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選抜のリベンジ果たす大会16強入り

選抜のリベンジ果たす大会16強入り

◇第71回全日本学生選手権大会◇女子団体◇8月22日◇グリーンアリーナ神戸◇

【試合結果】
[四ツ矢]9中(全12射)
[決勝トーナメント1回戦]シードにより試合なし
[決勝トーナメント2回戦]関大8―8桜美林大(全12射)
→(一手)●関大3-5桜美林大(全6射)

大会2日目は、女子団体戦が行われた。昨年は優勝校に敗れ、ベスト16で敗戦。今回こそ日本一を目指し、試合に挑んだ。

先発メンバーは、植木鈴華(商4)、鈴木聖菜(経1)、吉村涼(人3)。まず、流れをつかみたい1本目は、植木が的中。しかし、鈴木、吉村涼は続くことができない。それでも、2本目は全員が的に矢を収め、挽回する。前半6射で半矢、後半で記録を伸ばしていきたいところだ。結果は、6射中5本を的中され、合計で9中。植木の皆中などで確実に決勝トーナメント進出を決めた。

予選で9中を記録した関大は、シード権を獲得。決勝トーナメントは2回戦からの出場となった。2回戦は日大工科に勝利した桜美林大と対戦する。

2回戦もメンバー変更はなし。好調の植木が的中され、幸先良くスタートする。吉村涼も続き、1本目が終わり相手と2-2の互角の戦いを繰り広げた。関大は、その後も2本ずつあて、大きく崩れることなく互いにカバーし合う。吉村涼が皆中を果たすが、相手も一歩も譲らず最終的に8-8の同的中。1人2本ずつ矢を射る同中競射へ挑んだ。1本目を全員が的中させ、1本差でリードを奪って折り返す。だが、2本目はあてることができない。相手は5中を記録し、3-5と惜しくも及ばず、ベスト16で幕を閉じた。

「実力が出たと思います」と富田真央主将(文4)。満足のいく結果とはならなかったが、選抜大会からの成長を感じる大会にもなった。休む間もなく、およそ2週間後にはリーグ戦を迎える。日本一への最後のチャンスである王座出場。それに向けてまずはリーグ優勝を目指し、残り期間で調整を重ねる。【文:大森一毅/写真:藤井海】

▼富田主将
「選抜大会が終わってから射技の向上や的中を上げることはもちろんですが、楽しんで弓を引くことが大切だと思いました。そこを意識しながら練習に取り組んできました。『楽しんで』というのは楽にという意味ではなく、うまくいかない時も強きで次の試合に挑めるようにチーム作りをしてきました。前日まで調整を続けて戦える状態に持ってこられたところは成長した部分かなと思います。(予選を振り返って)落ち着いて弓を引けた印象がありました。焦ることなく、試合に入ることができたのが的中につながったと思います。(ベスト16という結果については)実力が出たと思います。アリーナという慣れない環境でプレッシャーの中引くことはなかなか経験できないことなので、それをいかに練習から意識して行えるかだと感じました。(リーグ戦までの取り組みは)東京の学校との連日の練習試合と夏合宿があり、まだまだ強くなることができると思うので、その期間を無駄にせずに1本1本大事に練習していきたいです。(リーグ戦への意気込み)集大成を見せて強いということを証明できるように頑張っていきたいと思います」

▼植木
「初矢と止め矢を通して、初立から目標数字を常に出せるようにすることを意識してチームで練習してきました。結果として予選で9中を出して通過できたことは選抜から成長できた点だと思います。(予選を振り返って)私自身、練習から調子が良くて自信を持って皆中を出すことができました。チームとしても最後の1本を全員があてて、自信をつけた上で次の試合に進むことができたのが良かったと思います。(桜美林大戦について)自分があと1本あてていればとか、もっと集中した状態を出すことができればという思いが強いです。すごく的中差をつけられて負けたわけではない中で崩れてしまったところが悔しいです。(リーグ戦までの取り組みは)練習試合が3日間あり、夏合宿もあるので、チームで的中を出して勝ち切ることができるようにチーム作りをしていきたいです。(リーグ戦への意気込み)絶対に1部優勝して王座に出場して王座でも優勝を目指して結果を残したいと思います」

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