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手応え、悔しさともに残ったインカレ閉幕

手応え、悔しさともに残ったインカレ閉幕

◇第78回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(トラック)◇3日目◇8月27日◇TIPSTAR DOME  CHIBA◇

[マディソン男子予選]
1組 関大(古賀、西村)
→予選突破ならず

3日間千葉県を舞台に行われたインカレもいよいよ最終日。2日目を終えた時点で、予選突破者を出せていない関大は、なんとか一矢報いたいところ。マディソン男子予選に登場し実力を測った。

マディソンは2人1組となって、ポイントを重ねていく種目。特徴的なのは同じチームの選手同士が交代しながらレースを展開する点だ。ハイスピードな展開の中で、交代時につないだ手を支点に勢いをつけてスピードに乗る。予選1組に登場した古賀仁誠(経2)・西村聡太(商1)組。試合は、序盤から集団の中でレースを進める展開になる。集団前方に出たり、後方に下がったり状況をつかみながらレースは終盤へ。最終局面を迎えたところで全体の真ん中ほどに位置つける。そのまま7位でのフィニッシュとなった。しかし、惜しくも予選突破ラインを越えることは叶わず。決勝への道は閉ざされてしまった。

マディソンを終えて、関大の出場種目は全て終了。3日間にわたって行われたインカレは幕を閉じた。9月上旬にロード種目のインカレが行われるが、トラック種目のインカレは4年生にとって今日が最後。至田恵人主将(商4)が「挑戦することの大切さを学んだ4年間だった」振り返ると、関大自転車部レースパートを率いた黒瀬亮介(人4)は「自分が1年生の時よりチーム全体として強くなっている。(後輩たちには)けがに気をつけて実力を発揮してほしい」と温かい言葉とともにあとを託した。入賞者が出ず、悔しさも味わった今大会。それでも選手たちはすでに前を向いている。来年、同じ舞台で躍動する姿を描き、日々の練習に向き合う。【文:写真/稲垣寛太】

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