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1勝差で敗北し、悔しい結果に

1勝差で敗北し、悔しい結果に

◇第46回総合関関戦◇6月3日◇於・関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス新学生会館◇

[女子]
関大0−3関学大
●先鋒 不戦敗
●中堅 土井 0‐2
●大将 丸谷 0‐2

[男子]
関大3‐4関学大
●先鋒 岡田1‐2
●次鋒 瀧澤1‐2
◯三峰 坂本2‐1
◯中堅 内畑谷2‐0
●三将 藤井2‐1
◯副将 後藤2‐0
●大将 籠谷0‐2

学生拳法は関関戦から始まったと言われ、伝統の一戦と由縁がある。昨年の関関戦で、敗北を喫した関大はリベンジをかけて試合に挑んだ。4月に行われた西日本大会では、関学に勝利しているため、勝利が期待されていたが惜しくも1勝差で惜敗した。

まずは女子選手のエキシビションマッチが行われた。先鋒は関大の選手が不在のため、不戦敗に。中堅に登場したのは土井萌々香(化3)。相手は格上の二段だったが、果敢に攻めた。開始後すぐに、面を突かれ後がなくなる。その後も手数を増やし攻撃を仕掛ける。最後は、組み試合に持ち込むが相手に抑え込められ、2ー0で敗北。関大の黒星が決まった。大将・丸谷友美(経3)は関大の意地を見せたいところ。序盤から組み技に持ち込むも相手に倒され、窮地に立つ。足を使い、必死に防御するも抑え込み胴突きで先制される。追いつきたい丸谷だが、相手は攻撃の隙を与えてくれず、2本目も取られてしまい、2ー0と悔しい結果に終わった。

△土井
△丸谷

一方の男子は、先鋒で岡田英努(法2)が登場。西日本大会でも先鋒を務めた岡田は、関大拳法部の試合の流れを作る重要な役割を担った。この日の岡田は、自ら攻めることが少なく、やや控えめな試合を展開した。開始1分、相手の横蹴りが胴に命中し、先制される。先を越された岡田は1本を取り戻すべく、連撃を繰り返す。それが功を奏し、面突きで1本を取り戻す。しかし、その後に相手から組み技でで倒され、惜しくも2ー1で敗北した。次鋒は足技が得意な瀧澤諒(商4)。試合開始直後から胴に対する足技を連覇流。胴突き蹴りで一本を先取した。その後、抑え込み面突きをくらってしまい振り出しに戻る。三本目は瀧澤の足技を駆使した攻撃が続くが、足を相手に掴まれてしまい、股蹴りで二本選手され、黒星となった。

△円陣を組む選手たち
△岡田
△瀧澤

流れを変えたい関大。三峰・坂本一蔵(商4)は組み技を得意とする松田(関学大)と対峙(たいじ)した。西日本大会ではこの松田の組み技に多くの選手が悩まされた。しかし、坂本は日頃の練習で投げられないように組みの練習をしてきたため、投げられなかった。試合開始後は、坂本の面突きが連発し、一本を獲得。残り30秒で同点に追いつかれるも、坂本は後ろに下がることなく、めげずに攻撃を仕掛けた。ラスト10秒、坂本が最後の力を振り絞り、面突きで二本を先取。関大に1勝をもたらした。

△坂本

このまま勢いに乗り、中堅は内畑谷将(法1)。今、拳法部で一番熱い新人だ。対戦相手も内畑谷と同じく、大柄な選手であったがスピードでは内畑谷に軍配があがる。攻撃を受けるも、ガードが固いため一本も取られない。危なげない試合が繰り広げられた。面突き二本先取で関大は同点に追いつく。

△内畑谷

三将は藤井宏彰(文3)。二段と実力ある藤井だが、この日は不調だった。攻撃を仕掛けるも、決定的な一撃がなかなか出ない。相手に面突きで先制され、その後に一本を取り返すも、流れは相手に逢えり、抑え込み胴突きで敗北した。

△藤井

副将で登場したのは後藤琉碧(るきあ=文1)。1年生とは思えない、プレッシャーの掛け方で場外ラインギリギリまで追い詰め、相手を圧倒する。完全に後藤ペースの試合が展開される。胴膝蹴りと面横打ちで圧勝し、勝敗の行方は大将戦に委ねられた。

△後藤

大将・籠谷郁吹(経4)は、カウンター攻撃を狙う戦法で試合を進めた。しかし、相手に先制された籠谷は本来のポテンシャルを十分に発揮することができず、2ー0で敗北。関大の勝利はお預けとなった。

△籠谷
△試合後の選手たち

次戦は、7月に全国選抜大会が控えている。今回の悔しさを糧に東京の地で実力を発揮してくれることだろう。【文:丸山由雅/写真:木村遥太】

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