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西日本1部を死守!

西日本1部を死守!

◇第97回西日本学生選手権大会◇6月4日◇堺市大浜公園相撲場◇

【1部団体リーグ】


[1回戦]

○先鋒 大角 突き落とし

●二鋒 坂本 押し出し

●中堅 李 寄り切り

●副将 森田 下手投げ

●大将 橋本 押し出し

●関大1-4金学大

[2回戦]

●先鋒 大角 引き落とし

●二鋒 坂本 押し出し

●中堅 李 押し倒し

●副将 森田 寄り切り

●大将 橋本 寄り切り

●関大0-5近大

[4回戦]

○先鋒 大角 押し倒し

○二鋒 坂本 吊り落とし

○中堅 李 寄り倒し

●副将 森田 小手投げ

●大将 橋本 寄り切り

○関大3-2九情大

[5回戦]  

●先鋒 大角 押し出し

●二鋒 坂本 寄り倒し

●中堅 李 上手投げ

○副将 森田 引き落とし

●大将 橋本 小手投げ

●関大1-4愛学大

[6回戦] 

○先鋒 大角 押し倒し

●二鋒 坂本 突き落とし

●中堅 李 寄り切り

○副将 森田 寄り倒し

○大将 橋本 押し倒し

○関大3-2同大 

【7回戦】

●先鋒 大角 突き落とし

●二鋒 坂本 押し出し

●中堅 李 寄り倒し

●副将 森田 押し倒し

○大将 橋本 寄り切り

【1部個人トーナメント】

森田 ベスト16

大角 2回戦敗退

李 1回戦敗退

坂本 1回戦敗退

森 1回戦敗退

橋本 1回戦敗退

うれし涙を流したあの日から1年。関大は名門・報徳高から2人のルーキを迎え、強さにさらなる磨きがかかった。1部の座を守るべく臨んだ1部団体リーグ戦。補い合いの相撲で2勝9点の好成績を残す。全体の6位に入り、見事、1部の座を死守した。

△昨年、1部昇格を決めたメンバー

2部団体リーグ戦を終え、1部団体リーグ戦に上がってきたのは愛学大。昨年、同じ舞台で対峙(たいじ)した際には3-2と関大に軍配が上がった。今年も愛学大との一戦が残留へのかぎとなってくるはずだ。

△今年のメンバー

初戦、西に迎えたのは金学大。先鋒・大角悠誠(人1)は立ち合いで相手を土俵際へ一気に追いやると、過敏に動く相手にも攻めの突きを繰り返す。突き落としで白星を挙げ、チームの勝利数に貢献した。しかし、その後の4人は勝利を収めることができず、1-4で2回戦を迎えることになる。

△大角

2回戦も近大戦と、滑り出しから西日本1、2と戦う状況。勢いに乗るには難しい状況だったものの、橋本琉(経1)は大将を務める相手にも土俵際で粘りをみせるなど、序盤で体を慣れさせることができた。4回戦にはついに金星を手にする。

△橋本

九情大との一戦。先鋒・大角が相手の上半身を攻め押し倒しで勝利すると、二峰・坂本明優(社3)も体格差のある相手を瞬殺し勝ち星を重ねる。ここで土俵に上がったのは李仁主将(文4)だ。この日はなかなか白星を挙げられず苦しい時間を過ごす。さらに、次の相手は軽量クラスで世界ランク1位の選手。そんな相手にも、「絶対自分で決めるつもりでした。」と李主将。寄り倒しで相手を土俵外へやり、ガッツポーズを掲げた。この勝利でチームも勝利を決める。

△坂本
△李主将
△ガッツポーズの瞬間

勢いそのままにライバル・愛学大を倒したいところ。しかし、4回戦とは裏腹に、得た勝利数は副将・森田力輝亜(人2)の1だけ。倒したい相手だっただけに選手は悔しい表情を見せた。

気持ちを切り替え、迎えた最終戦。昨年4位の同大と相まみえた。先鋒戦は勝利するも、二鋒、中堅戦は惜敗し流れを相手に渡してしまう。それでもチームは諦めなかった。副将・森田は立ち合いすぐに相手のまわしを取り優勢となる。そのまま全体重を相手にかけ、相手を倒す。勝負のゆくえは大将・橋本に任された。

△森田

大将・橋本は早々まわしを取られるピンチに。それでも、会場一の応援を背に方向を変え形勢逆転する。相手も土俵際で粘りを見せるも先に倒したのは橋本。見守るメンバーの前で勝負を決め、全員で沸いた。橋本は続く朝日大でもチームで唯一白星を挙げ、1年目から西日本の舞台で名を轟かせた。

△橋本の勝利で沸く
△応援に駆けつけたOBたち
△1部団体リーグ戦ではチームを支えた森直輝(シス理2)

結果、6位となり1部残留を決めた。昨年から1つ順位を落としたものの、「関大が1部で戦っていけること」を知らしめた。また、1部個人トーナメント戦でも、森田が2回戦で近大の選手を倒しベスト16に。チームの成長を見せつけた大会となった。しかし目標は「インカレのAクラスで相撲を取ること」と李主将。課題を克服し、必ず念願を達成してみせる。【文:写真/木原綺音】

▼李主将

「(今年のチームの雰囲気について)今年のチームは今まで通り仲は良いと思います。みんなストイックで先輩後輩関係なしにアドバイスしあっています。(九情大戦を振り返って)九情戦は大角、坂本と勝ってくれたので、絶対自分で決めるつもりでした。あまり突っ込みすぎず冷静にいけたと思います。(今後の課題)今後はインカレのAクラスで相撲を取るのがチームの目標です。まず、次の選抜大会で1勝でも多く勝てるように、支え合うチームになれるように頑張ります」

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