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1点差に泣きインカレ敗戦 新たな世代へ

1点差に泣きインカレ敗戦 新たな世代へ

第58回全日本大学選手権大会1回戦◇対中京大◇於:富山県岩瀬スポーツ公園

中京大 020 000 0=2
関 大 010 000 0=1

(中)上鶴-濱田
(関)和田-山口

1(中)長尾
2(遊)栗山
3(一)田中
4(捕)山口
5(右)佐々木
6(二)榎
7(左)末廣
8(三)中谷
9(DP)永野
FP(投)和田

昨年に引き続き全日本大学選手権大会(インカレ)へ出場したソフトボール部男子。インカレは4年生の最後の舞台であり、1試合でも長く現役としての姿を見せたかったが、1点差を追いつくことができず初戦で敗戦した。

先発を任された和田龍馬(法4)は立ち上がり、先頭打者に一二塁間を破る安打を許す。背負った走者を犠打で進められ、初回から1死二塁のピンチを背負った。だが、後続は落ち着いて抑え、0点で立ち上がった。

だが、2回にも先頭打者を内野安打で塁に出すと、1死一塁から本塁打を浴び、2点の先制を許した。

△和田

2点ビハインドで迎えた直後の攻撃。この回先頭の4番でスタメンマスクを被っている山口葵育(あおい=社3)は4球目を引っ張り、左方向へ一発をたたき込む。女房役の一発で1点差に詰め寄った。

△山口

3回裏の攻撃は1死から9番の永野侑樹(人4)が内野安打で出塁した。同点の走者を生かしたい場面だったが後続は打ち取られ、1点が遠い展開が続く。

△永野

先発の和田は7回を完投。終盤には球威が落ち、フェンス際へあわや本塁打かという当たりを打たれることが増えたが、2回の本塁打での2失点に抑え試合を作った。

1点を追いかける最後の攻撃。2人連続の投ゴロで2死となり、最後の打者もフルカウントから三振に倒れゲームセット。相手先発の前に2安打しかできず、1点差で敗戦した。

試合後、ナインは目に涙を浮かべる。しかし、チームを率いた田中大輝主将(情4)は笑顔で「悔いなく試合をできた」と語った。この試合で4年生は引退となる。更なる高みへの挑戦は、次の世代へ受け継がれた。【文:𠮷村虎太郎/写真:早川莉央】

△4年生

▼田中主将
「(今日の試合を振り返って)4年生最後の大会でしたし、初戦なのでみんな緊張していたかと思います。初回の入りや守備からリズムを作るというのが関大のスタンスなので、そこを徹底して試合に臨みました。(想定と現実の違いは)お互いに投手がいいので試合前から僅差での戦いになると考えていました。その通り投手戦になりましたが、山口の本塁打の1点にとどまってしまい、もう1点2点が取れればという試合でした。(ソフトボール部での現役生活を振り返って)3年半は早かったです。特にこの1年間はキャプテンを任せてもらい凄く早くも充実した1年間でしたし、同級生後輩にも恵まれて試合をできたと思います。やはり悔しいですが、悔いなく試合をできました。(1番の思い出)個人的にはインカレは毎年印象に残っています。去年は本塁打を打てたので今年も打ちたかったです。チームとしては自分が主将になり関西1部リーグの秋季で優勝をできたことです。(後輩達に向けて)4年生が5人で試合に出ている後輩が多かったので、その経験を次につなげてもらえればと思います。実力もですが人間的にも良い後輩たちなので、今後もいいチームであると思いますし、4年生は応援しています」

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