）が左安で出塁し盗塁、続く日高涼汰（経３）も右安を放つ。無死一、三塁のチャンスを作るも後続が倒れ、先制とはならなかった。

先発は葭安凌（化生２）。１回裏、相手１、２番打者に連打を浴び、得点圏に走者を背負うと、二ゴロの間に走者が生還。１点を失った。

すぐに追いつきたい関大は２回。先頭の中野寛都（人２）が四球を選ぶと、福永翔太主将（社３）が初球で犠打を決める。続く西田光汰（化生２）、古田大輔（情３）もそれぞれ出塁し１死満塁のチャンス。藤澤が犠飛を放ち同点に追いつくと、日高の左前適時打で逆転。すぐにゲームをひっくり返した。

次にスコアが動いたのは３回、阪大の攻撃。先頭打者に左安を浴び、次の打者は打ち取ったものの、その後は３連続で出塁を許すと、失策も絡み１点を失う。その後も相手の勢いを止められず打者一巡の猛攻を受け、４点を追いかける展開となった。

４回からは２番手・岐部大凱（社３）がマウンドに上がる。４回には右翼手・木下立清（りゅうせい＝人２）のダイビングキャッチも飛び出し、無失点。５回は３つの四死球を与え、押し出しで１点を追加された。

６回、日高の遊ゴロの間に１点を返す。その裏からは、３番手の森本将太（法１）が登板。７回には相手打線を三者凡退に打ち取るなど、３イニングを無失点に抑える好リリーフを見せた。

４点のリードを追いかける関大だったが、なかなかホームが遠い。９回には先頭の福留涼平（商３）が四球を選ぶも、その後がつながらす試合終了となった。

流れを味方につけることができず、連勝は２でストップしてしまった。リーグも残り４試合。少しでも多くの勝ちを積み重ねていきたい。【文：島田采奈／写真：櫻田真宙】

▽福永主将
「（今日の試合を振り返って）序盤から自分たちのペースで試合が進められていなかった。勝ち越すことができず、情けない試合をしてしまったと思っている。（３回について）盗塁を許してしまったのが大きかった。継投のタイミングを変えていれば違う展開になっていたのではないか。（残る４戦に向けて）崖っぷちという空気感でこの阪大戦に臨んだ。勝つことの難しさをリーグで実感している。次節からはこの試合の反省点を生かした試合運びがしたい」