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男女共に戦い抜くも大差で敗れる

男女共に戦い抜くも大差で敗れる

◇第46回総合関関戦◇6月10日◇ 関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス 総合体育館2階大フロア

●関大 4ー9 関学大
△森 0ー0
△兼 0ー0
●白藤 0ー1
●左雲 0ー2
●宇都宮 1ー2
●宮本 0ー2
●永田 0ー2
●秦 0ー1
○梅田 1ー0
△内村 0ー0
△寺前 0ー0
○宝田 1ー0
△川端 0ー0
●栗原 0ー1
△山本 0ー0
●末松 0ー2
△藤井 0ー0
●範国 0ー1
○内城 2ー0
○舘井 2ー0

前回は8-3で完勝を収めた剣道部。昨年は新型コロナの影響で出場が叶わなかった女子も出場し、男女共に関学大と相まみえた。だが力及ばず、昨年に引き続き総合関関戦勝利とはならなかった。

関大の先陣を切ったのは森文那(人1)。初太刀から思い切った面を飛び込む立ち上がりを見せる。その後は互いに有効打突に近い打突を打ち合うものの、引き分けに終わる。続く兼彩海(情4)は間合いをうまく使い、遠間から簡単に攻め込ませず、引き分けでつなぐ。2者引き分けで迎えた白藤綾乃(安全2)は開始直後に面を打ちにいくも、合い面を決められてしまい、1本負けで先制を許す。続く左雲詩菜(文4)も初太刀から下がったところを連続技で打ち込まれてしまう苦しい展開に。終盤は相手の面を捉え始めるも、最後は小手を捉えられ敗北を喫する。宇都宮彩花(経3)は強敵相手に白熱した試合を繰り広げるも小手を先取されてしまう。その後は相手の隙をついて面を決め、勝負に持ち込む。だか最後は、立ち合いの間合いで面を奪われ敗れた関大は女子5人終えて3敗と苦しい立ち上がりとなる。

△森
△兼
△白藤
△左雲
△宇都宮

宮本周太郎(安全4)は膠着(こうちゃく)した展開の中思い切って面を飛び込むも、合い面で1本を取られる。その直後、再び面を打ちに行ったところで出ばな小手を決められ2本負けを喫する。永田武(法1)は相手の攻めに対し手元を上げてしまい先に小手を奪われる。その後も取りに返そうと打突を続けるが再び小手を打たれ2本負けを喫した。秦知生(社2)は先に1本を取られる。その後はなんとか打突を続けるが時間切れとなり敗北した。梅田健太(社2)は落ち着いた闘いぶりで鮮やかに胴を決め、関大勢に初勝利を持ち帰る。内村元(環都2)は高い身長から、鍔迫り合いの場面で強い面を打つことに成功するも、有効打突とはならず、試合は引き分けに終わる。

△宮本
△永田
△秦
△梅田
△内村

寺前俊佑(人2)は上段の相手に上手く戦うも引き分けに終わる。宝田将吾(商3)は初太刀で胴を狙う相手に鋭い小手を打ち込み1本勝ちを収める。川端息吹(人3)は体格差のある相手にくらいつく。途中はコテ返し面の惜しいあたりを打つなど、健闘を見せるも引き分けに終わる。栗原蒼空(経3)は中盤に竹刀を落として反則を取られてしまうとその直後、小手を狙われ、1本を許し敗北する。山本凌平(シス理4)は相手に応じ技を何度も仕掛けられながらも、打突を続け引き分ける。

△寺前
△宝田
△川端
△栗原
△山本凌

悪い流れの中、反撃の狼煙を上げたい関大。だが五将の末松輝(人4)は開始早々に小手を撃たれ先制されると、その後は止まったところを飛び込まれ2本負けを喫する。続く藤井魁大(人4)は遠間から思い切った面を多用するなど躍動感のある試合を見せ引き分けに。範国智也(商4)は先に面を先取されると、その後は落ち着いた攻めで好機をうかがうがそのまま1本負けを喫する。副将の内城毅(法4)は序盤から果敢に攻め、面で1本を手にする。その後は打ち気の相手の小手を素早く捉え完勝を収めた。大将の舘井慎太郎(経4)は近い間合いからの面を豪快に決め先制する。その後はわずかな隙を逃さず小手を打ち込み、2本勝ちを決めた。チームは敗れたものの副将、大将が圧巻の戦いぶりを披露し、意地を見せつけた。

△末松
△藤井
△範国
△内城
△舘井

今後は全日本学生選手権大会、関西学生優勝大会、全日本学生優勝大会と大きな大会が続く。全日優勝の目標に向け、関大剣道部は精進を続ける。【文/写真:荒川拓輝】

▼舘井主将
「(試合を終えて)去年勝っていたので今年も勝ちたい気持ちで臨みました。最初にリードされて男子が返さないといけませんでした。でも気持ちや勝負に勝ちたい部分が関学に負けていたのが大きな差だったと思います。(去年は女子は出場できなかったが、今年は出場できたことについては)関関戦ぐらいしか男女で一緒に戦う機会がないので嬉しかったです。全員で勝ちたい気持ちがありましたが難しかったです。(チームが負けている中で最後に勝利で収めましたが)副将の内城がしっかり勝ってきたので自分も大将として勝たなあかんという気持ちでやりました。(今後の目標は)7月にインカレ個人があるのでそこで優勝することと、全関と全日の団体戦で優勝することが目標です」

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