強豪校に逆転勝利！インカレ出場決定

◇令和４年度関西学生選手権大会６日目◇対京産大◇10月23日◇大山崎町体育館◇

［１回戦］龍大21ー45関大○

①片山　　３(３)ー(５)　５ 橋本
②田尻　　６(３)ー(５)１０　加賀
③丸小　１０(４)ー(５)１５　陰平
④田尻　１２(２)ー(５)２０　橋本
⑤片山　１５(３)ー(５)２５　Ｒ小野原
⑥丸小　１７(２)ー(５)３０　加賀
⑦Ｒ出口　１９(２)ー(５)３５　Ｒ小野原
⑧丸小　１９(０)ー(５)４０　橋本
⑨片山　２１(２)ー(５)４５　加賀
　Ｒ出口　　　　　　　　　Ｒ小野原

［２回戦］朝日大43ー45関大○

①永松　　７(７)ー(２)　２　浅田
②谷尾　　１０(３)ー(６)８　加賀
③野中　１５(５)ー(２)１０　橋本
④谷尾　２０(５)ー(６)１６　浅田
⑤永松　２５(５)ー(８)２３　橋本
⑥野中　２９(４)ー(３)２６　加賀
⑦谷尾　３５(６)ー(４)３０　橋本
⑧野中　４０(５)ー(７)３７　浅田
⑨永松　４３(３)ー(８)４５　加賀
　Ｒ小幡　　　　　　　　Ｒ小野原

［３回戦］●関大42ー45京産大

①浅田　　５(５)ー(０)　０　梅村
②加賀　　１０(５)ー(２)２　佐竹
③橋本　１５(５)ー(10)１２　沼尻
④浅田　２０(５)ー(６)１８　佐竹
⑤橋本　２５(５)ー(５)２３　梅村
⑥加賀　２６(１)ー(７)３０　沼尻
⑦橋本　２９(３)ー(５)３５　佐竹
⑧浅田　３７(８)ー(５)４０　沼尻
⑨加賀　４２(５)ー(５)４５　梅村
　Ｒ陰平　　　　　　　　　Ｒ越智

　最終日はサーブル男子団体戦が行われた。１回戦は難なく突破し、２回戦では強豪校の朝日大を撃破。惜しくも賞状には届かず４位だったが、インカレ出場権を手にした。

　１回戦は、入れ替え戦で勝利経験のある龍大と対戦。これに勝てばインカレ出場権を手にする大事な試合だ。１戦目の橋本拓磨（環都４）は先制を許すものの、３連続得点でリズムに乗り５−２と差をつける。２戦目の加賀匠馬（商４）も５得点の活躍で関大の流れをキープし、続くは１回生の陰平尚弥（情１）は落ち着いたプレーを見せ５得点の大健闘。ガッツポーズも見せた。リザーブで入った小野原寛人（社１）も４連続得点などの活躍で、45―21と圧倒的な差をつけ１回戦を突破した。これにより、男子サーブル団体のインカレ出場が決まった。

　続く２回戦は、サーブル強豪校の朝日大との対戦だ。１戦目の浅田から２―７と点差をつけられるが、２戦目の加賀が５連続得点などの好戦で、８―10と２点差まで追い上げる。３戦目橋本、４戦目浅田悠耶（商４）は取っては取られての拮抗（きっこう）した展開が続く。５戦目の橋本は８得点で一時同点に追いつきベンチからも歓声が沸くが、その後またかわされ追いかける状況は変わらない。６戦目加賀、７戦目橋本も積極的に攻めるも点差は５に開き、迎えた８戦目の浅田。相手の得点を上回る活躍で37―40と３点差に詰め寄り、アンカーの加賀にバトンをつなぐ。逆転するには８得点が必要な厳しい場面。「エースとして勝たなきゃいけないという強い気持ちで臨んだ」と加賀。研ぎ澄まされた集中力で相手を圧倒し、見事逆転勝利を果たした。加賀の45得点目にはベンチも一斉に立ち上がり、メンバー全員で喜びをあらわにした。

強豪を撃破し勢いに乗る関大は、立命大と相まみえた。初戦の浅田が５−０と幸先の良いスタートを切り、２戦目の加賀も５−２と序盤から相手を突き離すが、ここから相手が徐々にリズムをつかみ始める。３戦目橋本が５―10、４戦目浅田が５−６と相手の勢いに押される。５戦目の橋下は５−５となんとか食らいつくが、６戦目の加賀が１―７で逆転を許した。７戦目の橋本は先制するものの、相手の連続ポイントもあり29―35と差をつけられてしまう。直後に浅田が５連続得点などで37―40と詰め寄るが、あと３点が遠く42―45で惜しくも敗北となった。

　３位決定戦では、同大と対決。１戦目の浅田は３−５と相手にリードを譲る形になったが、続く加賀が７−１の活躍で逆転に成功。しかし橋下、浅田が相手の圧力に飲まれ、大量得点を許してしまう。21―28と７点ビハインドで２巡目を終えた。まずは同点に追いついたい７戦目の橋下が先ほどの借りを返す好戦を見せ７−５で差を詰める。しかし浅田、加賀ともに積極的に攻めるが、中盤に広げられた点差を詰めることはできなかった。

　４位という結果になったものの、２回戦で強豪を撃破できたことの収穫は大きい。この自信を胸に、残るはインカレでその実力を発揮するのみだ。【文／写真：合田七虹】